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未来の女性エンジニアもたくさん。@ダイソン・スクール・オブ・デザイン・エンジニアリング。

来年の2020年2月1日の国際シンポジウムに登壇する二人のゲストスピーカー。そのうちの一人がロンドンの大学院でユーザー中心デザイン学を教えているセリーヌ・ムージュノさんです。

セリーヌさんが教えている大学の母体はイペリアル・カレッジ・ロンドンというイギリスにある公立の理工系研究大学。112年もの歴史がある難関大学だそう。この大学のユニークなところは、フツー理系の工学系というと、男、男、男、、と男性に偏りがちなのに、女性が多いこと。

(なんて弾けている女子たち!従来のエンジニアのイメージがくつがえります。)

セリーヌさんが教えているのは大学の中で10番目にできたエンジニア部門の学校。ダイソン・スクール・オブ・デザイン・エンジニアリング。 2015年に新しく新設されたエンジニア(*工学的な知識を利用して、コンピューターやシステムの開発をしたりする技術者のこと)養成スクールですが、そこでも生徒の43パーセントは女性。

さてこの学校。ダイソンという名前がついている通り、あのサイクロン方式の掃除機で有名な家電メーカーダイソンが出資して、共同でつくった次世代のエンジニアを育てるための学校。

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なぜ企業が?? 

それは必要数に対してイギリスではエンジニアの数が圧倒的に足りない!からなんです。2020年までにイギリスの産業界では、航空宇宙から自動車製造に至るまで、ありとあらゆるところで100万人のエンジニア人材不足が見込まれてます。そんな国をあげての危機感こそが、このようなダイソンという民間の企業が、イギリスの公立の学校の分校とのコラボスクールが生まれた背景となっています。

パソコン、スマホ、IoT家電、システム、ソフトウェアやアプリ。こういったデジタル機器の活用がみんなの生活でごくごく日常のものとなっている一方で、気候変動、大気汚染、飲料用水の確保、人々の健康問題、食べ物の保障などなど…。こういった地球規模の課題は山ずみ。

クリエイティブかつ革新的になるための教育方針の中、こうした問題にイノヴェーション精神や起業家マインドを持って取り組める次世代のエンジニアの育成を目指しています。

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今回紹介したダイソン・スクール・オブ・エンジニアリングで設計学を教えるセリーヌ・ムージュノさんがスピーカーとして来日します★  2020年2月1日「IoT, Fab, and Community well-being 〜ケアのあるコミュニティをつくるために、デジタル技術ができること〜」 の詳細&申し込みはこちらまで。 

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