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通訳案内業とは

資格について
通訳案内業をするには免許が必要です。
観光庁が行う国家試験ですが、業務に携わる人が少ないので、政府は頭を痛めています。
従来からある「全国通訳案内士資格」に続いて、2018年から「地域限定通訳案内士資格」も設けられました。英語以外の言語もあります。

試験は一年に一回行われて、一次試験は筆記、二次試験は面接です。全国通訳案内士の場合、合格率は15%前後でしょうか。
全国通訳案内士の場合、合格すれば日本中どこでも案内する事ができます。
合格すると、同僚達は皆自分の事を「ガイド」と呼びます。

仕事について
外国人のお客様を連れて歩いていると、「ボランティアですか」とよく聞かれます。日本では外国語を使う職業が少なくので、趣味でやっていると思われがちなようです。
私達は、趣味ではなく、仕事でやっています。
仕事自体は、お客様と一緒に旅行することです。「楽で楽しそう」とも言われます。ガイドが楽しくないとお客様も楽しくないので、基本はニコニコと毎日過ごします。しかしながら、旅行にまつわるあらゆる事、つまり天候、交通機関、宿泊先、訪問先などで起こる問題を一人で解決しつつ一日一日をクリアしていくので、泣きたい時も腹が立つ時もあります。

通常仕事は旅行代理店から依頼され、職業としてはフリーランスです。ですから自分で請求書や報告書を作って旅行社に提出し、初めて報酬がもらえるという仕組みです。
しかし最近は、インターネットの発達のおかげで、旅行社を介さず自力で仕事を獲得して活躍されている方も多くなりました。

いずれにしても、自分で働くか働かないかを決められるのが自由業のよいところです。
例えば、休暇をとって旅行に行きたいと思えば上司や同僚に気を使うサラリーマンと違って、いつでも自分の都合の良い時に行く事ができる、そういう自由が私は気に入っています。

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