食育は「なぜそもそも食べるのか?」から始まる

ミシュラン常連の大阪を代表する鮨屋の大将(ぼくの食の師匠でもある)と小学5年生~中学3年生を対象に食育を提供することにしました。
参加費はなんと無料です。

今はその準備をコツコツとしているのですが、まだまだ内容もしっかりと決まっていなかったりします。
こんな状況で大丈夫なんかと思いながらも、少しずつですが言語化が進んできたので、noteにも書きながら、このモヤモヤしているまだなにものでもないモノの抽象化と具体化を進めていこうと思う。

食育を通して僕が伝えたいことは2つ。
1つは好奇心を育もうってこと。
もう1つは答えのない問いに立ち向かおうってことです。

これは裏テーマみたいなもので、これ自体は食育でもなんでもありません。
じゃあ、その裏テーマを伝える食育自体はどんな学びを提供するのか?

それがまずは「なんでそもそも食べるのか?」という、答えのない問いです。

これを参加する子どもたちと、鮨屋の大将も、僕も、一緒になって考えて、自分なりの答えを見つけられたら(見つけられなくても)いいなと思っています。

この問いに絶対の正解なんてないと思うんです。
いや、まぁあるっちゃ~あるんですが。

それは生きるために食べるとか、まぁそういうのです。

じゃあ、なんで生きるためにほかの生物とかを食べるんだろうか?
なんでそんなシステムになっているんだろうか?

不思議じゃないですか?

なんで生き物は自分の外部から栄養を取り込むようにしたんでしょうか?
もちろん答えは誰にもわかりません。

だけど、なんでだろう?と疑問に思って、考えを巡らせるから、創造力が育ち、クリエイティビティが発揮されるようになると思うんです。

分子レベルで見ると、生き物とそうでないものの区別はつかないそうです。
例えば木でできた机と僕の体に違いなんてないわけです。
でも、もしかすると自分以外を取り込んで自分の体とエネルギーに変えるから生物を生物たらしめているのかもしれませんね。
木の机は自分以外を取り込むことはできないわけですから。

じゃあ、食べるのは無生物と差別化するためなのかもしれません。

これは今適当に考えた話ですが(笑)、こんな感じで食育を通して、この誰にも答えがわからない大きな問い「なぜそもそも食べるのか?」に向き合ってみます。


告知

食育の体験教室は2024年6月22日、大阪の梅田でおこないます。
もうすぐ募集を開始します。
対象者は小学5年生~中学3年生。
参加費は無料で、定員は8名です。
第1回目の初級編では一流の料理人から楽しく家庭料理を学べる内容を予定しています。
上級編では鮨の握り方を学ぶ予定です。
ご参加お待ちしております!


この食育は無料で開催することで、金銭的な余裕のあるなしに関わらず、誰でも参加できるものとさせていただいております。
可能性のある子どもたちに様々な体験ができる機会を創出したいという想いからそうさせていただいております。
ただ開催には食材費など費用がかかるのも現実であります。
そのため多くの方から資金の支援をいただいております。
ご共感いただける方はぜひ少額でもご寄付をいただけると幸いです。
夢のある子どもたちに学びの機会を生み出すため、どうぞご協力よろしくお願いします。

noteからの投げ銭、もしくは下記リンクからご支援いただけます。


ここから先は

0字

10代の学ぶ機会が経済的負担を理由に失われないためにも、当ラボは費用負担なく10代に参加していただける学び場を作っています。 その為には運営資金のご支援が必要です。 我々のビジョンに共感いただける方、ぜひともサポートをお願いします。