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売り上げのBlack Fridayから、エシカルなGreen Fridayへ:2020年の企業の最新の取り組み3選

このnoteのポイント
・そもそもBlack Fridayはどこから始まったの?
・Black Fridayは何が問題なの?
・Green Fridayに取り組む企業の施策2020年版を紹介!【3選】

皆さま、はじめまして!Good Tideチームメンバーのショウです。

今回の内容ですが、欧米発祥で最近日本でもよく見られる「Black Friday」に関してです!初めての投稿でドキドキとワクワクでいっぱいでしたが、楽しく書かせて頂きました!

留学中、そういえば友達が授業中にBlack Fridayで買いたいものを探していたなあ~なんて思い出しながら執筆しました!是非最後まで読んでください!

ブラックフライデーとは?

皆さま、Black Friday (ブラックフライデー)のセールをご存じでしょうか?私はセールのことを知っていましたが、発祥の経緯は今回調べて初めて知りました!

元々は19世紀にリンカーン大統領がThanksgiving Day (サンクスギビング)を祝日に認定し、そこにアパレルなどの小売業がセールを代表とするショッピングイベントを被せ、「売り上げが黒字に変わりますように」というおまじないを込めたことから始まりました。

今では世界中で大きなショッピングイベントとして、きっと多くの企業の売り上げに貢献している、ショッピング好きな消費者の一大イベントになっています。

詳しく知りたい方は、上記より是非調べてみてください!(英語記事)

ブラックフライデー問題

セールやショッピングの大イベントとして長年私たちをワクワクさせてきたBlack Fridayですが、今では過剰消費と廃棄の期間、非サステナブルなイベントとしてネガティブなイメージを持つ人も多いかと思います。

昨今、世界中で小売業のブランドはブラックフライデーによる非サステナブルなライフスタイルから脱却するため、Black FridayならぬGreen Fridayキャンペーンを行っています。「売り上げフォーカスから、サステナビリティフォーカスへ」。企業らの価値観はシフトしてきています。

では、様々な小売りの企業が行っているGreen Fridayキャンペーンを見てみましょう。

Green Fridayに取り組む企業2020年の施策を紹介!

1. IKEA

家具を販売するIKEAは、Black Fridayの時期にBuy Back Friday program というキャンペーンを行いました。

#BuyBackFridayで発信されたこのキャンペーンは、消費者がIKEAで買った古い家具をIKEAが定価の半額で引き取り、新しい持ち主へ売るという内容です。

売れなかった場合、リサイクルやドネーションを通して、IKEAは新型コロナウイルスの影響を受けている人々を支援すると発表しています。

このキャンペーンからはフリーマーケットのような、サーキュラーエコノミーの概念が見られますよね。ある人にとってはいらないものが、他の人にとっては必要なものだったりしますよね。また、私は「売れ残り」をドネーションとして譲る、寄付する行動も感心しました。

今は、コロナという人類の敵に生活を脅かされている人を支援するためのドネーションを行うとのことですが、出来ればコロナの終息後もチャリティ活動を続けて欲しいですね!

詳しく知りたい方は、こちらより是非アクセスしてみてください!(英語記事)

2. Deciem

カナダのコスメブランドのDeciemは、スキンケアラインThe Ordinaryで知られ、SNSでも人気を集めています。

Deciemは今年2年連続でBlack Fridayをボイコットし、Black Friday期間のみならず、11月中ならいつでも割引キャンペーンを行いました。
「衝動より教育」にフォーカスを置いたキャンペーンを通して、Deciemは消費者に本当に購入意欲があるか考える時間を与え、エシカルな行動を促しました。

また、「良いものを必要なだけ買う」という価値観の教養を日頃から消費者へ発信しているDeciemは、過剰消費は環境問題の原因であり、人間による製造と消費の価値観を根本的に見直す必要があると言います。

このように、日頃からサステナビリティやエシカルマインドを元にビジネスを行っている企業にとって、Black Fridayのような異常消費期間は、とても参加できるセールイベントではなくなっているのかもしれません。

こちらよりDeciemやその他ブランドのアクションが書かれておりますので、是非アクセスしてみてください!(英語記事)

3. LUSH

「キッチン」で石鹸やバス用品を開発し、今ではコスメやスキンケアも展開するLUSHも、Green Fridayを推進しています。

「化粧品のための動物実験反対」など、すでにエシカルマインドな価値観を推進しているLUSHですが、環境に対するエシカルマインドにも力を入れています。

Green Fridayを推奨すべく、LUSHは新しく発売した27種類のバブルバーをプラスチックパッケージの包装を外して売り出しました。

私も多々思うことがあるのですが、日本は特に包装やパッケージがとても丁寧ですよね!
個人的に、過剰包装ではなく、必要な分だけ丁寧に包装してくれたら嬉しいし、ごみ捨ての時に罪悪感が少ないのになあ~って思ってます。

大きな変化や改善を行うのは難しいかもしれませんが、包装を改善することは、きっとチャレンジしやすい課題ですよね!

詳しく知りたい方は、こちらのリンクを是非アクセスしてみてください!(英語記事)

あとがき

私は家の人に「電気がもったいない」「水がもったいない」「残したらもったいない」「いらないのに買ったのはもったいない」など、何かと必要のない無駄を減らすように口酸っぱく言われてきました。これは、きっとどの日本の家庭でも同じように言われていることであり、きっと「もったいない」が連呼されていると思います。

私は幼いころから「もったいない」という日本の言葉が、なぜ英語では訳しづらいのだろうか、と思うことありました。大きくなってからは、文化による価値観の違いで長持ち文化があまり海外では根付いていないのかな、意識的にキャンペーンや運動にしなければ、人々は「もったいない精神」や「必要な分だけ購入する」という考え方ができないのかな、などと考えるようになりました。

日本には「もったいない」、浪費をつつしみ、なるべく素材全てを使い切って「処分する、始末する」などの言葉があるのにも関わらず、国際社会から日本は「環境後進国」などと言われてしまっています。このイメージを払拭するには、個人と企業が意識し、行動に移し、行いを発信することを、少しずつでも行うことが大切ではないでしょうか?

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楽しいことと真面目なこと、両方を書かせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

私も一個人として、日々出来ることをちょこっとずつ行っておりますが、行動に移すことのみならず、その行動について発信し、伝えることも大切だと感じました。

次回の投稿もお楽しみに!

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