今日、第二志望だった中学校に入学します

息子が、今日中学校の入学式を迎える。
息子は中学受験をしたので、今日入学する学校に6年間通う予定だ。
そして、この入学する中学校は息子の第一志望ではなく、第二志望の学校である。

つい数日前に塾のテキストを片付けながら、「テキストを見ていると悔しさが蘇ってくる。」と言っていた。ほんの2か月ちょっと前までは、「絶対に第一志望の学校に入るのだ!」という気持ちで1日10時間近く勉強していた。
受験が終わってからは、それまで遊べなかった分を取り戻すかのように、毎日友達と遊んで過ごした。受験したことも、これからの中学校生活が始まることも忘れたかのように過ごしてきた。
もちろん、その間に入学説明会や中学校の宿題もやっていたが、いよいよ入学直前になり、受験を少し振り返り、自分が通う中学校のことを改めて考えたのだろう。

中学校からの宿題で受験の振り返りや中学での目標を作文に書いていた息子。
部活にも勉強にも一生懸命に取り組み「文武両道」を実現すると書いていた。

息子にも私にもどんな中学高校の6年間が待っているかはわからない。
苦しかったり悔しかったりすることもたくさんあると思う。そのときに、「この学校じゃなければ・・・第一志望の学校だったら・・・」という風にだけは思って欲しくない。
人生は「・・・たら、・・れば」と考えても全く前には進めない。
悩んだり苦しい時こそ、立ち止まらずに行動し続けて、自分の人生を主体的に生きて欲しい。

そのために、親としてできることは、とても限られていると思うが、寄り添い、気持ちを受け止めて一緒に過ごしていきたいと思う。

息子はこれから思春期。私は更年期。お互いのホルモンバランスからぶつかることもたくさん出てくるだろう。でも、子供と一緒に過ごせる時間は人生のうちのほんのわずかの時間。イライラしたり、喧嘩することも含めて、大切な時間。
6年後に息子も私も「ここで過ごせて良かったね」と言えることを願って、これから中学校の入学式に行こうと思う。

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