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介護報酬引き下げの影響 経営者やリーダーがすべきことは

介護報酬は年々引き下げの方向で進んでいきます。これについては、国全体の視点と介護業界の視点でまさに正反対の捉え方になりますが、私は、やっぱり介護業界寄りの視点になってしまいますねぇ。
捉え方はどうあれ、結果としては引き下げで、中小規模の事業所にとっては、厳しい状況が続きます。決まったことに対して不平不満を言っても仕方がありません。そのエネルギーを経営者やリーダーはスタッフに向けてほしいのです。

「報酬が引き下げになることで、どんな影響が出てくるのか?」と、
一番不安に思っているのは現場で頑張っているスタッフです。
報酬引き下げに対して、リーダーとしてスタッフにどのように伝えるか。
スタッフの士気を高めるような伝え方ができるでしょうか?

私個人としては、引き下げは大きなチャンスだと思っています。状況が厳しくなるほど、職場環境を含め、人材育成に強い施設と弱い施設との差がより明確になってくるからです。厳しいようですが、介護業界でも施設の淘汰は避けられないでしょう。人件費や光熱費が上がる一方で、提供するサービスの単価が下がり、減収で苦しむのは一般企業では当たり前の話です。介護業界だけが特別ではありません。コロナ不況や人材難で多くの企業が淘汰されました。

でも、どんなに厳しい状況になっても、生き残る会社は必ずあります。
変化に対応できる会社だけが生き残っていくのです。不平不満を言う前に、やらなければならないことがたくさんあるはずです。もう逃げられません。問題の先送りもできません。それぞれの施設がスタッフと一丸になって取り組んでいくしかありません。
真剣に向き合うあなたや事業所を、私たちは全力で応援します。

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