グッドデザイン賞の「特別賞審査」とは?
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グッドデザイン賞の「特別賞審査」とは?

グッドデザイン賞事務局

2020年度グッドデザイン賞を代表する1点、グッドデザイン大賞は、自律分散型水循環システム [WOTA BOX]に決定しました。
受賞者のWOTA株式会社さん、おめでとうございます!

WOTA BOXは、生活排水を98%以上再利用することで、上下水道がない環境下でも水を使えるようにするシステムです。持ち運ぶこともできるため、自然災害時の避難所での利用を始め、さまざまな場所での水利用を可能にする新たなインフラとしての役割が期待されています。

特別賞審査会は10/8に開催

このグッドデザイン大賞は、10/30の大賞選出会で決定したのですが、

同日に、グッドデザイン金賞とグッドフォーカス賞(4部門)の特別賞31点も合わせて発表しました。

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そして、これらの特別賞は、10/8に開催された特別賞審査会で決定したものです。
そこで今回は、一次審査二次審査紹介記事に続き、この特別賞を決める審査が、どのように実施されたのか、について簡単にご説明します。

第一部は「プレゼンテーション審査」(ライブ配信)

まず、第一部としてベスト100に選ばれたデザインの担当者100名が参加するベスト100プレゼンテーション審査が行われました。

100名が25名ずつ4部屋にわかれ、審査委員の前で、デザインの概要やポイントについて、4分間のプレゼンテーションを行います。

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その後、審査委員が気になった点、深く聞きたい点について、2分間の質疑応答があります。

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ちなみに、海外からの参加者はZoomによるオンラインプレゼンテーションとなりました。(通訳時間を考慮し、持ち時間は倍)

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このプレゼンテーション審査の様子は、今年度から初めてリアルタイムで配信されることになり、たくさんの方にライブで見ていただきました。また、アーカイブとして以下の記事にあるリンク先から、100件すべてのプレゼンを見ることができます!

第二部は「特別賞選考会」(非公開)

第一部のプレゼンテーション内容を踏まえた上で、第二部としては、審査委員だけで選考会を行います。

まず4部屋にわかれてプレゼンを聞いた審査委員が、それぞれの部屋で気になったデザインについて情報を共有します。

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そして、最初に金賞を選ぶ投票を行い、票数を見つつ、どこまで当確とするか検討しながら議論し、再度投票を行う、という手順で、徐々に特別賞を決定していきます。

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その過程では、例えば「2020年度の顔を選ぶべき」「未来に向けて指針となるデザインを選出するべき」といった賞のあり方についての話や、「環境問題においては何を重視することが本当に環境のためになることなのか」「コロナ禍における人の気持ちの動きにどう向き合うか」「人の命を守るデザインとは」など、デザインとその背景にある事柄も含め、さまざまな角度から真剣な議論が重ねられます。

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そうして金賞(20件以内)が決まったら、いよいよグッドデザイン大賞の候補となるファイナリスト(5件程度)を選出し、その後グッドフォーカス賞12 件を決定して終了。プレゼンテーション審査を開始した午前11時から午後7時まで、8時間にもおよぶ審査が、ようやく終わりを迎えました。

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特別賞審査会ドキュメンタリー動画を公開中

例年であればこの様子は完全非公開なのですが、今年はこの様子をドキュメンタリーとして収録し、さらに審査副委員長の齋藤精一さん、審査委員の倉本仁さん、原田真宏さんの3名による解説付きで、公開しています。

グッドデザイン賞の特別賞がどのように決定されているのか、こちらの動画も合わせてご覧ください!(03:16:20ごろからスタートします)


スキありがとうございます!
グッドデザイン賞事務局
こんにちは!グッドデザイン賞公式noteです。国内外のデザイナーや建築家、専門家などの審査委員による審査を行い、受賞結果を毎年10月に発表しています。審査の経過や受賞結果を通じて発見されたデザインに関するインサイトを、noteでお伝えしていければと思っています。