見出し画像

私がキリストを信じて整形をしたくなくなった理由

"あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか。
もし、だれかが神の宮を壊すなら、神がその人を滅ぼされます。神の宮は聖なるものだからです。あなたがたは、その宮です。"

コリント人への手紙 第一 3章16~17節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

今回のテーマとなるみことばはこれです。

私は中学生の時から8年ほどにわたって、「容姿が悪い(もちろん人の好みはあります)」という理由でいじめを受け、同級生からは忌避されてきました。

「私は顔のある部分が醜いから、こんなに人生が苦しいんだ、人々から蔑まれるんだ」と自分自身を呪って、整形のためにお金を貯めようとしていた時期がありました。
これは、私がキリストを信じる前の話です。

他にも、ピアスがオシャレで可愛いから、耳にピアス用の穴を開けるつもりでいました。
整形のためにバイトもしようと考えていました。

自分の顔が醜いと思うことで、希死念慮まで私は持つようになっていました。
他人との人生の比較をすることはしませんでしたが、過度なルッキズムにより、自分の価値が分からなくなっていたのです。

しかしそこから、私の人生のどんでん返しが始まります。

整形やピアスのことを実行しようと思った矢先に、私はイエス・キリストを信じて洗礼を受けたのです。

信じてすぐは何も知らなかったし、聖書のことも全然読んでいなかったので、整形もピアスもやめようとは思っていませんでした。

ですが、信仰以前の話でそれらに対して踏みとどまる気持ちがありました。
理由は二つあります。

一つ目は、整形をしてしまったら、親からもらった顔に傷を付け、元の顔には戻れなくなること。
二つ目は、これはいじめを受けていた当時からのことですが、「あなたは可愛いよ」と言って優しくしてくれる女の子たちがいたからです。

これら二つの理由によって、私は顔にメスを入れ、耳に穴を開ける決断ができずに困惑した状態のまま、ただお金を貯めようとしていました。


そんな時に、牧師と話していて教えてもらった聖書の言葉が今回のテーマの言葉なのです。

"あなたがたは、自分が神の宮であり、神の御霊が自分のうちに住んでおられることを知らないのですか。
もし、だれかが神の宮を壊すなら、神がその人を滅ぼされます。神の宮は聖なるものだからです。あなたがたは、その宮です。"

コリント人への手紙 第一 3章16~17節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ここで書かれている「神の宮」とは、私自身の体のことです。
私の体には、キリスト教の三位一体の神様である「聖霊」様が住んでおられて、私の体は聖なるものだということを言われました。

「神の宮」を壊すということは、自分の体を顧みないということなのです。

私はこのみことばを読んで、深く反省させられました。
私は親だけでなく、神様からもらったこの体に、「自分が辛いから」という理由で、傷を付けようとしていたんだと分かったからです。

私は聖書を土台とした信仰を持っていたので、神様の言葉を、私が持つ信仰を否定してまで、自分の気持ちを貫き通すことはできませんでした。

だから、私は整形とピアス穴を開けることを考えるのをやめました。
そのようなことはしたくなくなりました。

それからは、結婚のことを祈り始めました。

たとえ、自分が世界中の人から「ブス」と嘲笑されようと、たった一人の男性から「可愛い、美人」と言ってもらえたら、大切な女性として見てもらえたら、それでいいとまで思えるようになったからです。

私はお互いに愛し合えて寄り添える人が欲しくなったのです。

その後、整形のために貯めたお金は全て、教会に献金し、教会のために使いました。
そのことで後悔はしていません。

私が不正な富を「自分のため」ではなく、「教会のため」、果ては「神様のため」に使えたことを神様は喜んでくださったと私は思います。


これは、あくまで私の話であって、他の人の体験を否定することにはなりません。
個人の信仰と、個人の信念を否定するつもりは私には毛頭ありません。

ただ、私はこのみことばに心が救われたというお話です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?