”スタートアップ”という何者でもない自分と懐かしい焦燥感

ここ数日、強く感じること。それは焦り。焦燥感。

年明けのリリースに向けてwebサービスの準備をしているわけですが、twitterやfacebookを見ていて目に飛び込んでくるのは、何となく考えが近い(けど分野は違う)ようなサービスのリリースとか、近しい分野でやっているサービスの資金調達のニュースとか。

そういうのを見るたびに、「急がなきゃ」「早く世の中に出したい」と思う気持ちが強くなる。

「スタートアップの1日は一ヶ月」というような言葉は以前から聞いてはいたけれど、改めて自分がその立場になってみると強烈に感じる。

とはいえ、リリース日が一気に一ヶ月も早まるわけでもなく、今できること準備できることをコツコツ積み上げるしかない。

ふと、「この感覚、なんだか懐かしいな」と思い、何だったか考えてみたら、浪人時代のそれと近いんだな、と。

僕は高校三年の時、全ての大学に落ちて(そもそも数を絞り過ぎてた)一年間の浪人生活を過ごしました。同級生は大学生となり、サークルやバイトで楽しそうにしている。自分は「何の所属もない」学生?で勉強するしかない。どれだけ自信があって、焦っても辛くても、受験の日は早まらない。

すごく似てるなぁ、と思う。

当時は、その辛さから枕を殴ったり筋トレしたり、まだまだ自分の精神的な安定を取れずに苦しむ事もあった。

でも今は、そういう不安定さはない。これは単純に歳をとったからなのか、メンタルバランスを取れるようになったのかわからないけれど。とはいえ、焦る気持ちは変わらないし、より強まっている。

サービスが出てしまえば、あとはどう伸ばすか工夫していくしかないし、ユーザーと対話する事もできる。そう考えると、「今この時間」が一番もどかしくてたまらない。

でもきっと、この時間も先々のサービスの成長のためには必要なんだと思う。どれだけ考え抜けるか。どれだけいろんなパターンを想定できるか。

「やってるけど成果が出ない」のと、「何も成果を出しようがない」は全然違う。でもまあ、これも通るべき道なんだと思って、楽しんでいくしかないんだろうな、と。

こういう気持ちもちゃんと残しておいて、後から振り返って読みたい。

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