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素敵な在宅医療・介護

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#在宅介護

親の死に方は選べない。でも死に場所は選んであげたい。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「親の死に方は選べないけど死に場所は選んであげたい」をテーマに書いてみたいと思います。 私の父親の話です。 度々記事に書いていますが、父親は現在有料老人ホームに入所しています。 精神科病院から退院し今となれば入所当初は奇跡的に調子の良い時期が数カ月続きましたが、その後は日を追うごとにレベル低下しています。 度々起こすてんかん発作が主な原因だと思いますが、アルコール依存による脳へのダメージが大きかったこともあり発作の度

顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット」について書いてみたいと思います。 ここ最近私は新規や退院直後のサービス変更等でサービス担当者会議(以下:サ担)を行う機会が多くあります。 先週も4回ほど開催してきました。 そこで感じるのが、今後利用者支援において関わるサービス事業所の方々が全て揃い開催するサ担の有意義さです。 私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)として、如何にサ担を短時間で有意義なものに出来るかに全力

【退院】「とりあえず自宅に戻って」が通用する家庭としない家庭

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「『とりあえず自宅に戻って様子を見る』が通用する家庭とそうでない家庭」というテーマで書いてみたいと思います。 急性期病院へ入院し、治療が終わり退院の話が上がったとき「自宅に戻る」という選択と「転院しリハビリを行う」という選択を提案される場合があります。 これまで私が関わった「退院ケース」で上手くいかなかったケースがあります。 それは高齢夫婦+別居の子どもが関わったケースが比較的多いです。 先に結論を言うと「退院してみ

訪問看護ステーションの目指すべき規模感とは? 大規模ステーションへと成長した背景や大規模ならではの強み、経営上のノウハウまで

今回は静岡県を中心に展開する社会福祉法人 聖隷福祉事業団の訪問看護ステーション細江の所長兼静岡エリア訪問サービス統括所長の尾田様(以下敬称略)にインタビューさせていただきました。 聖隷訪問看護ステーションさんは、聖隷福祉事業団の訪問看護ステーション事業として1993年にわずか4名の職員さんで始まりました。利用者さんの要望に誠実に正確に応え続けることで、現在では全国18事業所、約270名の職員さんで構成される一大事業に成長しています。29年かけてどのように成長を遂げたのか、その

ケアマネも自己負担が導入されたら?

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「ケアマネジメントに対する自己負担導入」について私見を書きます。 先日JOINTさんにこのような記事がありました。 これまでケアマネジャーの報酬は全て介護保険で賄われていたので、利用者から自己負担を徴収することはありませんでした。 しかし、時期2024年介護保険改正では実際に利用者から自己負担を徴収することになるかもしれません。 これに対して現役ケアマネジャーの私カイゾウが思うことを書いてみたいと思います。 結論か

訪問看護のリハと訪問リハは同じなの?

私は理学療法士ですが、訪問看護ステーションに勤務しています。 訪問看護ステーションに勤めていると言うと、一般の人からは「看護師さんですか?」と聞かれることも少なくありません。 一般の方がご存知ないのは当然のこととして、療法士の中でもこの辺を理解していない方は多いのではないでしょうか。 今回は混同されがちな訪問看護(理学療法士等の訪問)と訪問リハビリテーションの違いについて、現場の感覚からお伝えしたいと思います。 リハビリテーションだけど訪問看護訪問看護ステーションにお