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アニメと漫画の話で盛り上がり会うことになった本格オタク男子。帰ろうと思ったけど、何故かホテルで…

こんな私が、オタク男子とホテルで一夜を過ごすなんて思ってもみなかったけど

「やっべー、これハズレだわ」と思ったのは、マッチングアプリで知り合った彼と出会ってすぐだった。

彼の名前はタイチ。アプリのメッセージでのやり取りは楽しかった。特に「呪術廻戦」とか「SPY×FAMILY」の話で盛り上がったから、楽しみにしてたんだけどな。だけど、現れたのはイメージと全然違う、本物のオタク風味。Tシャツには「推しの子」のキャラ、リュックにはキーホルダーたくさん…。

「あー失敗した…」と思ったけど、張り切っている彼の姿を見て、「せっかくだから」と心を鬼にして、都心のおしゃれなカフェへ。

注文したのは彼が好きなアニメで主人公が飲んでいたというラテ。私は大好きな抹茶フラペチーノをチョイス。カウンターで待っている間、タイチが照れくさい笑顔で「緊張してる?」って。私は「うん、ちょっと」って返した。彼の純粋そうな瞳に、ちょっとだけ心が和んだ。

席について、彼の熱い漫画の話に引き込まれていった。彼が語る「呪術廻戦」のキャラクターの心情や「推しの子」の作者の描写の秀逸さ。私もマンガ好きとして、自分の好きなエピソードやキャラクターの考察を話すうち、気がついたら2時間以上も話し込んでいた。

店を出て、彼と手をつないで街を歩く。夜の街のネオンがキレイで、前を歩くカップルがホテルの方向へ。私はつい、「あれって、どんな感じなのかな?」って口にしてしまった。彼はちょっと照れくさい顔して、「行ってみる?」って。私も「え、マジで?」と少し驚きながらも、「まぁ、一回くらい…」って返した。

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