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今週のグッドデザインを紹介します(3/18 〜3/22)

今日は、 3月4週(3/18 〜3/22)のとれたてグッドデザイン4点をまとめてご紹介します!



3/18 サステナブルなEC配送サービス[comvey シェアバッグ®︎]

梱包バッグを切手不要でポストに投函、リユースできる、梱包ゴミとCO2排出量を最小化する配送サービス。

comvey シェアバッグ®︎

受賞者によるデザイン紹介
一般消費者及びEC事業者向けのリユース可能な梱包バッグと、それらを運用するためのオペレーションシステム。

審査委員からのコメント
段ボールゴミは、実はゴミ総量の中で大きなウエイトを占めている。今後より一層、消費者の購買行動がオンライン化になる中、段ボールゴミを減らす手段を見つけなくてはならないのは明らかだ。そんな中、期待しているのが、Comveyのような再生可能な梱包サービスだ。梱包バックは50回以上リユースが可能な耐久性を担保し、再利用するためには切手不要でポストに投函するだけの簡便さを実現した。今のところファッション領域に限定して試運転がされているが、関わっているプレイヤーの規模も大きく、日本における環境配慮の先進的な取組みとして一定の評価を受けている。10年後、エコな梱包材がデファクトスタンダードになっていることを夢見て、今後の展開を大いに期待している。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/15479

3/19 セキュリティゲート[ユニゲート(ウッドタイプ)]

木質化が進む建築空間に調和する、天然無垢の木材を使用したセキュリティゲート。

ユニゲート(ウッドタイプ)

受賞者によるデザイン紹介
筐体に天然無垢の木材を使用したセキュリティゲート。近年、増えている内外装や構造材に木材を使用した公共・オフィス建築の空間に調和し、環境に配慮したサステナブル建築の魅力を向上します。触り心地の良い木肌が利用者に快適で気持ちのよい体験をもたらし、従来の金属とガラスによるシャープで無機質な空間を優しく柔らかい印象に変えます。

審査委員からのコメント
美しい木質の存在感とデジタルの融合に新鮮な印象が感じられ、高い技術力と優れたデザインに高い評価が集まった。このセキュリティゲートは木質化が進む建築空間に柔軟に対応するために開発した製品であり、自社開発では補えない点を木加工技術力の高いマルニ木工と共同開発することにより、お互いのデザイン力と技術力を最大限引き出し、見事にデザイン性の高い製品を作り上げている。ハイテク機構が求められる用途だからこそ、木が持つ自然力が活き、この融合がこれからの空間に欠かせない存在となることを確信できる逸品である。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/15550

3/21 砥石のブランディング[NANIWA Whetstone]

和食の海外への広がりとともに海外のシェフにも広まってきている日本の砥石。精ちな研ぎ味を伝える機能美のあるモダンジャパニーズデザイン。

NANIWA Whetstone

受賞者によるデザイン紹介
日本の砥石は、和食の海外への広がりとともに海外のシェフにも広まってきている。海外市場で和食や各国料理のシェフやハイアマチュアをターゲットにNANIWAブランドの砥石の認知と販売をさらに強化し、ブランドを確立するため、海外向け砥石製品においてNANIWAブランドのリデザインを行った。

審査委員からのコメント
砥石というプロダクトに対し、ブルーとグレーをベースとした色調と、シャープな複数の線によるVIシステムが、商品の高品質感と機能性を伝えており、ブランディングとしてとても優れている。商品群で置かれた時、同一企業・ブランドのものだと認識もしやすく、店頭での機能も考えられている。和食のユネスコ無形文化遺産への登録にも伴い、海外の人からも人気のある日本の包丁だが、それを支える砥石もまた、デザイン性の優れたブランディングで世界で展開されることは、日本文化の美意識を伝えることでもあり誇らしい。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/14624

3/22 キッチンブラシ[キッチンブラシ]

従来品の持ちにくさや洗剤が漏れる・出ないなどの問題を丁寧に取り除き、使いやすさと佇まいにこだわった、洗剤を入れて使うキッチンブラシ。

キッチンブラシ

受賞者によるデザイン紹介
洗剤を入れて使うキッチンブラシ。必要な時、ワンプッシュで洗剤が適量出せ、サッと洗えるので食器洗いの行動を妨げない。泡立ち泡持ちのよいウェーブ毛を採用。清潔に使える抗菌加工(※バルブは除く)

審査委員からのコメント
通常はブラシと洗剤が別々になっており、ユーザーは使用の際にブラシに洗剤をつけ、汚れた部分にこすりつけて洗っていた。洗う際に、洗剤容器のフタを開けてブラシにつける過程が非常に手間だった。ブラシの中に洗剤を入れておき、必要な時にブラシの上部を押すと、一定量の洗剤液が出てきて即座に洗えるようにしている。簡便性をさらに進化させた。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/15055



この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
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