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GOOD PEOPLE 新天地ふくしまへ~第三者承継という新しい起業のカタチ~株式会社ダイエーホーム 代表取締役 原大輝さん

こんにちは!グロウイングクラウドインターン生の関麻衣香です。
 
今回は現地活動期間中、福島県で活躍される経営者の方にインタビューさせていただきました!私自身、事業承継に関心があったため、今回は大手M&A仲介会社のサラリーマンとして活躍後、昨年「第三者承継」という形で株式会社ダイエーホームの代表取締役に就任された原大輝さんにお話を伺いました。
 
株式会社ダイエーホーム代表取締役の原大輝さんにインタビューさせて頂いた内容を記事にして紹介します!
 

自分のフィールドで挑戦したい 一つの出会いが経営者としての道を開く

-経営者になりたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
元々経営者として挑戦したいという思いはありました。M&A仲介で関わるクライアントは、皆ご自身で会社を経営されている方になりますが、オーナー経営者の皆様とお話しする中で、経営者はとてもやりがいのある職業だと思いましたし、自分がその会社を経営していたらこうしたいな、というようにM&Aコンサルタントの経験を積むにつれて徐々に”経営者目線”で会社を見るようになりました。しかし、M&A仲介の仕事はあくまで会社を売ること。経営のコアな部分に触れていくうちにいつしか自分でやってみたいという気持ちが強くなったのがきっかけです。
 

-その中で「第三者承継」という形をとったのはどういった経緯からでしょうか。
ダイエーホームの前社長は、M&A仲介時代のお客様でした。なかなか買い手が見つからず、売却を検討していました。ちょうど私も自身の営業目標を達成し、次の目標を模索しているタイミングで、「原さんが経営やってみたらどうだ?」と言って頂きました。冗談半分の発言だったと思いますが、これまで培った営業力と財務の知識を掛け合わせ、一度事業承継という形で挑戦しようと思ったんです。
 

-「第三者承継」によって社長に就任された後、どんな苦労がありましたでしょうか。
やはり一番の苦労は、従業員との関わり方でした。創業社長からいきなり県外から来たサラリーマンに変わるというものだから不安も大きかったと思います。従業員の立場から物事を考えて、労働環境の改善をはじめ、社員全員に寄り添った制度づくりを目指しました。アンケートをとり、叶えられる要望は叶えていきました。

 

新天地福島へ 変化した家族との時間


-福島で経営者となってからでは、都内での生活とどのような点で変化がありましたか。
時間的な自由は圧倒的に増えました。前職ではほとんどが出張だったので、家にいられるのは土日合わせて週三日くらいでした。今では、娘を保育園に預けてから出社してというリズムもできあがり、妻は事務員として会社を手伝ってくれているので毎日家族と一緒に過ごせています。一方で、金銭的な自由だと、仕事以外でも無駄をなくそうとする癖がつきましたね。自分のために何かお金を使おうと思っても、このお金があれば広告宣伝費をかけられるな・・・とか考えてしまいなかなかお金使えません(笑)。
 

-移住する際、不安はありましたか。
不安なことはありましたが、それ以上に新しい環境で挑戦できるわくわくの方が大きかったと思います。同じ地に落ち着くよりも転々とする方が好きなんです(笑)
 

-実際に移住して感じた福島の魅力を教えてください。
まず生活面では、子育てがしやすいことですね。公園なども充実しており、保育園にも入れて気に入っているみたいです。毎回いろいろなことを習って帰ってきます。東北と聞くとどこか閉鎖的な文化のイメージがあったのですが、人は皆さんオープンで温かいです。
もちろんビジネスをしていく上でもすごく魅力的な場所だと思います。都内とは異なり資本力の大きい財閥経営が見られない分、個人の中間層・小規模業者の競争ができるんです。市場規模が小さい分、今後はエリアを広げて展開することが必要と認識しています。
そして何より交通の良さ。北海道や大阪には飛行機で、北関東には車で、東京には新幹線ですぐに移動できるので、とにかく商圏が広がります!
 
 

全国No.1を目指して お客様の期待に応え、付加価値の最大化を実現する

 
-原さんご自身がビジネスを行う上で大切にされる考えや信念を教えていただけますでしょうか。
とにかく「お客様への付加価値を最大化する」ことを意識しています。
現在手がけている中古住宅事業では、お客様に高品質な住まいを安く届けられると同時に空きや問題の解決に繋がると考えています。忘れてはならないのが、お客様を幸せにする対価としてお金がついてくることです。当然会社は利益を上げないと意味がありませんが、お客様は弊社の何に期待しているかを常に考えて行動しています。お客様の期待=弊社が提供する付加価値であり、それが利益になる。お客様の期待に応えて付加価値を高める事が最終的には会社の利益につながると考えています。
 
 
-改めて、現在の原さんの目標を教えてください。
中古住宅の供給数で全国No.1を目指しています。現代では、可処分所得が低下する一方、物価は上昇するという大変な時代になりつつあるからこそ、中古住宅事業は今後大きく成長すると考えています。足元では北海道に営業所を展開し、将来的にはさらにエリアを拡大していく予定です。
 

最後に、起業に興味を持つ若者に向けたメッセージをお願いします!
まずは自分のやりたいことを見つけてみてください。そして小さな事からでも良いので行動をしてください。最近私もSNSで起業に関する相談を受けますが、厳しいことをいうと自分のやりたいことは人に聞くものではないと思っています。他者の成功体験を聞くのはもちろん良いことですが、まずは本を読むなり、副業で少し何か自分の興味あることを始めてみるなど、行動をすることが何よりも大切です。小さな成功体験を沢山踏んで、大きなことにチャレンジできます。『百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず』です!起業は決して甘い楽しい世界ではないですが、それでも起業家として成功したい人は応援します!頑張ってください!!


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。第三者承継という新たな経営の形、それまでの出会いやご家族とのプライベートまで、貴重なお話をお聞きですることができました。私自身、就職活動を前に、もう一度自分の将来のキャリアについて深く考えるきっかけにもなりました。お忙しい中インタビューにご協力くださった原大輝さんに、改めて感謝申し上げます。

株式会社ダイエーホーム ホームページ:

株式会社ダイエーホーム Instagram:https://www.instagram.com/daiehome/


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