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もしも僕が家を建てるなら 第2話

第2話は、「自然素材がいい」です。

床は無垢の杉、壁は漆喰がいいですね。
家具も建具も、無垢の木でつくりたいです。
いろいろな種類の樹木を使ってみるのもいいですね。

自然素材の良さは、いろいろあります。
表面の温かさや調湿効果など、性能に関わること。
なんか落ち着くなぁっていう、心理的なこと。
暮らしの中でどんどん味わい深くなっていく、その姿に愛着もわくでしょう。

そしてなにより、生きもの同士の付き合いが、そこにはあるように思います。

汚せば汚れるし、その汚れは完全には落ちないかもしれない。
外で木材を使ったら、すぐにくさってしまうかもしれない。
それに、木は伸びたり縮んだりして、漆喰はひびが入ったりします。

もちろん、設計も現場も、あれこれ工夫します。
でもやっぱり、最善は尽くすものの、完全にコントロールはできない。

それは、お互い生きてるからだ。

そう思うようになりました。

我々の都合だけ考えていてもしょうがない。
すべてコントロールしようとなんか思わず、おおらかに、なんとかなるさと思って、ともに暮らしていくこと。
それはきっと、かけがえのないものなんです。

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