見出し画像

幸せの定義

以前ツイッターでちらっと話題に出したことがあるが、人は基本的に「幸せになりたいもの」だと私は思っている。
ただ、たまに「どう考えても自ら不幸を取りにいっているようにしか見えない人」がいる。
その人はもしかすると、自分が不幸な状態であることに幸せを感じるのかもしれない。
仮にそうだとすれば、「不幸な状態が幸福である」というおおいなる矛盾に「幸せとは?」とつい考え込んでしまう。

そうこうしているうちに、私は幸せを定義するある一つの結論に達した。

「そもそも幸せとは何なのか?どういう状態なのか?」と考えると、辞書に掲載されている通り答えは「満たされた状態」である。つまり欲求が満たされ、大きな不満やストレスがない状態だ。

こう考えると、「不幸になりたい」という欲求を満たすことで幸せを獲得する行為も矛盾はしないだろう。むしろ「不幸になりたい」という欲求を自覚している分、自分が暮らしや人生に何を求めているのか、自分の欲求が何なのかを明確に自覚していない人よりも幸せなのかもしれない。

さて、今回のテーマは「幸せになるにはどうすればいいのか」である。

既に結論を述べてしまったが、幸せになるためには「自分の欲求を自覚する」のが第一歩だと私は思う。つまり「目標の設定」だ。

たとえば「受験に受かる」という幸せを獲得したければ十分な受験勉強をするのが適切だし、良好な人間関係に幸せを感じるならコミュニケーション術を学ぶのが適切だろう。

ただ、ここに人生の落とし穴がある。

「受験に受かる」というのは幸せになるための短期目標であって、最終的なゴールは合格カードを使い条件のいい会社に就職したり、専門的な勉学と経験を積んで希望の分野に進んだりなどであるはずなのだ。

結婚についても同じである。

結婚すること自体が最終ゴールではなく、幸せな家庭を築いて日々を豊かに暮らすことが結婚の最終ゴールのはずだ。そしてこの最終ゴールを達成するために求められるスキルは、結婚を成就するために求められるスキルとはまた別なのである。

つまり幸せになるためには「目標を設定する」だけでは十分でなく、「目標を“正しく”設定する」必要があるわけだ。「結婚」が最終目標だと誤認すると、その後に訪れる本当の最終目標を達成する前に挫折してしまう確率が格段に上がるだろう。不適切な目標設定は、むしろ不幸すら招いてしまうかもしれない。

さて、「幸せになる方法」をざくっと簡潔にまとめたが、幸福成就へのフローを作るとすれば次のようになりそうだ。

  1. 自分が何を求めているのかを明確にする

  2. 目標を正しく設定する

  3. 目標を達成するために必要なものを明確にする

  4. 必要なものを取得する

  5. 目標を達成する

ぶっちゃけ私は上記のようなことを深く思考したり戦略だてたりしたことがないので、このフローにどれだけの再現性があるのかは不明である。一応「幸せになるための方法」を文章化すれば上記が順当だと思うが、率直なところ人生を幸福にする一番の要素は「コミュニケーションスキル」に尽きると個人的には思う。

ああだこうだ考える前に、まずは目の前の人を大切にすることだ。(なにこのひどいオチ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?