文字校正と格闘

現在新しい書籍の制作真っ只中。

今回はデザインだけでなく、文字の流し込みから文字校正まで請け負っている。通常文字の修正はDTPの担当（主に文字修正専門）の人にお願いして、デザイナーはチェックをするだけのことが多いのだけど、今回はシンプルな本であることと、最初から最後まで自分が関わって、きちんと作ってみたいなと思ったこともあり、とにかく地道に闘っている。今やっと6〜7号目あたりまできたとこだろうか。

本づくりはマラソンや山登りみたいなところがあって、その期間で自分のペースやバランスを整えるのが大事だったりする。わたしは夜になるとパフォーマンスが落ちるので大事な作業は朝やって、夜は頭をあまり使わなくてもいい作業に費やしたり、思いきって夜は作業をしないことも多い。

今日は文字修正に費やす1日だった。
真っ赤な赤字とご対面。一瞬たじろいでpdfを閉じた…。
気を取り直して周囲を掃除、iPadとapple pencilの充電を確認し、お茶を入れ替えいざデスクに向かう。
深く深海に潜るよう。集中力がいる。頭がざわついてるとミスも起こりやすい。

いざ。

一つ一つ直すごとに、iPadのpdfにチェックを入れていく。
最初はこんなに真っ赤で大丈夫だろうかと思っていても、やっていくうちに楽しくなって来るから不思議。

途中で休憩を入れながら、コツコツコツコツやっていく。今日はどこまで進むかなと思っていたけど、昼から始めて休憩も挟みつつ21時。99ページ分も終わった。なかなかいいところまできた。残りわずか。なんだかスッキリ。

いつも文字修正をしてくれる人に感謝の思い。残りは明日進めてそのあと色校正を出すためにレイアウトを入稿。まだまだ作業は続くけど、だいぶゴールが見えてきた。

最後までいいものを作ろうという気持ちを忘れずに。おつかれさま。

おわり