蔵で味わう、旬の野菜。 ファラフェルサンドのお店「EARTH CARE CAFÉ 京蔵」
まるで花束。
たくさんの野菜とファラフェルをピタパンで挟んだ「ファラフェルサンド」
ファラフェルとは、中東生まれの料理で、
つぶしたひよこ豆に香辛料を混ぜて揚げたものです。
見た目は華やか、食材は野菜オンリーでヘルシー、なのにボリュームたっぷり。
美味しくて気になる!ということで、取材をさせていただきました。
食材へのこだわり。
野菜は、地元の旬の野菜を使用されていて、その日の仕入れによって日ごとに、季節を感じる食材のファラフェルサンドが楽しめます!
また、ファラフェルサンドに使用されている、ピタパンも自家製。
開店当初は、パン屋さんから仕入れておられたそうですが、
試作を重ねて手作りのピタパンにたどりつかれたそうです。
一から試行錯誤してたどりつかれた味、おいしいものへのこだわりを感じます。
植物性の食品を積極的に摂取する「プラントベース」のお店は、珍しいこともあり、この味を求めて、名古屋など、遠方からリピートで来店される方もいらっしゃるそう。
お店の成り立ちは?
ここにお店を出したキッカケは、台風被害だったそうです。
もともと、介護施設の物置として活用されていた蔵。
台風の被害でつぶれかかったところを、壊すか活用するか検討ののち、
カフェとしてリフォームされました。
その介護施設を運営されているのは、株式会社アイズケアさん。
株式会社アイズケアさんが、CAFÉの運営をされています。
「農業」と「福祉」が連携する「農福連携」
株式会社アイズケアさんでは、2020年から就労継続支援B型事業を運営されていて、そこで作られた野菜は、カフェで使用されています。
いまは、ラディッシュやブラックキャベツ。
無農薬・有機栽培で、地元の農家さんの協力のもと土づくりから始めておられます。
地域共生社会を目指すという、想いのもとに運営をされています。
お話をお伺いした店長の神細工さんに、お店の好きなところを伺うと、
好きなところという外からの感覚ではない。と話してくださいました。
カフェのこだわりのメニュー、蔵の趣や入り組んだ場所にある隠れ家的なロケーション、就労支援B型事業でつくられる有機栽培の野菜、農福連携の取り組み、すべてを含めて大切にしておられること、
立ち上げからかかわっているからこその思い入れを話してくださいました。
また、「EARTH CARE CAFÉ 京蔵」は、発信していくポジションとも。オープンして1年とすこし。まだまだこれから、、、。
間違いなく実行していく。はっきりと話してくださる姿に、力強さを感じました。
今回、彦根市シティープロモーションの市民ライター講座を受講して、
初めてお店の取材をさせていただきましたが、
お店のこだわりや背景を伺えて、とっても楽しい時間でした。
季節によって入れ替わる、旬の野菜。
スープも添えて、自然をおいしくいただけます。
見た目も楽しく、食べたら見た目以上の満腹感でとっても幸せな気分になれます。
今後の展開も楽しみに、お気に入りの場所となりました。
(写真・文:松吉 真弓)