意外なところに良い解説が
占い、占星術のお話で、
自分の生まれた時の太陽が蠍座のサビアンシンボル26度
「キャンプをつくっているインディアンたち」
ということで、
解釈はいろいろあるみたいだけど
未知の場所などで、自分の知恵を試すみたいな感じ・・・などなど
ふと、昔、購入して、一度は目を通した本。
内田 樹 氏の『修行論』
こちらの巻末の坂本龍馬を武道家として語っているくだりで
武道修行で得られた「生き物として生き延びる力」でこのように
説明しているあたりが
「危機を生き延びる力」
身の回りの人間や資源をていねいに観察して、それが
蔵している潜在可能性を感知し、それを掘り起こし、最大化する
手立てを構想する力が必要である。
一見どれいほど無用なものに見えようとも、ある特異な状況下では、「それがなければ生き延びることができなかった」ような驚嘆すべき有用性を発揮することがある。 手持ちの資源でやりくりする力 手元にある資源のポテンシャルを引き出し、それを最大活用する能力を、かつてレヴィ=ストロースは、マトグロッソのインディオたちのうちに見出した。
そして、「ありものでやりくりする人」を「ブリコルール(bricoleur)」と名づけた。
日曜大工とか便利屋という意味のフランス語である。
「ちょっと、ここ直して」というような不意の要求に対して、ちゃんとした大工道具を使わずに、そこらに転がっていた板きれや石ころや金属の切れ端を使って応じることのできる人のことである。
レヴィ=ストロースは、マトグロッソの中をわずかの家財だけを持って移動生活をしているインディオたちを、「ブリコルール」とみなした。彼らはたとえ一本の棒であっても、それを農具として使い、武器として使い、道具として使い、呪具として使う。それが蔵している潜在可能性をあまりなく引き出すこと、それは限られた資源しか所有をゆるされないものにとっての生活上の必須なのである。
だから、インディオたちはジャングルの中で何かをみつけると、それが自然物であれ、人工物であれ、誰かが捨てていったゴミであれ、それをじっくりと観察して、その潜在的有用性を見抜こうとする。
〈略〉
インディオたちは、何か不足したときに、近くのコンビニで買ったり、通販で取り寄せたりすることのできない環境で生きている。どうような危機的な事態に遭遇しても、彼らは手持ちの資源でやりくりしなければならない。
「危機」というものの本質は、この定義に尽くされるだろうと私は思う
見事に、分野違いながら、この蠍座26度のサビアンシンボル
を絶妙に的を得ている考察で語っているとひとり発見して
喜んでいる。水星逆行、双子座の時期です。
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