【熱を伝えるインタビューリレー】第三走者: 原田絢子さん (産後ママのカラダとココロをトータルサポートする"AYAKO PARK"代表・産後指導士)
みなさん、こんにちは！！
熱を伝える場づくりグループの山本です。
熱を伝える場づくりグループでは「熱を伝えるインタビューリレー」と称して、インタビュー記事の連載をしています。
前回は第二走者として、新たな「まちの診療所」を作る総合診療医・家庭医の徳田嘉仁さんにインタビューを行いました！
第一走者：北川さんの記事は【こちら】
第二走者 : 徳田さんの記事は【こちら】
※第零走者として、熱を伝える場づくりグループのメンバーのインタビュー記事も作成しました。
よろしければ【こちら】からご覧ください。
今回ご紹介する第三走者は、彦根で産前・産後女性のカラダとココロをトータルサポートする活動をされている"AYAKO PARK"の代表・産後指導士の原田絢子さんです！
第三走者：原田絢子さん(はらだ あやこ）さん
「子育ても自分の人生も"楽しい！"と思ってもらえるような活動をしていきたい！」
原田さんは現在、主に彦根市内で、産後指導士や体力指導士、またバランスボールインストラクターの資格を活かし、ママのカラダとココロをトータル的にサポートをする活動をされています。
さらに、「ママパスポートひこね」の代表として、ママのパワーで地域を笑顔にするコミュニティ創造プロジェクトにも携わっていらっしゃいます。
今回は、そんな原田さんの活動や想いについてお聞きしました！
Q：どういった経緯で「産後ケア」の活動を始められたのですか？
A：私自身、子どもを出産した後に、環境の変化などの影響で心身ともに辛い思いをしたんです。この時、偶然「産後ケア」とその資格に出会い、興味を持ちました。そして、この「産後ケア」に通い始めたことで、出産後に抱えていた不安が多く解消されたんです。
ですが、この当時、実はまだ滋賀県にも関西にも「産後ケア」というものが全く無かったので、「それなら私がやろう！」と思ったのが活動を始めたきっかけです。
最初は主に滋賀県内にて1人で活動していましたが、そこから講師も始めたことで、徐々に県内に「バランスボールインストラクター」や「産後指導士」が増えていきました。そのタイミングで、メインの活動場所を滋賀県から自分が住んでいる彦根市に絞りました。
Q：「産後ケア」に加えて「ママパスポートひこね」の取り組みを始められたきっかけも知りたいです！
A：私が3人目の子どもを授かって出産したときに、以前と同じようにまた辛い思いをしたんです。その中で「子育てに関する情報をもっと簡単に受け取る方法が無いのかな？」と感じました。
それで、以前、滋賀県の南の方で産後ケアの活動をしていた時に出会った、子育ての情報を発信する「ママパスポートもりやま」のことを思い出して、お話を聞きに行きました。
これがきっかけで、「ママパスポートの彦根版をやりたい！」と思うようになり、SNSなどで一緒に活動する仲間を探しました。ここで探した仲間がスタートメンバーになり、一緒に「ママパスポートひこね」を立ち上げました。
Q：「ママパスポートひこね」では、具体的にどういった活動をされているのですか？
A：ママパスポートでは、本当に色々なことをやっています！
まず、子育てについての情報誌を発行したりSNSを活用して情報発信をしたり、メディアを通じた情報の発信を行なっています！
さらに、ママや赤ちゃんと、行政や企業をはじめとした地域団体をつなぐ役割も担っています。
また、テーマを決めてセミナーやイベントも積極的に開催しています。子育てに関わるイベントとしては「産後カフェ」(産後1年までのママが集まり、情報共有や講座の受講を行う場)や、「ハーフバースデー」(赤ちゃんの生後6ヶ月の成長をお祝いするイベント)などを開催しています。
さらに、子育てのことだけではなく、ママにスポットを当てた「ママタメスクール」というイベントも行っていて、「マネーセミナー」(お金に関する悩みを解消するためのセミナー)や、ママのための美容に関するセミナーも開催しています。
出産後はお母さんにとってお子さんが最優先となるので、どうしても自分が置き去りになってしまう部分があると思います。ですが、「子どもを産んでも、子育ても自分の人生も楽しみましょう！」ということを活動の中で発信しながらイベントを開催しています！
Q：原田さんの活動においては、情報の発信と様々な「場」をつくることに注力されているように感じるのですが、その点を意識されていたりしますか？
A：そうですね！やはり、「情報交換をする場」は大切だと思っています。
最近、ママパスポートのイベントの参加者の方々に「今、何が1番欲しいですか？」という質問をしたんです。そうすると、「情報」という声が1番多くありました。私自身も出産を経験した時に考えていたように、やっぱり子育てには手軽に受け取れる情報が必要不可欠なんだな、ということをそこで改めて感じました。子育てには正解がなく、手探りで行うからこそ、必要な情報を簡単に受け取れることが大切になってくると思っています。
また、「場づくり」に関しても非常に力を入れていて、お母さん同士が同じ立場の人と同じ目線で話せる場はとても支えになるんです。子育てをしているとどうしても孤独を感じることが多くなったりするのですが、実際に他のお母さんと話してみると「みんな同じような悩みを抱えているんだ…！」「自分は1人じゃないんだ！」と気づかされることがあるんです。だからこそ、イベントなどの「場」を通してこういった悩みを共有することは、子育てにおいてはとても大切なことだと思っています。
現在のコロナ禍においては、こういった場を実際に開催することがなかなか難しいこともありますが、状況を見ながらイベントを行なっています。
Q：原田さんは主に彦根で活動されているということですが、活動を始めて知った彦根の魅力をお聞きしたいです！
A：私は彦根に住んでいるのですが、ママパスポートなどで活動するようになってから「彦根で積極的に活動されている人が本当に多い！」ということに気づきました。リレーを繋いでいただいた徳田さんもそうですが、地域でたくさんの方に出会って「熱い方が多いな！」と感じていますし、それが彦根の魅力だと思っています！
Q：活動における今後の展望について教えてください！
A：今後は、自分の軸(思い)を大事にしながら活動していきたいです！
活動する中で気づいたことですが、やはり自分のやりたいことと求められていることが違うときがあります。求められていることに柔軟に動くことはもちろん大切ですが、それに合わせすぎて自分の思いがブレてしまうのは良くないな、と思っているので、この点はしっかり考えながら活動したいと思っています。
また、子どもを育てていくにあたって切っても切れない関係にある「地域とのつながり」も大切にしたいと思っています。
あとは、以前産後ケアに行っていた時に教えていただいた「大人が楽しまなきゃ、子どもが大人になることを楽しみにならない」ということをお母さんたちに発信し続けて、子育ても自分の人生も楽しいと思ってもらえるように活動していきたいです！
Q：最後に、読者に向けてメッセージをお願いします！
A：活動するにあたって、「声を上げたら届くよ！」ということを伝えたいです！
私も産後ケアやママパスポートなど色々と活動してきましたが、言ってみたことが届いて現状が変わったことがありました。なので、声をあげて動くことは大事だと思います！
また、子育て中のお母さんには「お母さんはみんな子育てを頑張っているから、決して1人じゃないよ」ということを伝えたいです！
▼原田さんが代表を務める"AYAKO PARK"のホームページはこちら！
▼原田さんが活動を記録されているインスタグラムはこちら！
今回、原田さんにインタビューをさせていただき、とてもエネルギッシュにご自身の活動や思いについて語ってくださいました。
ご自身の経験をもとに、お母さんがより楽しく前向きに子育てができるように試行錯誤しながらサポートされている「熱」が伺えました！
また、私たち「熱を伝える場づくりグループ」と「場づくり」というキーワードで繋がりが見えたように思い、とても素敵な巡り合わせだなと感じました。
今後も、原田さんのご活躍に注目です！
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
次回、インタビューをさせていただく第四走者は、門川ひかりさんです！
門川さんは、原田さん曰く「見た目は知的女子！
中身は男前！！（笑） 私より10歳も年下なのに、とても頼りがいがあり、ママパスポートひこねを一緒に作る仲間です！見た目からは想像できない馬力をお持ちで、"あったらいいな"を形に学童保育GIRAFFEを設立されたそうです！」とのこと。
次回の「熱を伝えるインタビューリレー」もお楽しみに！
writer : 熱を伝える場づくりグループ 山本
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