ジェンダーレスの世の中に


私が幼い頃、両親と一緒に補助無しの自転車を買いに行ったことがあった。
自分は構わず好きな柄の自転車を選んだ。
すると
「これは男の子のだけどいいの?」
と両親に言われた。
そこで私は初めて男の子用のデザインなんだと気づいた。
無意識に小さい頃から男の子と女の子には
何故か違いがあって遊ぶものも選ぶ色も
違うことを当たり前に思っていた。

学校に通い始める時期になると
より色濃く、男女の違いが出てきた。
男の子が女の子に混じって遊んだりしていると
「お前女みたいだな〜」
とからかうような場面が増えたり
着る服も、男女でかなりの違いがあった。

恋愛対象になる人も必然的に
異性しかいないとも思っていた。
私が幼い頃から見てきた恋愛映画は
大体が男女の恋愛を描いてるものだった。

中学や高校になってから段々とLGBTに
該当するような人と出会うようになっていった。

ちなみに LGBTとは、性的少数者の総称を言います。 「レズビアン(女性同性愛者)」、「ゲイ(男性同性愛者)」、「バイセクシュアル(両性愛者)」、「トランスジェンダー(性別越境、性別違和)の頭文字をとって名付けられたものです。

最初はこの人は多分LGBTなんだろうな、ぐらいに
考えるだけでした。ですが何故今ここまで私が
ジェンダーについて触れ話すのかというと
今の世の中がLGBTを含め生きにくい
世の中だと感じたからです。

以前、父がテレビに女装をした男性が出てきた時
「気持ちが悪い」と言ったことがありました。
私には全く感じない感情だったので、
何故そう思うんだろうと不思議な気持ちでした。
親の世代は特にLGBTに対する偏見がまだ残っていて、そういう人々が世界中にもっと居ると思うと
怖くなったし悲しい気持ちで溢れた。
外見だけでその人のことを判断しているのも
そうだし、理解がないことに
私も生きづらさを感じた。

よくLGBTの人は病気だから仕方ないよ。
とLGBTを理解しているようで
全く理解していない人が居ます。
ただ性への対象が違っただけで病気と呼べますか?
特に日本はまだLGBTへの理解が低く、
その原因として、メディアや周りの人のジェンダー
に関する偏見が根強い所にもあると思います。

この世の中をどう変えていくか、それは私達が
声をあげること、アクションを起こすことです。
私達が今出来ることは、もし周りにLGBTに該当しそうな人が居たらら打ち明けやすい環境を作り理解していくこと。まずこれが第一歩だと思います。
また、ジェンダーレス(男はこうあるべき、女はこうあるべき)の考えを無くす意識をしていくことです。
例えば、男の人がメイクをするのに違和感を持たなないこと。また、ファッションに対するジェンダー意識を持たないなど、意識することで理解に繋がることも沢山あります。

最後に、もし自分がLGBTなのかもしれないと
打ち明けられず悩んでいる人がいるかも
しれません。でもどうか一人で抱え込まず
信頼出来る家族や友人に勇気をだして
打ち明けてみて欲しいです。
絶対に自分を責めず、ありのままの自分を
受け入れることが大切だと思います。
また、もしあなたが打ち明けられる立場に
出会ったらLGBTへの理解を深め
しっかりと受け止めることです。

現在では、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーにもセクシュアルマイノリティはいるという意識のもと「LGBTQ+」といった表現が用いられたりもしています。

人間はそれぞれ個性があって当たり前です
体のサイズの大小、背の高低、肌の色、ジェンダー
どんなからだのつくりでも関係ありません。
誰もが個性であって美しい!
自分も他人と比べて劣っていると感じてしまう
時もあります。でも自分を受け入れることも
大切だと最近思うようになりました。
生きやすい世の中に私達が変えていきましょう💐

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