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ガミガミおばさん

今日の出来事。


一車線の細い土手。

対向車が過ぎるのを待っている私の車の前を通りすぎた自転車2台。

ふと何気なく見ていると、2台目の自転車女子、持っていたアイスの棒を捨てた。

・・・捨てた!?

こんな堂々と!?

まじか!?


気付いた時には、窓を開け怒鳴っていた笑

「コラーッ!どこの中学生か!」

「ここはゴミ箱じゃない!ゴミはゴミ箱に捨てなさい!!」


ダッシュで逃げるチャリ2台。

残されたアイスの棒。


ふと思い出す。

昔、私が中学生の頃、近所にガミガミおばさんがいたなと。

「だらだら歩くんじゃない」

「挨拶の声が小さい」

「雨が降るから早く帰りなさい」

登校ルートにおばさんの家があって、登下校中に毎日声をかけられた。

普通の挨拶さえもガミガミ怒られているように感じて、

だから、あだ名は『ガミガミおばさん』。

怒られるのが怖くて、おばさんの家の前は早歩きしたっけな。


今こうやって書いても思う。

おばさんの愛。

言い方は不器用だけど、雨の日も外に出て登下校を見守ってくれてたな。

今だから分かる。

あの時は、ただただ怖いおばさん。


あ、今日の私もこの子たちからしたら、ガミガミおばさんなんだろう。

「うわっ、怖っ!」

って、きっと思っただろうこの子達の感情はあの頃の私と同じ。


ただ違うのは、今日の私は「カチン!」ときて言ってしまっただけ笑

まだまだ、ガミガミおばさんの愛には程遠いけど、

いつかそんな大人になるのも悪くないなと思う。


今の時代、よその子に怒ったらダメなのだろうけど、、、

どんな時代であろうとも、ガミガミおばさんは永遠に不滅であってほしい。


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