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背中漏れしても、おむつジプシーしない。生後3ヶ月からの「ホーローおまる」

次男シオンが生後3ヶ月の時から使い始めたホーローおまるで生活が激変。その様子をレポートします。この記事を書いた時点で、長男ニコは2歳5ヶ月、次男シオンは0歳4ヶ月です。

きっかけは「うんちの背中漏れにヒヤヒヤしたくない」

赤ちゃんのお世話の中でかなり憂鬱なのが背中漏れ。うんちの量に合わせておむつをサイズアップする必要がありますが、おむつが大きすぎると赤ちゃんの体型に合わず、漏れを防ぐことができません。なので結構多くの方々がおむつジプシーをされていると聞きます。

我が家では次男シオンが生後3ヶ月で漏れ始め、ぴったりなおむつを探すのは時間もお金も無駄になるから嫌だなあ…と考えた結果、「あ、ホーローおまるを使ってみよう」と思い立ったのでした。以来、ホーローおまると紙おむつを併用しています。

生後3ヶ月でも、おまるは使える?

結論からいえば次男シオンは使い始めてすぐに、おまる大好きになりました。おまるでするために、しばらく待ってくれるほど。うんちはほとんどおまる。おしっこもかなりの回数おまるでできています。そして嬉しいことに、トイトレを挫折していた長男ニコも、おまるに座りたがるようになりました。

ホーローおまるの値段は7000円くらい。金額だけ見ると安いものではないので「もし使いこなせなかったらどうしよう」と実はかなり躊躇していました。でも、今では必需品です。

おまるでよかったこと。「背中漏れ」しない安心感

使い始めてすぐ、「もうホーローおまる手放せない!」と実感した理由はやっぱり背中漏れで悩まずに済むということ。どんなにたくさんうんちしても「あ、ヤバいかも」と思わずに済む。むしろ歓迎できる。特に朝からうんちの回数が少なかったり、数日出なかった時の「次は溜まった分が一気に出るんだろうな」というヒヤヒヤ感がないのはすごくいいなと思います。  

これだけでも目的達成ではあるのですが、ホーローおまるを使った暮らしはそれ以外にも良いことがたくさんあったので紹介します。

おむつ替えは「またか…」。おまるでキャッチは「やった!」

うんちやおしっこをおまるでキャッチできた時の小さな達成感は、結構やみつきになります。「あ、うんちしたそう」とサインを発見して、おまるに座らせてみて、当たりだったらそれも嬉しい。すっきりした赤ちゃんに「いっぱい出てよかったね、がんばったね。上手にサイン出せたね」とポジティブな声掛けができるのも嬉しい。おむつ替えは「面倒な雑務」だけれど、おまるを使うと「赤ちゃんとふたりで一緒にチャンレンジするゲーム感覚」になります。

それに、育休中は達成感を得るのが難しいものです。家事も雑務も中断されがちで、自分の満足いくまで終わらせることができないジレンマがつきまとう日々。小さな達成感はちょっとだけ心を支えてくれます。

おしりふきが超簡単!

おむつ替えの一連の作業の中でも、私はおしりふきがイヤです。汚れている範囲が広すぎて完全にキレイになった気がしないし、手や周囲に付くかもしれないし、おしりふきはすぐになくなるし。でも、おまるでうんちすると汚れる範囲が狭いので、おしりを拭くのがとても簡単。おしりふき1枚で十分ですし、ティッシュやトイレットペーパーでもOK。しかも、ちゃんとキレイになった実感があります。新しいおむつを履いた時、赤ちゃんも気持ちよさそうです。

おむつかぶれ対策にも!

シオンは海外で出産したこともあって、おむつのブランドを自由に選べず…それが原因なのか、一時期はかぶれて真っ赤になってしまったこともありました。おむつかぶれって、痛々しいんですよね…実際に赤ちゃんも痛いようだし。おまる愛用中の今は、おむつかぶれ知らずです。

赤ちゃん観察眼が養われて、グズグズ原因がちょっとわかる

本来、排泄に関する快感・不快感は生まれた時から備わっているそう。だから、赤ちゃんは思っている以上にトイレ関連でグズグズ言います。おむつパンパンになって濡れた時だけでなく、

◯おしっこ、うんちしたくてムズムズ
◯うんちしたいのに出なくてモヤモヤ
◯出る時におしりについて不快
◯おしりがかぶれて痛い、かゆい
◯寝ている時におしっこやうんちをしたくなり目覚めて不快

などなど。

泣いている時、グズグズ言っている時に思い当たる理由がいくつか浮かぶだけで、育児のストレスは大幅に減ったように感じます。さらに、サインかどうか見極めるために観察するようになるので、赤ちゃんが泣いたりグズっている原因を察しやすくなりました。

ここまで、おまるを使ってよかったと思うことをご紹介しましたが、私が長男の時に購入に踏み切れなかった理由についても言及しようと思います。

おまるの疑問①おしっこ・うんちのサインってわかるもの?

おそらく個人差がありますが、次男シオンは1週間ほどで、うんちはほとんどキャッチできるようになりました。ただ、「明らかにわかるサイン」で判断しているというよりは、「疑わしい場合はおまるに座らせてみる」感覚でやってみています。

なお、現在生後4ヶ月のシオンのサインは

◯しゃっくりする→99%
◯授乳中「もういらない」する→80%
◯突然「ん゛ーーー」と言い出す→80%
◯足をばたつかせながらグズグズ言う→60%

という感じ。しゃっくりの時はほぼうんちですが、それ以外はうんち or おしっこしたいサインみたいです。

また、サインに気付くのは楽しいんですが、あるブログで「排泄をするのは赤ちゃん。パパママがサインを見極めることに躍起になるのではなく、赤ちゃんにうんち・おしっこをすることを教えようという気持ちで」というのを読んで肩の力が抜けました。

もしサインがわからなくても、朝イチや授乳後は無条件で座らせてみるようにすれば、たいていは何かしら出ます。

おまるの疑問②面倒じゃない?

作業ステップは増えるのですが、「背中漏れしてしまった時の片付け」「おしりにベッタリ付いたうんちを拭く」のに比べれば遥かに楽だし、精神的なストレスも小さいです。

おまるを使う時の手順は、こんな感じ。

1. ロンパースの裾をまくりあげる
2. おむつを外す
3. おまるに座らせる
4. 終わったら、片手で抱きおしりを拭く
5. 新しいおむつをつける
6. 古いおむつを捨てる
7. おまる内の排泄物をトイレに流す
8. おまるを濯ぎ、洗剤でさっと手洗い
9. 5mmくらい水を溜め、蓋をしてリビングに置いておく

私の場合、うんち対策として使っているので、生後3〜4ヶ月なら一日2〜4回程度。ホーローおまるなら洗うのが驚くほど楽なので(水で濯いだ後、手に泡をつけてさっとなでるだけで汚れが落ちる)、想像よりずっと楽でした。

おまるの疑問③部屋に置いて臭わない?

ホーローおまるであれば匂いはもちろん、衛生面は全然気になりません。毎回洗剤でさらっと洗うだけでピカピカになるので、トイレに出入りしている私自身よりも清潔な気がします。

おまるの疑問④ホーローがいいの?

衛生面、使い勝手、インテリア小物としてのデザイン性から言えばホーローは本当におすすめ。我が家では野田琺瑯(Kotori works)のものを使っています。洗った後、5mmくらい水を溜めておけば、うんちもトイレにスルッと流せます。

キャラクターもののおまるでないと座らないのではと心配していましたが、我が家では生後3ヶ月、2歳ともに嫌がらずに座ってくれました。月齢が低いほどすんなり座ってくれそうです。

また、ヒヤッとしそうなんですが、おまるカバーなしで座っています。

おまるの疑問⑤男の子のおしっこ飛び出ない?

個人的に購入に踏み切れなかった大きな理由のひとつでもあるのですが、結論、のけぞってブツが外に飛び出たり、上側を向いている場合はおしっこが飛び出ることがあります(笑)。ただ、普通に座っていれば大丈夫です。生後3〜4ヶ月でも、2歳でも。

参考にしている「おむつなし育児」もちょっと紹介

ホーローおまるを教えてくれた友人から聞いて「いいな」と思ったのが「おむつなし育児」。ネーミングがミスリードですが、おむつを使わない垂れ流しではなく、「おむつの外で気持ちいい排泄を体験させてあげよう」という考え方です。

生まれて間もない赤ちゃんは、おむつを外すと「しゃーっ」とおしっこを飛ばすことがよくありますが、この「何にもジャマされない排泄」が、本来の自然な排泄の姿です。しかし赤ちゃんは、大人の生活に合わせて「おむつをトイレとして使う」ことを学習し、 数年後には「おむつをトイレとして使わない」ことを学習しなおします。だから「トイレ・トレーニング」はとっても大変です。  

おむつなし育児を実践されている方の多くは布おむつを使っているイメージなんですが、我が家ではこれまで紙おむつ一択。うんちをかなりの確率でキャッチできるようになった今は、布おむつなら節約になるかなあ…と心が揺れつつありますが、やっぱり手軽さでは紙おむつが優勢。次男シオンの様子を見ていると、たとえ紙おむつとの併用であっても、「気持ちのいい排泄をしたい!」という本能的な気持ちは育っているように感じています。

このまま、ホーローおまるでスッキリさっぱり楽しんでくれるといいな。

ホーローおまるを買うか迷っている方は、まずはトイレで「朝イチ起きてすぐのうんち&おしっこ」から始めてみるのがいいかもしれません。朝イチはたいてい何かしらキャッチできるので、楽しんでできそうか一度試してみましょう!

追記:その後のことを記事に書きました。

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