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その人の属性に何の価値がある?

私が割とどうでもいいと思っていることを、気にしている人は世の中にそれなりにいるらしい。

年齢
性別
セクシュアリティ
人種
社会的属性(シングルマザーや障害のあるなしなど)
などなどなど。

そんなもん気にしてたら2ヶ月にいっぺん友人たちとご飯食べに行ってないし(友人言うても夫以外みんな40代なのである)
同人活動で得た萌えポイントの変わった友人達(夫含む)とも壁があったままだったろう。
ワンランさんの現場で見かける方々にも、もしかしたら偏見を抱いていたかもしれない。

寝落ちしながら(本当はこの記事は昨日のうちにアップする予定だったのであるが、時限爆弾のように効く睡眠薬がスマホをいじる手を止めてくれた)それがどんなに大事なものなのだろう、と考えていた。

ちょうど話題になったなでしこ寿司(は男か女かではなく不衛生だからアウトだけど)とか、
昨日資生堂コーナーでメイクをしてくれた片方刈り上げにパーマかけたメイキャップアーティストさんとか(そのお兄さんに「お姉さん個性的だね、超個性的だからもっと個性的な化粧にしていい?」も聞かれて承諾する私。自分では個性的なつもりはない)、
いつもお世話になっている美容師さん(胸まである綺麗な髪で線が細くて綺麗で尊敬するお兄さん)、
サイドの刈り上げがとてもカッコいい女優の阿久津千尋さん、
セクシュアリティとかどうでもよく好きになった夫。

例えば男女の差は、私にとってはそれはトイレを立ってするか座ってするかぐらいの違いで。
フェミニストはその「男子のおしっこ飛ばし競争」の体験の中に性差別の萌芽があると言う人もいるけれど、そんなもん大人になったらトイレの床や壁を汚すかどうかぐらいだ。

資生堂コーナーのメイキャップアーティストさんは綺麗だったし、
いつもお願いしている美容師さんも髪の毛綺麗にしてて憧れるし。

弊社に働きに来てくれる人だって、独身から4人の子供持ち、シングルマザーまで多様です。
それでいいと思うの。
みんな背景が違って、でも意思があるならなんだっていいの。
やることさえやってくれれば、優先したいものが違っていてもいいの。
だから私は自分の会社の環境を整えたいと心から思っているのです。

私には、背景の違いはラム肉か牛肉か豚肉か鹿肉かぐらいしか違いがない。どれも美味しくて大好きだ!

なんでこんな風に考えるようになったのかな、って思ったら、やっぱり私が生まれ育った土地柄というのがあるのかな。
横須賀という土地柄、ダブルの子もいたし貧困家庭の子もいたし、もちろんお金持ちもいたし、背景は本当に色々だった。ギャルもオタクもいた。
高校は進学校だったし、大学も慶應入っちゃってからは割と均質なひとが揃ってしまったので多様性を意識することはなくなっていたけれど、
地元に帰ると(私英語喋れないのに)「The next train will stop Yokohama next?」とか聞かれるし。
(質問の意図が行き先を聞いているだけなのか、次が横浜駅なのかわからなかったから、しょうがないので「It will stop Yokohama, but after Kanazawa-hakkei, Kanazawa-bunlo, Kamioooka」と答えておいた)

あとは私の家庭環境もかな。
両親共働き、母のが出世して最終的には局長クラス、私は祖父母に育てられ、その祖父の介護をした。
父は私に母のようになってほしいと期待し(同じようにはなれなかったね、ごめんね)反発もしたけど育てられ方は間違ってなかったと思う。

そんな感じで、その人の本当の姿や姿勢の方がその人の社会的属性より私には大事なのだ。

……という態度でいたら友人にとても驚かれたのだけど、なにか変だったかしら。

まあ、そんな態度だから薫さんを傷つけたりしちゃったんだけど。良し悪しよね。

とりあえず、私にはその人の本質の方が大事だってことは、伝わったらいいなと思いますです。

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