「Fast Movers」に「Goodfind Career」が取り組む理由

GoodfindCareerの白鳥です（普段はあまり名前を出さないのですが、今回は私的な話も多いので）。

前回の「コロナという時代にキャリアエージェントという役割を考える」というnoteで、このタイミングで「採用を加速させる」企業があるという内容を記載したところ、「具体的に教えて欲しい」という声をいただきました。

そこで、GoodfindCareerは、若手経営人材を支援するビジネスコミュニティ「FastGrow」と一緒に「Fast Movers」という活動を進めていこうと思います。

「Fast Moversー不測事態は想定内。急成長すべく採用を続ける有望企業リスト」

今回のnoteは、なんでこれをやるのか、という話です。

「どうして、スローガンに入ったの？」

まだスローガンが50人くらいの頃だったでしょうか。現在の「FastGrow」編集長・西川 ジョニー雄介が、スローガンに入社した時に「どうして、スローガンに入ったの？」という話になりました。きっと、いろいろと話をしていたと思うのですが「だって、世界でなにか大きな問題が起こった時に、誰か！あの火を消せる人はいないのか！？って叫ぶとしたらスローガンじゃん」と言われたのをよく覚えています。

Goodfindの卒業生には多くの起業家、アントレプレナーがいます。そういった社会を変えられる人たちのコミュニティだから、そういったことができるんじゃないか（ということなんだと思います）。ただ、そんな渋谷の焼き鳥屋での話が、いままさに起こっている気がします。

事態は最悪だ。ただ、社会を良くする方法はたくさんある。

先の見えないコロナショック。ウィルスは経済に飛び火し、米国をはじめ、海外の失業率は過去最悪のレベルにまであがっています。そして、まだこのウィルスを収束させ、回復したような国は存在しません。どこまで下り続けるのか、事態は悪化しているように思えます。

ただ一方で、この局面において、起業家をはじめとする多くのリーダーたちが、世の中に対して「いまなにができるのか」を真剣に考え、行動しはじめています。阪神淡路大震災しかり、リーマンショックしかり、東日本大震災しかり、彼/彼女らの行動によって、その時々の苦難を乗り越え、社会は前に進んできたのだと思います。

大きな地殻変動の機会は、新しい産業を生み出すタイミングでもあります。リーマンショックによって金融業界からインターネット領域に人が流れ、「フィンテック」という言葉は世に広まりました。産業をまたがって人が移動する瞬間には、多くのイノベーションが生まれています。

まず旗を立てよう、しかし役割は変わらない

社会を前に進めようしているリーダーの元に、優秀な人を集めよう。そのために、まずは旗を立てよう。そう思い、今回の「Fast Movers」という企画につながりました。もちろん、悩むところもありました。私たちGoodfindCareerは、人材紹介事業を営むキャリアエージェントです。そのため、企業への直エントリーを促すような導線設計は、ビジネス的には望ましくないんじゃないか、という懸念もありました。ただ、巨大なエントリーLPをつくりたい訳ではないですし、兎にも角にもスピードが大事ということで、今回のような仕様になりました（今後、変更していくかもしれません）。

ただ、キャリアエージェントとしての私たちの役割は変わらなければ、その重要性も変わらない、そう考えています。医学書があれば、誰でも医療行為ができるわけではないように、「キャリア」というものも専門的で且つ、複雑です。大型の資金調達をしたから、時価総額が高いから、その会社に転職した方がいい。そんなわけありません。これまでのビジネス経験、情熱や動機づけ、人柄やカルチャー、将来のキャリア目標。それらが組み合わさって最適なキャリアが生まれます。企業リストがあるから、誰でも最適な答えにたどり着けるわけではありません。ですので、企業リストが共有されただけで、私たちの介在価値はなくならないですし、私たちがその最適答をご案内できると思うからこそ、今回の設計になっています。なので、ここでは堂々と導線を貼ります（笑）

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「Fast Movers」というインキュベーション・ハブ

昔、スローガンには「インキュベーション・ハブ」というコンセプトがありました（いまでは、「新産業ビルダー」というコンセプトに姿を変えています）。当時、就活生だったわたしには、なんともその響きが魅力的に感じられました。今回の「Fast Movers」という企画が、まさに「インキュベーション・ハブ」として、多くの起業家を支え、そして社会の前進に寄与することを願っています。

「意志ある人の道を照らし、変革と創造の担い手を増やすことで、新産業を開花させる」これがGoodfindCareerを運営するスローガンアドバイザリーのミッションです。このミッションの実現に向けて「Fast Movers」という活動に取り組んでいきたいと思います。