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1-1 ブラックホールについて、どこまで知っていますか?

こんにちは~
現在2020年4月26日日曜日の午後5時4分。
ハヤシライスを家で作りました。お腹いっぱいで地味に眠たくなる時間ですね…。

前回の投稿(まぁ挨拶とこれからの方針についての記事なんですけど…)
は見ていただけましたでしょうか?!
「まだ見てないや」という方は下の”コチラから”をクリックしていただくと、前回の投稿に飛べます(決して危ないサイトへの勧誘ではございません。)

➡前回の投稿はコチラから


見出しにもありますが、一番最初のテーマは”ブラックホール”です。
ブラックホールと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

「去年初めてブラックホールの撮影に成功した!」
→そうですね、2019年の4月、M87というおとめ座にある楕円銀河の中心に存在する”超大質量ブラックホール(Super-Massive Black Hole:SMBH)”の撮影に成功したことが大きな話題となりましたね!記憶に新しい方も多いと思われます。(下の画像が実際に撮影されたものです)

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「光でさえも吸い込んでしまい、二度と外には出られない」
→まぁそうですね、ブラックホールは非常に強い重力を持っており、とある境界より内側に入ると光ですら外に抜け出すことが出来ない、といわれています。(この境界を事象の地平線という)

などは有名ですね。今回の投稿では、ブラックホールに関する基本的な情報を掲載し、次回以降もっとディープな部分に触れていきたいと思います。


①ブラックホールってどうやって誕生するの?

ブラックホールは元々は恒星(自ら光や熱を発しているガス球の天体。太陽もその一種。)で、太陽の8倍以上の質量(太陽の質量は1.989×10^30[kg])をもつ重い恒星の場合、内部で核融合の燃料をとなる物質を使い果たすと、中心部が重力によって支えられなくなり、やがて崩壊し、大爆発を起こします。これが超新星爆発です。(詳しい図や説明はこちらのサイトに載っていますので、良かったらご覧ください。)

その中でも太陽の20倍~30倍を超えるような非常に重い星の場合、超新星爆発を起こした後に残った中心核は自らの重力に耐えきれず、さらに潰れていきます。こうして極限まで潰れて非常に密度が大きくなった天体が”ブラックホール”です。


②見えないブラックホールをどうやって観測したの?

通常の観測方法ではブラックホールは観測できません。
国際協力プロジェクト”イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Hrizon Telescope:EHT)”超長基線電波干渉計(Very Long Baseline Interferometry: VLBI)という仕組みを用いて世界各地の電波望遠鏡をつなぎ、地球の自転を利用することで、高い分解能をもつ地球サイズの仮想望遠鏡を構成。それにより、ブラックホールを撮影して得られる、事象の地平線より内側の光を逃さない暗い部分(ブラックホール・シャドウという)を撮影することに成功したのが去年の4月の出来事です。
EHTに関しても、後で触れていきたいと思います。

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③ブラックホールってどのくらいの大きさなの?

ブラックホールには大きく分けて大中小の3種類あります。

まず”小”の場合。
現在確認されている中で一番小型なのが「XTE J1650-500」というブラックホールで、太陽質量の3~4倍程度の質量をもち、直径は数キロメートルほど。

”中”の場合
「M82 X-1」というブラックホールは太陽質量の1000倍程度の質量をもち、大きさは火星くらい。

”大”の場合
天の川銀河の中心にある「いて座Aスター」というブラックホールは、なんと太陽質量の400万倍以上…。

参考文献
ブラックホールの大きさを最小から最大までわかりやすく解説


④ブラックホールってどのくらいの数存在するの?

正直自分はブラックホールが何個あるかなんて知りません(笑)
自分が調べたサイトには、銀河中心にブラックホールが存在することから、約1000億個以上あるとのではないか、と言っています。めちゃめちゃ多いですね…。宇宙の壮大さを改めて実感します。

参考文献
ブラックホールはいくつあるのですか


とまあぁこんな感じでしょうか。筆者も疲れてきたので今回はここらへんで終わろうと思います(笑)
次回の投稿は、道中でも言いましたが、去年のブラックホールの撮影に成功した国際協力プロジェクト”イベント・ホライズン・テレスコープ”に焦点を当てていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!