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ライブ配信がオンラインとオフラインの架け橋になりたい

昨今のご時世で、導入せざる負えなくなったオンラインの力。
zoomといったビデオ会議の認知度も今年に入って急激に上がったように感じます。

これまでリアルに人と会って、コミュニケーションを取り、色々なものを感じ取りながら情報を得ていたのですが、人と簡単に会えなくなってほとんどの情報はネットから得ることが多くなったような気がします。

オンライン中心の生活になって良い点

私たちぐっでぃテレビのスタッフは4月より本格的にオンライン中心のワークスタイルとなりました。
オンラインが中心となってよかった点は、移動時間など無くなった分、時間が有効活用できるようになったことです。

私の場合4月以降、よくzoomなどを使った勉強会に参加するようになりました。これまでだと私たちの地域で言えば映像制作系の発表会や勉強会といえばだいたい大阪や神戸で行われることが多かったので、参加する日は仕事の調整を行いあらかじめ早めに切り上げて会場に向かうのでなかなかハードでした。

オンラインでの勉強会に切り替わってからは、勉強会の10分くらい前まで作業を行い、開始の5分くらい前から参加するって感じでギリギリまで作業が出来ます。なので作業がたまっている時でも気軽に参加できるようになりました。

「これまでなら絶対に参加したい」と思う勉強会に絞って参加してきましたが、オンラインでは仕事時間の圧迫が少ない分「ちょっと興味あるなぁ。」って感じの勉強会も参加できるようになりました。
意外とちょっと興味あるなぁって勉強会で意外な気づきがあったりするので、今まで参加する前に内容を抜粋しすぎていたなぁって反省しています。

オンライン中心の生活になって感じたことをまとめてみました。

【オンライン中心のメリット(これまでと変わったこと)】
◆ 移動時間がないので時間が有効活用できるようになった
◆ 勉強会などは拘束時間が受けている時だけなので気軽に参加できるようになった。
◆ スタッフ・クライアント様問わず、打ち合わせ、会議時間が短くなった(ような気がする。雑談が減った?)(メリットかなぁ(笑))
◆ いつでも仕事出来るようになった。(これもメリットかなぁ(笑))

【オンライン中心のデメリット】
◆ オンラインのやり取りでは熱量を感じづらい
◆ 人と会う機会が少なくなったので息抜きが少なくなった
◆ オンライン上だけではお付き合いや関係性を深くしづらい

オフライン中心の生活の良かった点

一方これまでのオフライン中心の生活の良かった点といえば、無駄が楽しく意外と有益だったこと。
スタッフ間の他愛のない雑談からお客さんとの打ち合わせ前や後にある挨拶や近況報告なんかはめっちゃ楽しかったし、同時に自分以外の人の考え方や感じ方を体感できるとても大切な時間だったんだなぁ感じるようになりました。

またクライアント様をはじめ意外と色々な人と会ってたんだなぁって感じました。そのことによって全国レベルの話ではなく自分の生活圏で起こっていることや変化していっていることについて色々と情報が入っていました。(近くにパン屋さんがオープンしたとか、クライアント様とのやり取りだと、最近○○の時期だから忙しくてねぇ~とか)
そんな積み重ねがお互いの関係性につながっていたんだなぁって思います。

これまでの生活の良かった点と大変だった点をまとめてみました。

【オフライン中心のメリット】
◆ 一見無駄と思える時間(雑談など)がめっちゃ大切な時間(そこで感じるものは人生の宝だと思えます。)
◆ 阿吽の呼吸を直接感じやすい。(モチベーションアップにもなりますし、やりがいにもなります。)
◆ 外を歩ているだけでも感じることがいっぱい。(風のここちよい季節になってきたなぁ~。こんな日は冷たいものを食べたいなぁなど)
◆ 会えば会うほど深まる仲や関係性

 【オフライン中心のデメリット】
◆ 時間のロスが多い(私は意外と嫌いじゃないけど)
◆ 会う人が限られてくるので広く知ってもらうのは難しい
◆ 色々と足を運ぶことも多く、情報収集に労力がかかる

オフライン&オンライン ハイブリッドの時代を考える
オンライン=なんでも気軽 オフライン=無駄が楽しい

「新しい生活様式」を取り入れたうえで、これから徐々にオフライン(これまでのようなリアルな人と人との交流)の生活も戻ってくると思います。(というか今までのように安心して人と人が合える世の中が戻ってきてほしい・・・。)

オンライン中心になって感じたメリットは、とにかく何でも気軽なこと。勉強会も気軽だし、調べ物も気軽。ネットショッピングだって店員さんと話しなくて済むので気軽ですよね。

逆にオフライン中心で良かった点は、とにかく無駄が楽しかった。勉強会後に参加者さんと雑談したり、機材を調べに機材屋さんに行って、顔なじみのスタッフさんに色々教えてもらったり、服屋さんにふらっと立ち寄って店員さんとお洒落トークしたり(私はそんなにお洒落ではありませんが・・・)そんな時間すべてが楽しかった。

勉強会などで大阪や神戸まで行ったときに買って帰るお土産(551の豚まん)に喜ぶ家族の顔も私の楽しみの一つだったなぁ。

オンライン中心になって利便性はアップしたけど、ちょっとしたおまけの楽しさが少なくなったかなぁって思います。そしてまたそのおまけの楽しさから感じる気づきも大切だったような気もします。

【おまけの楽しさの大切さ】
◆ 勉強だけでなく参加者や講師の方との雑談(こんな感じでみんな頑張ってるんだなぁっていう刺激や励み)
◆ 機材を知るだけでなくほかの馴染みのお客さんとのやり取り(うちはこんな感じでこの機材使ってますよとか、最近こんな案件で映像作りましたとか言ったような情報交換)
◆ 外に出て実際のお店で買い物をする時の店員さんとの他愛のないやり取りでほっこりする時間(気分転換にもなる)
◆ 仕事や学校でバラバラの時間を過ごすからこそ家族が帰ってきたときの高鳴る思い
◆ お土産を買って帰る楽しみ

ライブ配信だったら、オンラインとオフラインを繋げられるんじゃない

私たちは映像制作をしているので映像が何か世の中の役に立たないかなぁってよく事務所内で話をします。
そんな中、スタッフ間よく話題となるのがライブ配信による情報発信。

ライブ配信ならオンライン上でもリアルタイムに人の表情、息遣いを感じることが出来ます。

またあらかじめ用意されたテキストや画像とは違い、予測不能なやり取りが人間味があり他のメディアにはない親近感や面白さがあります。
オンラインの気軽さとオフラインのような五感で感じるリアルタイム感、そしてオンラインでの出会いからオフラインでの付き合いに発展できるそんな立ち位置にあるのがライブ配信じゃないかと考えてます。

ライブ配信でファンミーテング

今私たちがオススメしているのがライブ配信でのファンミーティングです。ファンミーティングって何をするのって思われる方も多いと思いますが、単純に企業やお店がライブ配信を使って扱っている商品やサービスについて形あってみてはどうでしょうか。

例えばお菓子を作っている製菓会社の場合。開発部の方による自社製品のお菓子のちょっと変わった食べ方などを語り合う座談会形式のファンミーティング。実際にざっくばらんに食べてそこで語り合う、リアルタイムに視聴者さんからは自分独自の食べ方などを募ってみたりして、企業とユーザーが交流の場としてライブ配信を活用します。

北欧系の家具を扱うショップが働く店員さんを集め、自分たちの好きなインテリアを語る座談会をライブでするなんてのも面白いと思います。

とにかくライブ配信は楽しんでいる姿を見てもらう

とにかくライブ配信は楽しんでいる姿を見てもうことが重要だと思います。その姿をみて発信者である企業やお店のリアルな人となりを感じます。

(こんなに色々こだわって商品を作っているだぁ。とか、難しそうな製品を作っているけど開発している人は人間味があって親近感がわくなぁ。とか、ここのお店、お洒落で憧れるなぁ。などなど)

内容はどんなにニッチでも構いません。むしろニッチなほうがいいと思います。

またどれだけたくさんの見てもらえるかというのも、私はあまり重要ではないと考えます。
それよりも少ない人数でもよいので一緒に楽しんでもらえる視聴者が一人でも増えることが重要だと思います。つまり少ない人数でいいのであなたの製品やお店に興味を持ってもらうことが大切だと思います。

オンラインの気軽さから始めよう

オンラインの良さはとにかく気軽なことなので、ライブ配信も見ることに関しては気軽です。youtubeなどを使ったライブ配信なら閲覧に手続きも必要ないので通りすがりに見ることが出来ます。

(アーカイブを残しておけばライブ配信中に見ることが出来なかった人もその後、見ることもできますね。)

ちょっと面白いなぁと思ってもらえたらコメント欄に書き込みをすることで交流が生まれます。

(この商品こんなことできますか?といった質問から私はこんなテイストが好きです。みたいな他愛のないことまで)

ここでちょっとワンステップ、ユーザーさんとの距離が近づきました。

オフラインで全くその企業やお店の中を知らない状態で門戸をたたくのって意外と勇気がいりますよね。ライブ配信を見てからなら、よりリアルに企業やお店の人となりやこだわりを感じ、交流してもらうことでそのハードルを低いものにします。

従来からあるオフラインの良さ、楽しさも残していきたい

導入はオンラインの気軽さを活用し、実際に店に来てもらったり、企業の場合、リアルな展示会やイベントなど行ったり、製品に興味を持ってくれたクライアントとあったりしてオフラインにつなげていくことも大切です。

オフラインの良さは阿吽の呼吸を互いに感じることが出来ることや、お互いの関係性を深く築けること、信頼関係もアップします。

新しいものは取り入れて、良いものは残していく。世の中はそうやって変化してきたと思います。
オンラインは気軽だけど、リアルな世界とはなにか違う異次元な存在。オフラインは無駄だらけ、だけど温かみがあって呼吸を感じる。

5Gもいよいよ本格的に始まる今日。
私たちはライブ配信がより一般化されるよう、技術や文化の発展に尽力し、オンライン・オフラインを行き来できる(マトリクスみたいですね)新しいスタイルを築いていきたいと思います。


【あとがき】
以前のような何気ない普段の日常を表したアイキャッチ選びたいと思い、初めてみんなのフォトギャラリーを活用させていただきました。
そんな中「三輪夏生」さんという方の「年末感」という題の素敵なイラストを見つけたので今回使用させてもらいました。

日常のありがたさや温かさを感じるイラストだったので季節外れですが選べせてもらいました。
三輪夏生さん素敵なイラストをありがとうございました。


このイラストのように普段の何気ない日常って実は幸せに満ちているんだなぁってひしひしと感じさせられます。

何気ないみんなが笑って過ごせる日常が早く戻ってきますように。

読んで頂きありがとうございます。 『映像制作をもっと身近に、もっと気軽に』という思いでnoteを始めました。 noteでは映像制作に関するtipsや話題をはじめ、ぐっでぃテレビの中の人たちによる他愛のないお話まで幅広く綴っていきたいと思います。