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イタリア ヴェニスの商人を思い出し、電車に乗り遅れる件

こんばんはテンプラです。

ヴェニスまたはヴェネツィア。(英語読み、イタリア語読み)

「ヴェニスの商人」をご存じですか?シェイクスピアの喜劇で、子供のお遊戯会などの演目でも利用されるようです。

私は小学6年生の頃このヴェニスの商人の主人公の一人である商人アントーニオ役で舞台に出まして(すごく人徳があり良い人役!)、そのころから何となく「ヴェニス」という異国の水の都はモヤモヤと頭に入っていました。

そして大学は建築学科へと進み、ヴェニスの有名なサンマルコ広場などの広場計画を勉強したりとヴェニスへの思いは更に強くなってきたのです。
大学時代、建築に前向きな学生ならば長い休暇などで友人一緒に建築視察や、大学でのツアーに参加するはずなのですが、この頃の私はスキューバダイビングに夢中で日本各地だけではなく世界地域に色々と潜りに行っていました。
ただ学生でお金も無いので世界と言ってもアジア圏のきれいな海。
そちらを優先して欧州への建築視察なんて二の次になっていたのです。

本来は若いうちに行くべきだったと考えていた海外への建築視察ですが、社会人になり初めは建築事務所を勤務し、30代くらいから家の商品開発などするようになって、何故か欧州への繋がりが頻繁に増えていきました。(初めて行った欧州は20代後半コペンハーゲンでした^^。)

何となく周りからも言われていた「海外視察などの建築勉強は若いうちにするべき」というのは、30代から色々経験させて頂いていて、まあ結局遠回りだったけども、遠回りだったからこそ海外の人との繋がり、様々な視察も含めた体験もできているのかなぁと自分で納得しておるのです。

話を戻しますと、ヴェニスへ初めて行ったのは2014年。
これもミラノサローネを子供含めて家族で行ったとき、サローネ開催中にミラノを起点に半日観光へとヴェニスへ行きました。ミラノ中央駅から鉄道イタロでヴェニスへ。

初めていった感想。ヴェニスの駅を降りた時、目の前ディズニーランドかと思いました(笑)
建築を勉強した人の感想ではないですな。。
目の前に川が流れ、そこに停泊する船と周りの建物群が非現実的に思ってしまった。

駅を降りた風景

基本的に移動手段は船のみ。
目の前の停泊している船のチケット買って、まずは大学時代に勉強したサンマルコ広場へ。
そこで一度ゆっくりお茶をして、すこしずつ駅側に歩きながら移動する手段をとります。

サンマルコ広場のカフェ

太陽が眩しいサンマルコ広場。

息子と。

喧騒から外れる川べりなどは、結構な汚臭の匂いがします。

幼児をつれながら迷路の様な道を行ったり来たり、余裕で色々見ながらヴェニスの迷路を楽しみました。でも目的の駅へ向かっているはずが、どうやら子供をつれての歩きじゃとても時間につかないことが肌で感じめて、結局は近くの船の停泊所を焦って探して船を待つことに。
やっと船が来て電車の発車時間が迫る中、焦っても船は急ぐわけではなく駅前に到着したのが、発車の2分前。
息子を担いで急いで駅に向かったのです。

結論❗️船が発車時間につかないで乗り遅れました。。
私たちが着いたと同時に出発、悲しい別れ。「待ってくれ〜」と本当に叫びながら鉄道は止まる事なく夕日の空を背景に消えてゆきました。

駅員(鉄道長)さんが、その瞬間の乗り遅れる哀れな日本人を見ていて下さり、ありがたいことに次の鉄道をタダで乗せていただきました。

船は時間的な余裕をもって乗りましょう。
当たり前だけど船は動きが遅い。。

今年もミラノサローネに合わせてホテルを予約していました。
今年はミラノ宿泊ではなく、ヴェニスを宿泊起点として移動して数日ミラノサローネを見学するという計画でしたが結局違う計画に。
来年来年!

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