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Art for Well-being

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アートとケアの観点からテクノロジーを見つめなおし、アートとケアの可能性をひろげるプロジェクトです。病気や事故、加齢、障害の重度化など、心身がどのような状態になったとしても、さまざ…
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#福祉

【レポート】8月19日(土)開催 大阪|セミナー&ワークショップ「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジー」

8月19日に大阪・京橋で開催した、「セミナー&ワークショップ『Art for Well-being 表現とケアとテクノロジー』」のレポートを公開します。 渡邊淳司さん(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)によるウェルビーイングに関する講演&ワークショップから始まり、新川修平さん、川本尚美さん(NPO法人100年福祉会 片山工房)からの活動のご紹介、そして全員によるディスカッションと、盛りだくさんの内容になった本イベント。 特に最後のディスカッションでは福祉とテクノロジーど

【レポート】CAST:かげのダンスとVR|振り返りミーティング|2023年5月30日

2022年度に実施した、デザインエンジニア緒方壽人さんと、たんぽぽの家のひるのダンスによる[CAST:かげのダンスとVR]。 3月の展覧会、京都での報告会を経て、緒方さん、ひるのダンスに長年かかわってきた佐久間さん、そしてArt for Well-beingプロジェクト監修の小林茂さん、事務局が集まり、小林茂さんの進行のもと、[CAST:かげのダンスとVR]を振り返りました。 5月30日(火)17時〜19時@zoom ・緒方壽人さん(デザインエンジニア、Takramディレク

一緒につくる、Good Job!。社会に新しい仕事をつくるNFTプロジェクト「Good Job! Digital Factory」

こんにちは、わたしたち〈Good Job!センター香芝〉は、2016年から奈良県香芝市で活動している障害福祉事業所です。 障害のある人の就労や生活を支援する場所であり、アート×デザインをテーマに、デザイナー、アーティスト、クリエイター、エンジニア、企業、教育研究機関、自治体など、さまざまな人たちと協働しながら、新しい仕事やはたらき方を社会に提案しています。 〈Good Job!センター香芝〉の中には、ものづくりの工房、全国各地の商品を販売するストア、地域にひらくカフェ、一

【レポート】ブロックチェーンやNFTと何ができそうか? 株式会社TARTのToshiさんによる学習会

さまざまな個人や団体、福祉に関わる事業所がそれぞれ思いをもって活動し、連携しながら、新しい仕事・文化をつくっていく。福祉のなかでデジタル技術をつかうのではなく、デジタルのなかで福祉を実現していく。 わたしたちはこれらを目的にNFTプロジェクト「Good Job! Digital Factory」を立ち上げました。 立ち上げにいたるまでには、自分たちのプロジェクトが実現したいこと・めざしたいことを考える必要があり、まずは「NFT」や「ブロックチェーン」がどのようなものなのか

【レポート】2022年度のAIに関する取り組みについて|振り返りミーティング|2023年5月23日

少し時間がたってしまったのですが、昨年度のAIに関する取り組みの振り返りミーティング(オンライン)の内容を公開します。 プロジェクト監修者の徳井さんや、参加いただいた福祉施設「片山工房」、「たんぽぽの家アートセンターHANA」のみなさんを交え、全体監修の小林茂さんのコーディネートのもと、活発な議論が行われました。 現在も新たな事例づくりに取り組んでいる本プロジェクトですが、ツールと人との関係性や、様々な人の声を聴きとりながら長期的にプロジェクトを進めることの必要性など、重要な

8月7日(月)福岡|フォーラム「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジー」を開催

表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。 だからこそ、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる方法を見つけていきたいと考え、Art for Well-beiingプロジェクトをスタートさせました。 生成AIやVR(バーチャルリアリティ)など、毎日のようにニュースなどで目にすることも多くなってきましたが、そうした新しいテクノロジー

展覧会 Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから:展示内容と関連資料

この記事は、2023年3月4日(土曜)から3月12日(日曜)まで、東京・渋谷にあるシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]で開催した展覧会「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから」の展示内容と関連資料をまとめています。 関連企画として、3月22日(水曜)に京都・FabCafe Kyotoで報告会を開催します。取り組みに中心的に関わった人たちから、表現者や現場は何を感じ発見したかなどを報告します。 展覧会の情報あいさつ展覧会「Art

すぐには評価のできない表現やテクノロジーも社会にひらいていく。YCAM菅沼聖さん、伊藤隆之さんインタビュー 

今回インタビューしたのは、<山口情報芸術センター・通称「YCAM(ワイカム)」>の社会連携担当の菅沼聖 ( すがぬま・きよし )さんと、R&Dディレクター伊藤隆之 ( いとう・たかゆき )さん。   YCAM(ワイカム)は、山口県山口市にあるアートセンターです。 展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設しています。 2003年11月1日の開館以来、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会や公演、映画上映、子

テクノロジーの力で、すべての人に、表現の自由を。一般社団法人WITH ALS 武藤将胤さんインタビュー

今回インタビューしたのは、<一般社団法人WITH ALS>の武藤将胤さん。 武藤さんは2013年に身体の異変に気づき(ALSを発症し)、2014年にALSと宣告を受けたのち、2015年からYouTubeやFacebookあるいはイベント開催を通じてALSに関する発信を始めました。 その後、難病ALSの啓発活動を通じて、治療方法や支援制度を向上させることを目的として2016年2月18日に<WITH ALS>を設立しています。 WITH ALS を立ち上げられた想いは、書籍

ありあまる他者への気持ち・行動を流通させる、ふるまいのテクノロジー。NTTコミュニケーション科学基礎研究所・渡邊淳司さんインタビュー

今回インタビューしたのは、<NTT コミュニケーション科学基礎研究所>の 渡邊淳司さん。 渡邊さんの主な著書には『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために ― その思想、実践、技術』や『情報を生み出す触覚の知性』などがあり、またNTT研究所発の触覚コンテンツ+ウェルビーイング専門誌『ふるえ』の編集長も務められています。 そんな渡邊さんに、ウェルビーイングと触覚のトピックをきっかけに、今後の福祉とテクノロジーのありようを考える話をお聞きしました。 ※引用元のURLは

「Art for Well-being」プロジェクトスタッフ募集【※募集を終了しました】

一般財団法人たんぽぽの家(以下、当財団)は、障害のある人の表現や仕事、創造性がうまれる環境など、これからの社会に必要な考え方や方法を提案するチームです。 「たんぽぽの家アートセンターHANA」や「Good Job! センター香芝」といった、障害のある人が創造的に活動する現場と連携し、クリエイター、デザイナー、編集チーム、研究者や実践者と協働しながら、それまで出会うことのなかった人や活動をつなげることで事業をすすめています。 当財団では、下記の事業においてプロジェクトスタッ

Art for Well-being のはじまり

Art for Well-being プロジェクトとはArt for Well-beingは、アートとケアの観点からテクノロジーをとらえなおし、アートとケアとテクノロジーの可能性をひろげるプロジェクトです。 このプロジェクトでは、病気や事故、加齢、障害の重度化など、心身がどのような状態に変化しても、さまざまな道具や技法などのテクノロジーとともに、自由に創作をはじめることや、表現することを継続できる方法を考えます。 表現することや表現にふれることは、よりよく生きるために必要