【読書感想文📖】心理的安全性のつくりかた(前編)

こんばんは、note初投稿のヨルです。noteってほんとに何を書けばいいか分からなくて、でも他の方の参考にする時間もなかったので、今はありのままに思ったことを綴っていきます(笑)
そのうち恥ずかしくなったら、ちょっとずつ文章アップデートしていきます(笑)

はじめに

まず、この本は間違いなく良書だと思います(笑)
今まで読んできた本の中で、一番腑に落ちることが多かったと言うか、
割とアカデミックな内容で、著者がしっかりと研究に基づいた持論を展開されているのでとても納得がいきました。
そして、なにより考え方が面白い!そんな考え方もあったのか!そんなアプローチ方法もあったのか!と、新しい発見ばかりでした。他の方が絶対真似できないような、著者だからこそ展開できる革新的でオリジナリティ溢れる主張をたくさんされていて、本当にすごいなと。読んでいるだけで尊敬しました。しかも人間の心理の核心をついているし、共感できるエピソードも多かったので、納得しやすかったです。
ただ、私が経験できていない部分など、理解や解釈が難しい部分もあったので、何回も読み返したい本だなと思いました。

この本は第1章〜第5章まであり、第1章で心理的安全性とは何か、第2~4章で抽象的なアプローチ方法(どちらかというと思考寄り)、第5章で具体的なアプローチ方法が示されているので、今回は前半の第1~2章まで要約と感じたことをアウトプットしていきます。

第1章 チームの心理的安全性とは

まず、大前提として「心理的安全性」を初めて提唱したのはハーバード大学教授のエドモンドソンで、「チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有されている信念のこと」と定義しています。
加えて筆者の言い換えでは、「メンバー同士が健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチーム・職場のこと」と定義しています。一言で言うならば、「率直な意見を気兼ねなく言い合える関係」のことだと思います。
例えば、上司の目を気にして自分の意見を中々言えなかったりすると、それは心理的安全性が低い環境であり、逆に思ったことを率直に言える状態は心理的安全性が高い環境と言えます。

なぜ最近注目されているかというと、2012年に行ったGoogleの調査では、最も収益性の良かったチームの要素で重要だったのは、学歴や経歴でもなく、「心理的安全性」と結論づけたからです。誰と働くかではなく、どのように協力していくかで、チームのパフォーマンスがかなり変わります。私も社会経験の中で色々なプロジェクトにアサインされましたが、パフォーマンスよく働けるのは心理的安全性の高い職場であるとものすごく感じており、逆に毎日辛いと感じる環境は心理的安全性が低い環境だったため、何か変えることができないかと探していたところ、この本に行き着いた次第でした。

もう少し心理的安全性を理解するために、非心理的安全性のリスク要素と日本版心理的安全性の要素を下記のように定義づけています。

【非心理的安全性のリスク要素】
①「無知」だと思われたくない
②「無能」だと思われたくない
③「邪魔」だと思われたくない
④「否定的」だと思われたくない

【日本版心理的安全性の要素】
①話しやすさ
②助け合い
③挑戦
④新奇歓迎

この非心理的安全性を感じるリスクを減らし、日本版心理的安全性の要素を増やすアプローチ方法を「柔軟的安全性」「行動分析」「言語行動」の視点から紹介しています。(各要素の詳細内容は本にて)

第2章 リーダーシップとしての心理的柔軟性

心理的安全性を高めるためにできるアプローチとして、「リーダーシップとしての心理的柔軟性」があり、実践するのはリーダーのみというわけではなくて、メンバーでもリーダーシップがあれば良いとしています。

このリーダーシップに必要な考え方として3つの柔軟性を挙げています。
①必要な困難を受け入れること
②大切なことを明確化し、行動すること
③マインドフルに見分けること

ここで言いたいことは、現実をフィルターを通して見ている自分に気づき、客観視できる人間になりなさい。ということだと思います。
なぜかというと、自分を外から眺めることによって、そこは安全地帯であり、心理的安全性が保たれるからです。
(「私=世界を眺めているカメラ」という表現がとってもカッコよかったです!)

大切なもの(自分のビジョンなど)に向かって行動すると、必ず嫌なことやできないことが出てきてしまうが(=必要な困難)、それは必然であり、無理に否定しないこと。観察者であるもう1人の自分が俯瞰して見て、まずは受け入れること。そして、他の行動を試してビジョンへ向かっていくことが大事と伝えています。(①②③は相互作用している)

私も今まで仕事で苦手な業務(会議での提案など)があると、仕事できる人になりたいというビジョンがあったので、思い通りにできなくて辛いという感情が出てきて毎日落ち込んでいました。ですが、その感情をまずはもう1人の自分が受け入れてあげれば、感情と行動を切り離すことができ、次の行動(前日に1時間提案の練習するなど)もおのずと冷静に見えてくるのだなと思いました。

この3つの心理的柔軟性を一人一人が身につけて行くことで、不安を恐れずビジョンに向かっていく習慣がつくので(リスクをとっても構わない精神)、チームの生産性や学習意欲が高まるという訳でした。

今日はこの辺で終わります!(後編へ続く予定)




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