見出し画像

彦根城のいろは松前にある老舗お菓子店4代続く、こだわり抜いたお菓子作りのお店「和菓子処 さわ泉」

手作りお菓子のお店として
彦根城のお堀端にある「さわ泉」さん
お客さんが絶えず足を運ぶ
昔なつかしいお菓子のお店へ
歴史とこだわりを聞いてきました。

「さわ泉」の歴史をお聞きしました。

さわ泉は、小林与三郎により、
多賀町敏満寺に「鉄屋」として創業されました。
当時は人の往来も多く、コンビニのように
いろいろな商品を取り扱うことでお店も賑わっていたそうです。

2代目のとき、近江鉄道多賀大社駅前へ移転し、
お菓子店「福寿堂」として賑わいました。

3代目のとき、「小林製菓」として
「糸切餅」の製造の機械化に成功し、
売り上げを上げることに成功しました。
多賀町敏満寺に製餡設備をもつ工場を
建設しました。

4代目(現店主)となり、
1994年に彦根城のほとりに移転し、
今年で28年目を迎えています。

日本の原風景を思い出される
彦根城近くにお店を構えることになったのは、
店主がまだ若かったころに
バックパッカーとして世界中を旅したことで
日本人がルーツをめぐる旅をすると考え、
いろいろな候補地から選んだとのことです。

彦根へ移転後も、
「多賀で商売をさせてもらった感謝の思い」
から、多賀大社や地域の方への
お菓子の提供を続けられています。

店名も変更されていることを知りました。

創業時の「鉄屋」から
→「福寿堂」→「小林製菓」→「さわ泉」
と変更されています。

現在の「さわ泉」への変更の逸話として、
「彦根駅前の『小林製菓』さんと
 間違われることがおおかった」
そうです。
そのため、
「和菓子処さわ泉」さんとして、
営業をされています。

現在の店名しか知りませんでしたので、
今回取材させていただき
店名も時代に合わせて変更されていることを
知りました。

「自分も自分の子供も安心して食べられること」
をモットーとして原料選びからこだわる

安心してみんなに食べてもらえるように、
店主みずからが地域の生産者と
契約した原料でお菓子を手作りしています。
原料メーカーへ頼らず、
地元の農家さんともつながりを持つことで
地産地消へ早くから取り組み、
美味しくも安全なお菓子を作られていました。

お団子を頂きました

取材のさいに、お団子をいただきました。
注文を受けてから、
お客さんの目の前で
ひとつひとつじっくりと遠火の強火で焼いて
提供されています。

こだわりの材料と炭火に近い強火で、
口当たりもやわらかいまま
素朴ながらもしっかりした味がしました。

お団子の焼ける香ばしい香りがなんともたまらない瞬間です。
彦根城へ遊びに行かれたときは、
お団子とべっぴんどら焼きを食べに寄ってください!
店内に彦根城の見える喫茶コーナーもあります。

(写真・文:本山雅史)

和菓子処 さわ泉
〒522-0075
滋賀県彦根市佐和町1-7
℡.0749-27-3030
https://www.eonet.ne.jp/~sawasen/