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ちびたの本棚 読書記録「湯治場のぶたぶた」矢﨑存美

湯治場と聞くと、何もせずに温泉三昧の療養をイメージする。体調が良い時に読書と散歩ができれば大満足の生活だ。

今回はある湯治場のオーナーが山崎ぶたぶたという設定。
彼はどのシリーズでもたいてい料理上手だから、湯治場の食堂でも和洋中華はもちろんのこと、ふくいくたる香りのコーヒーやお菓子だって期待できる。
温泉で体をいたわった後は、お腹と心も存分に満たせそうだ。

舞台設定はシリーズ毎に違っても、水戸黄門のドラマのように物語の流れはほとんど変わらない。それなのに新しい作品が出ると手に取らずにはいられないのがこのシリーズ。
ぶたぶたは積極的に登場人物を救ったりはしない。ただそこにいるだけ。
まさに現代のファンタジーだ。

中年男性で声が渋いぶたぶた。
誰の声がピッタリかなと考えるのも楽しい。個人的には日経モーニングプラスFTの豊島キャスターかリリー・フランキー氏、少し若いけど市原隼人くん(テンション抑えめで)も合うかもと思う♪

ぶたぶたシリーズを未読の方は、え?ぶたぶたってなんなの?人間?妖怪?妖精?と不思議に思うでしょうね😉

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