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2019年度グッドデザイン賞審査報告会レポート[Unit1(身につけるもの・ヘルスケア)/Unit2(子ども・文具)/Unit3(レジャー・ホビー)]

グッドデザイン賞では、毎年10月ころに、その年の審査について、各審査ユニットごとに担当審査委員からお話する「2019年度グッドデザイン賞 審査報告会」を開催しています。本記事では、ユニット1(身につけるもの・ヘルスケア)/ユニット2(子ども・文具)/ユニット3(レジャー・ホビー)の合同審査報告会をレポートします。
グッドデザイン賞ではカテゴリーごとに、今年は全部で18の審査ユニットに分かれて審査を行いました。審査報告会では、ユニットごとに担当の審査委員が出席し、その審査ユニットにおける受賞デザインの背景やストーリーを読み解きながら、各ユニットの「評価のポイント」についてお話しいただきます。

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2019年度グッドデザイン賞審査報告会[ユニット1(身につけるもの・ヘルスケア)/ユニット2(子ども・文具)/ユニット3(レジャー・ホビー)]
日 時: 2019年11月1日(金) 17:30〜18:30
ゲスト: 濱田 芳治 委員(ユニット1リーダー)、三宅 一成 委員(ユニット2リーダー)、山田 遊 委員(ユニット3リーダー)

身近な「モノ」のデザイン、審査の視点

濱田 審査ユニット1・2・3などは、基本的には「モノ」を審査するユニットです。ユニット1の審査対象は、身に付けるものとヘルスケア用品です。
具体的には、腕時計やスマートウォッチ、メガネ、オムツ、医療系の分野ですと浣腸まで入ってきます。使えるものはできるだけ試して使ってみて、エビデンス(機能的に実証できているか)なども参考にします。
もしかしたら、今年の審査テーマである「美しさと共振力」を考える前の段階なのかと思いますが、ユニット1で審査するプロダクトたちは、身近なところ、暮らしの中に入っていくものです。今、インターネットで「モノ」を買う時代で、実物を見ないで買う人も多くなりました。そんな時に、沢山のものがある中でGマークがついていると一つの差別化にもなるので、そこの部分も真剣に考えて審査に臨んでいます。
同時に審査委員の中では、この対象が分野・業界の中で比較するとどうなのか、この対象の位置付けはどこなのかなど、応募資料に書かれていること以外のことも、できるだけ調べて審査しています。それが実証できていなければ、受賞に至っていないというのが実状です。

タオル [綿パイルタオル シリーズ]

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濱田 例えば、このタオルだと、ユーザーの使いやすさなどを、アップデートできるところを丁寧にやっています
機能が新しいのかどうか、ももちろん見ていますが、ユーザーへどうやってわかりやすく伝えているか、考え方や暮らし方について、提案が入っているのかどうかも見ています。そういう流れがこのユニット1のみならず、今年グッドデザインを受賞したもの、それ以上の特別賞に入っているものにもいくつかあります。

三宅 僕が担当した審査ユニット2は文具と子供分野です。プロダクトとして使っていくものから、どう教えていくかみたいな教育の部分まで、幅広い分野です。どういう基準で物事を見ていくかというと、人に対してその対象がどう介在していくか、モノ単体で成立しているわけではなくて、人が何か目的を達成したいがためにモノが存在して、人がどう使うか、人に対してどんな貢献があるのか、ということが一つの注目ポイントになります。それは「美しさ」という一つの基準にもなります。
ユニット2の審査対象プロダクトも、かなり身近なものですので、値段など「買いやすさ」も評価基準として持っていました。そういう考え方がうまくバランスが取れているか、そこがやはり評価していく上での一つの基準となっています。

定規 [ノンスリップアルミ定規]

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その中でも例を挙げるとすると、この定規なんですが、デザインを通して、まっすぐに紙を切る、線を引くという人の行動が実現されていました。見た目のデザインを華美にして、美しさを見せるのではなく、まっすぐに線を引くということはどういうことなのか、ということを根本的にかなり考えられているプロダクトでした。人がどう目的を達成したいか、人がそこにどう価値を見出していくか、ということをかなり厳密に考えられているデザインの事例でした。

ホッチキス [HD-10TL](グッドデザイン・ベスト100)

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ベスト100に選ばれたこちらのホッチキスも、見た感じは普通のホッチキスですが、工場のラインなどで毎日何万発も打っているような超ヘビーユーザーのためによくデザインされています。力も軽く打てて、使う人たちがどうすればストレスを少なく使えるかということを、やはり人にどう介在していくかがよく考え抜かれた事例でした。
また、審査の中で、全体として議論になっていたのが環境に対する姿勢です。例えば、ホッチキスの芯についても話が上がっていましたが、環境のことを考えると、ホッチキスの芯はいいのか?という議論もありました。まだまだホッチキスをなくせない仕事や職場もあるけれど、代替できるものが今のところまだ考えられないない時にあって、そのマイナスポイントを引いても、現状の最適解として、モノとしていいんじゃないかという話をしました。

山田 担当した審査ユニット3では「レジャー・ホビー」という、趣味性の高い領域の対象が集まるユニットです。趣味性が高いということは、機能特化とも言えるので、例えば釣り具、スポーツ用品ならゴルフ用品とかも入っています。趣味用品はそこに対して専門知識であったり、その分野の素養や教養的なものも一定水準要求されるという審査が難しいユニットです。
審査の参考にするために、その分野の愛好家の方や、マニアの方のところに行って、話を聞きにいったりもしています。そのように、いろんな方の話も聞きながらユニットの審査していったというのが特徴かと思います。

今年、グッドデザイン賞全体のテーマとして「美しさと共振」が出された時に、ユニット123は「モノ」があるので、そういう点では比較的審査はしやすいユニットかと思います。「共振」は僕の解釈でいうと「かけ算」みたいなことも言えると思いますし、ユーザーとの関係性みたいなことも言えるかもしれないと思っています。ひとつのモノがスタンドアローンで成り立っているわけではなくて、何かしらの掛け算がおこったりなど、それも一つ共振かなと思います。ユーザーとの関係でも、何か「定規で線を引く」みたいな「行為」をしっかりデザインすることが生まれてくるように解釈をしているんですが、意外とこのジャンルの製品は趣味的なものが多いだけに、社会的意義みたいなものとの掛け算が難しいなと話していました。ですから、「共振」という意味ではすごく悩んだユニットでもあると思います。

卓球台 [パラ卓球台]

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こちらのパラ卓球台を例にすると、健常者と障害のある方が一緒に、同じ卓球台の上で2つのルールが混在しているというプロダクトです。
例えば、片側の卓球台は丸くて面積が広くなっていて、守備しなければいけない面積が広くなっています。「広くなっている」からこそある種のハンデが生まれています。本当に細かく何パターンもバリエーションを持たせているプロダクトです。この卓球台を作って、パラ卓球を普及させていこうという意思を持って、世に知ってもらうためにいろんなイベントをしていて、このような分野の製品の中では共振力を感じさせる対象でした。そいうえば、来年オリンピックなんですが、スポーツに関する応募対象が少なかったという印象でした。

ダイレクトドライブターンテーブルシステム [Technics SL-1200MK7](グッドデザイン・ベスト100)

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今回は、製品の進化系というか、長年使われてきたものがリニューアルされたり、モデルチェンジされたものなどが、このユニットからグッドデザイン・ベスト100をいくつか受賞しました。
そこでお話ししたいのが、テクニクスのターンテーブルです。この分野は特に「(製品のアップデートは)やり尽くされてる」と言われることが多いのですが、こちらのレコードプレイヤーは、10年以上ぶりにリニューアルされました。以前から作られてきた名器で、定番の機種ですが、この新製品は実際の見た目の印象はぱっと見では前のモデルとあまり変わりがありません。でも実は、モデルチェンジをしていない間に、部材や製造方法は進化していて、細かい部分がモディファイされ洗練され、しっかり進化していました。価格面も、若いDJからなんとか抑えてくれみたいなことも言われていたそうで、そこで製品自体のディティールや作り方などいろんな努力を重ねて、2つで20万円以内を叶えたそうです。
もしかしたらあまり気づかれないかもしれないけど、内容が大幅にリニューアルを遂げているこの製品のようなものが応募されてベスト100に選ばれるというのもすごくよかったなと思いました。

爪切り [スワダネイルクリッパー](グッドフォーカス賞[技術・伝承デザイン])

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濱田 こちらはグッドフォーカス賞も受賞していますが、メーカーは新潟・燕三条の企業さんです。同社はこれまでも、Gマークを受賞した爪切りが有名です。爪切りは構造上、表側の刃しか後から研げないそうなのですが、この製品は、後ろにヒンジを作って爪切りを開けることができるようになっており、それによって表裏の歯が両方研げるようになっています。これは、一見スタンダードなんですが、そういう工夫がなされている点が良いなと思いました。もう一つの特徴は、その機構を採用したことによって、研ぎ直しサービスという仕組みも導入したことです。爪切りはだいたい数年で切れ味が悪くなってくるそうで、爪切りをメーカーに送ると研ぎ直しをしてくれるサービスを導入しています。そのように、循環型のものづくりをしようとしているところに感心しました。多分これは企業は儲からない仕組みだと思うのですが、一つのものを長く使ってくれる「ファン」を作るところや、「メーカーの取り組みに注目してもらう」というところなど、企業自身がものづくりを通して、その先まで考えているところを評価しました。
成熟商品だけれど、まだアップデートできて、それに新しいサービスなどのストーリーをつけてユーザーが長く使い続けるために挑戦したところが素晴らしいと思いました。また、地方での伝統産業などものづくりを頑張る企業で、アップデートしながらものを作っていく場合の一つの好例にもなっていると思います。

プロダクトの成熟とは

三宅 何を持って成熟かというと伝え方が難しいのですが、ユニット2では先ほどの話と重複しますが、例えばホッチキスも表層の形をちょっと変えるとか、そういうことだけをを考えると、やり尽くされているとか言われるんですけど、実際はそうではない。どう使われるのかとか、人がどう介在していくのかとか、ということを丁寧に考えていくと、まだまだやれることはいっぱいあるんだなということに改めて驚かされました。定規にしても、ホッチキスにしても、機能だけ見たらそんなに変わらないと思うけど、実はやれることはいっぱいある。多分この先もそういうものが、もっといっぱい出てくればいいなと思います。

toio™ 専用タイトル [工作生物 ゲズンロイド](グッドデザイン金賞)

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三宅 この「ゲズンロイド」は、実際動いているところとかを見ないとわかりにくいんですが、動きもちゃんとデザインされています。ぱっと見、既存の電子工作キットと一緒にされがちですが、実は「どう工作して、どう遊ぶか」ということをデジタルが全然邪魔していないんです。ちゃんと「工作して遊ぶ」ことがメインに考えられています。デジタルはそっと入ってきています。成熟していく分野の中に少しずつ新しいことが入っていって、成熟した分野でも成長して、成熟するっていう言葉もなんだか難しいなと思ってしまいました。

アコースティックギター [STORIA]

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山田 成熟の中でもちょっと違う視点でお話しますと、ユニット講評にも書いたんですが、例えば海外からの応募がどんどん増えていて、例えばユニット内だと、イヤホンとかスマートフォン関係のアクセサリーなどが増加しています。その流れで、このギターのお話をします。これは、ギターを演奏する若者たちや初心者向けの楽器として提案されたものなんですが、サイズもちょっとコンパクトで女性でも持ちやすかったりとか、部屋の中に馴染む素材感だったりと、細かい部分がよく配慮されています。でも、そもそも楽器でこういう工夫って、あまりよその国がやらないだろうなと思ったんです。ある意味、成熟分野過ぎて、楽器と言われると、全然海外からのエントリーはないにも関わらず、日本からエントリーされているものはレベル高いな!みたいなことをすごく感じました。釣り具とかも、アジア諸国など海外からは全然エントリーがないんですよ。
だから、もしかしたらそれが日本のお家芸だったりして、意外とこれが日本のものづくりらしいなとちょっと思ったんです。成熟だろうが、何と言われようがコツコツ作るみたいな。そういうことを、この楽器を見て感じました。

ストップウォッチ [TD-417]

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山田 ストップウォッチは、この分野も成熟極まりない。ストップウォッチはすごくシンプルで、押す・見る・測る、以上!(笑)。それを改めて追求して、めちゃくちゃ持ちやすくて、押しやすくて、軽くて、見やすくて、操作もわかりやすくて、なんか改めてデザインし直されているなと感じました。多分ほかの国ではここまで極めて作る人たちはあまりいないよなと感心しました。ある種ガラパゴスなのかもしれないけど、日本らしさでもあるのかなと感じました。

三輪車 [ディーバイク ダックス]

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三宅 これは三輪車なんですが、よく考えられています。三輪車をできるだけ長く使ってもらえるようにデザインされていて、小さい子供からある程度の年齢の子供までが使えるようにしています。特徴としてはシートを長くしています。普通はシートが長くなると、外観はちょっとダサくなりがちなんです。ずんぐりむっくりになっちゃうというか。それを、上手く考えたなと思ったのが、「ダックス」という名前をつけて、ちょっとバランスの悪い見た目をプラスに変えているんです。ネガティブになりがちな要素を、考え方やデザインでプラスに持っていってる。これはすごいなと思いました。さらに、三輪車は、シートに犬の尻尾みたいなタグがついていて、引っ張ると折りたためるんですけど、そういうところも名前のダックスから上手く引っぱってきていて、上手にトータルでデザインされている事例だなと思いました。

デザイン領域の深さ、カテゴリーの選び方

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山田 こちらは水引ギフト [スタンド花輪]です。これはご祝儀袋だから文具かと思ったら、ホビーのユニットであるユニット3で応募がきました。対話型審査のときに応募者の方と話してみたら、現物を見るのと一次資料だけではわからない情報を論理的に話してくださいました。祝儀袋やポチ袋はふつうに考えると文具なんですが、審査を通して、物を贈る習慣・文化・行為というのは、どちらかというと手芸の一つのエリアでもあるということを応募者の方から教えられたと思いました。最初、なんで「レジャー・ホビー」で応募なんだろうって思ったから「あ、そういうことか」と気付かされました。具体的に言うと、祝儀袋とかについてる水引は再活用が難しいですよね。でも、もらったものだし、なんだかゴージャスだし捨てるに捨てられないものを、どうやってサバイブさせていくかみたいなところから含めて、「贈る」という行為、さらに、そこでものを書いて作っていくっていう行為が、意外と文具の評価の中ではなくて、その行為一連をある意味、手芸というカテゴリーの中で、そのデザイナーさんは捉えて、あえて「レジャー・ホビー」のユニットに応募してきてくれました。応募カテゴリーの選び方とか、一次審査資料と二次審査の表現の仕方の重要性とか含めてなんですけど、プロジェクトの担当者とか、デザイナーさんとか、企業の熱意みたいなものとかも感じたりして、興味深い事例だなと思いました。

応募用紙の書き方は重要

三宅 例えば、最初、一次審査資料やビジュアル写真から見て、パッケージのデザインで応募してきたと思った対象がありました。その対象は二次審査で対話型審査にも参加されて、お話をお伺いしたら、それはモノを通しての作り方の話だったんです。お話を聞くと、すごくよくできていて感心したのですが、応募段階で提出された資料ではパッケージの評価をしてくださいという感じの見え方でした。ですから、最初に審査対象の資料を登録するときには、どこを見て欲しいか、ポイントはどこかというのを明確にしたテキストや写真の選び方などをしていただくと、審査委員にも伝わりやすいかなと思いました。

濱田 確かに、応募者が思っている製品のポイントと、一番謳うべき製品のポイントに、ギャップを感じる時があります。手がけた当事者だと主観的な要素が多くなり、情報が整理されていないことがあるので、特徴で整理したりとか、開発に関わっていない第三者の目で見るなど、客観的に見ることをするとより伝わりやすいです。それは、審査委員に伝わることもそうだし、一般ユーザーにも伝わりやすいと思います。

まとめ:これからの、ものづくりに対しての未来

濱田 どの企業もデザイナーもみんな頑張ってものづくりに取り組んでいるので、それをきちっと審査を通して評価していきたいと思っています。
その中で、全体的な傾向として、今はサーキュレーション・エコノミー(循環型社会)と大量消費社会が混在する時代に入っていて、重要なポイントだと思います。ヨーロッパでは特に循環型社会にドライブがかかっています。サーキュレーション・エコノミーでは、今までの消費の仕方とかと違うから、みんな少し我慢しなくちゃいけないこととかもあります。例えば、ものづくりでも、少し我慢や制約を与えるんだけど、でも心地よく使えるように違うシナリオを一個入れてあげて無理なくするとか、そういうアプローチが、シフト期のものづくりにはすごく必要だなと思います。言い換えれば、作り手側が、冷静になって「どういうものづくりだと人の行動が変わるのか」とか、単純な目新しさではなく、意図とか意味を感じて作っているものを伝えていただければ、審査ではそれを見ていきたいなと思います。

三宅 今年の審査では、環境の問題や廃棄物の話などが多く出ました。それはもちろん達成すべき絶対条件ではあるのですが、最近、色々なものが合理化され、使いやすくてエコというデザインが多くなっています。でも、人がどう介在するか、人のためのデザインを考えていくと、本当に合理化だけで面白くなっていくのか、というところにちょっと疑問も持っています。
個人的には、合理化ももちろんいいんですが、もう少しパッションで動いてもいいんじゃないかなとは思っています。
デザインを面白くするためには、もうちょっと情熱があってもいいんじゃないかと思うので、デザインがそういう方向にもうちょっと向いていってもらえればなと思います。グッドデザイン賞でもそういう商品が今後みられるといいなと思います。

山田 今の「環境とパッション」みたいなお話は、全然違うものだけど、どちらも大事だなと聞いていて思いました。循環型社会のお話もありましたが、それでいうと、僕の仕事は流通、お店の仕事なので、ビニール袋を作れないのは待った無しだな、いよいよ本気だなという感じを受けました。
そういう社会全体の流れに対して、産業や商業もどんどん向き合っていかなくてはいけなくて、社会全体がその方向に進んでいこうとするベクトルや意思を強く、仕事上でも感じています
ですから、循環型社会や環境というワードは、今後も日本の社会においても非常に重要なキーワードになるんだろうなと思います。

一方で、ユニット3では「共振」ということが非常に難しいという話もしていました。今年の例を挙げると、園芸やアウトドア系のものも健闘したという印象はあるので思うんですけど、「アウトドア用品であり、サバイバル・防災用品である」みたいな話ができれば、共振とか掛け算というのは十分にありえるんだろうなとも感じました。たとえば、アウトドア用品としての質が高いというのは大事なんですけど、一方で災害時の時のことも考えられているか、など、そこまで踏まえた上での製品がこれから生まれたり出てきてくれるといいなと思いました。

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