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「エンジニアになりたい」人が今すぐやるべき5つのこと〜たいしょう編〜

「エンジニアになりたいけど、何から始めれば…?」と悩む方は多いはず。実は、株式会社グッドローカルの代表・永田優樹(通称「たいしょう」)さんは、ダイビングのインストラクターから、20代半ばでエンジニアへと転身した過去があります。

今回は、たいしょうさんのエンジニアになるまでの軌跡をたどります。さらに、これからエンジニアリングを学び始める方への実践的なアドバイスも聞いてみました。

エンジニアに興味を持っている方はもちろん、エンジニアとしての将来に悩む方にも、キャリアを見つめ直すきっかけになれば幸いです。


ダイビングのインストラクターからエンジニアへ

__たいしょうさんがエンジニアになった経緯を教えてください。
高校生の頃にダイビングに魅了され、21歳でパラオのダイビングショップで働きはじめました。観光客向けのツアーも担当し、充実した日々を送っていたのですが、今後のキャリアを考え24歳で帰国。

その後、アプリ開発やインフラ構築を行う株式会社アベリオシステムズで約2年アルバイトをし、26歳から正社員のエンジニアとしてあらためてジョインしました。

__違う業界からエンジニアになったのはなぜですか? もともとエンジニアを目指していたのでしょうか?
エンジニアを目指していたわけではありません。ダイビングショップで働いていた時も、先輩からパソコンを譲り受け、デザインツールやブログを開設した経験しかありませんでした。

というのも、そのダイビングショップでは、ブログを更新したスタッフにはインセンティブが付与されたんですよ。

基本給が500ドルだったこともあり、僕はいかにインセンティブをもらうかを考え、精力的にブログを書きました。さらに、ショップのサイトのコードを書いたり、お客さんと仲良くなってご飯に行ったりすることにもインセンティブが設けられていて、ダイビングの予約をもらえるとまたインセンティブが追加される。

こういった「いかに自分のファンを増やせるか」という活動のために、人差し指だけでどうにか文字を打っていて。先輩がCtrl+C、Ctrl+Vを使っているのを見て感動するレベルでしたからね。当時は金髪のモヒカン姿でしたし(笑)。色々変わりました…!

エンジニアの方ならわかると思いますが、その中で「自分の作ったものが形になり、想定した通り動く」ことに大きな達成感を覚えたんです。それが、後々の仕事に繋がったのかもしれません。

__帰国後の仕事についても詳しく教えてください。
アプリ開発やインフラ構築を行う会社でアルバイトを始めました。
Excelのデータ抽出をする機会も多く、効率化のためにマクロを組み、関数を工夫する中で「プログラミングって楽しそうだな」と感じて。2年後にエンジニアとして正式に入社しましたが、僕はあまり「エンジニアになった」感覚はないんですよね。

__それはなぜでしょうか?
圧倒的に優秀な人たちを見て「自分もその領域に到達できるだろうか?」と思い、マネジメント、ディレクションをする役割に進んだためです。ダイビングツアーでお客様の要望に対応してきた経験にもマッチすると考えたんですね。

しかし、今グッドローカルでエンジニアリングにノータッチかというとそうではない。むしろメインエンジニアとして動いていますし、周囲のエンジニアに負けないくらいトレンドもおさえているつもりです。
お客様の課題を伺ってご提案をする以上、技術や知見を備えて頼っていただく必要がありますからね。

スキルを習得した先に「チーム」を意識する

株式会社グッドローカル 代表 永田優樹(通称「たいしょう」)さん

__エンジニアになるには、何から手をつければいいと思いますか?
よく「JavaScriptから勉強すべきですか?それともRubyですか?」みたいな話を聞きますが、最初は自分が好きな言語から学び始めるのがいいと思います。学んでいない言語は、他の言語の下地があれば、仕事をしながら習得できるでしょう。

__「エンジニア」といっても、今はかなり細分化されていますよね。どの領域から始めればいいのでしょうか?
ここについても興味を持ったところからスタートし、最終的にはざっくりとでもすべてをできるようになってほしいです。アプリ開発をするにも、フロントエンドしか知らなかったら自分一人では完成しませんからね。

たとえばフロントから入り、開発を進める中で「データベースの最適化が必要だから、次はデータベース設計を学ぼう」といったように、少しずつバックエンドに範囲を広げていくのが理想ではないでしょうか。

__たいしょうさんはマネジメントに舵を切ったわけですが、過去にCTOを目指す選択をとっていた場合、どんなことを学びますか? 
実は僕は、コンパイル処理が不要で、比較的初心者も習得しやすいと言われているPHPを覚えてすぐ、興味があったiPhoneアプリの開発に参画しはじめたんですよ。

その時、エンジニア経験がある社長に、基礎のC#を経てからObjective-Cに着手した方がいいと助言されたにも関わらず、無視してしまって(笑)。
だからコンパイル処理が習得できるC#やObjective-Cを学習したり、JavaやPythonなど、基礎のアルゴリズムを学べる言語を学んだりしておけばよかったと思っています。

ただ、キャリアパスを考えた時、CTOやスペシャリストになっても、一人でできることは少ない。事業を大きくしたり、規模の大きいプロジェクトに関わったりする未来を見据えて、その受け口を広げられる人になることも大切ですよね。

__プロジェクトをスムーズに動かすスキルが必要になってくるのですね。
はい。GitHubでバージョン管理したり、Dockerでコンテナ開発をしたりして、誰がジョインしてきても円滑に進むような環境開発に整えておく。

そうすればひとりでは到達できない領域に進めると思うのです。自分がエンジニアとしてどのように活躍するかを見据えておくと、そういったスキルも必要になってくるのではないでしょうか。

成長の鍵は「インプットとアウトプット」をとにかくやる

__たいしょうさんがエンジニアになって良かったと思う瞬間は、どんな時ですか? 
エンジニアになりたての頃は、作ったものが動く喜びが、まさにやりがいに直結していました。自分の考えた通りにシステムが動く経験は、ぜひエンジニアを目指す方には早めに味わってほしいですね。

今はその楽しい仕事がフルリモートで、場所に縛られず関われる良さがあります。エンジニアだからリモートワークができるし、働き方が自由。家族との時間を大事にしたい自分にとっては魅力的な要素です。

__ちなみに、過去に「やっていて良かった」と思うこと、周囲の方にもオススメしたいことはありますか?
僕は「とにかくやる」タイプなのですが、みなさんにもその精神で動いてほしいです。

美容サロンの予約システムを作っていたころ、管理画面のデザインを自分なりにこだわってご提案したら、すごく喜んでもらえたんです。それ以降も、お客様の求める形を想定して動くことが関係構築に繋がったケースは多く「とにかくやる」は大事だな、と。

__最後に、エンジニアになりたい方へアドバイスをお願いいたします!
言語を学んだり、技術を習得したりするにはインプットとアウトプットの機会をより多く作ることが大事です。

今の時代、note、Xなどで簡単にアカウントを作れますよね。エンジニア向けのサービス・QiitaZennなども、アカウントを作成して情報を見ながら「とにかくやる」のです。

Qiitaは網羅性が高いので、気になったことや疑問は大体クリアになります。そして、自分が試したものを記事にすることで、インプットとアウトプットの両方ができる。ZennはQiitaよりも新しいサービスですが、情報の鮮度の高さが特長です。僕もほぼ毎日読んでいますよ。

グッドローカルの場合もそうですが、エンジニアを採用する中で、QiitaやZennで情報発信している方には非常にポジティブな印象を抱きます。
まだ踏み込んでいない人は、ぜひこれらのサービスでインプット・アウトプットの癖をつけてみてください。

「エンジニアになりたい」人が今すぐやるべき5つのこと

1.「作ったものが動くのが楽しい」エンジニアの原体験をすべし!
2.インプットしたら、「とにかくやる」べし!
3.アウトプットの場として、SNSなどの場を活用すべし!
4.どんなエンジニアになりたいのか? 未来を見据えるべし!
5.エンジニアリングは、一人ではできない。チームを動かす力をつけるべし!

取材協力:CASTER BIZ 採用

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