あの子やこの子のお母さん
私が映像のお仕事を始めたのはわりと遅かったので、最初からお母さん役をたくさんやらせて頂きました。
下は生後3ヶ月の赤ちゃんから、もう何人もの赤ちゃんをお母さんとして抱っこさせてもらいました。
ふわふわで、あったかくて、いい匂いのする赤ちゃんを心ゆくまで抱っ…ジュルリ。
はっ、えっ?あっ、お、お仕事ですよ!(←なんか危ない)
しっかし可愛いですよねえ。赤ちゃん。
これはもう役得としか言いようがなく、すでに私の俳優人生は最初のこの数年で元が取れているのかもしれません。ありがとうございます。(←やっぱりなんか危ない。笑)
それから年月を経て、少しずつ子供も大きくなりました(もちろん役の設定上でですが)。
幼稚園の息子とは、撮影の空き時間に
大量のどんぐりを集めてきて、掘った穴に埋めて遊んだり、小学生の娘とは一緒に宿題をしたりゲームをしたり。
その時その時を大変楽しく過ごさせてもらいました。
そもそも子役ちゃん達と言うのは、リアルお母さま達の教育も素晴らしく、3歳位になれば挨拶もしっかり出来て大人社会の道理も理解し、演じるという自分の役割もしっかり分かっている子が多いんですよね。
本当にすごいな〜と思います。
それから私自身だんだん歳を重ね、当然役として出会う私の子供達も歳を重ねて難しいお年頃をむかえ、最近では大学生やそれ以上の年齢設定である事も多くなってきました。
大きくなったねぇと感慨深いです。
そうしたお年頃の娘や息子達とは、撮影の合間まで擬似親子を続けることはあまりありませんが、一緒に雑談をしたりロケ弁を食べたり、普通に楽しく過ごすことが多いです。
余談ですが、ご縁あって家族役となる俳優さん達とは、初対面でもやたらしっくりくる事が多いんですよねえ。キャスティングや監督さん達の嗅覚の鋭さにはいつも感動します。
少し前ですが、特殊なメイクも使って若い頃からおばあちゃんまで演じる、という幅のある役をやらせて頂きました。
その時人生で初めて孫と共演しました。
それはもう〜可愛くて可愛いくて可愛いくて!!!
なんでこんなにかわいいのかよ〜♪と歌う気持ちが良く分かりました。
私とて擬似親子ではありますが、子供達の成長は嬉しく感じつつも一抹の寂しさも感じておりました。
そんなタイミングで無条件に天使な孫との出会い。
それ以来、しぶとく俳優を続けられれば
今度は天使なお孫ちゃん達とお仕事できるんじゃないの〜という野望も生まれつつあります。
ヨコシマ過ぎるかな。
俳優業で元取りすぎか(笑)
今日はここまで!
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