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怖がりな私の怖い話 #今日の旦那日記

私は小さいころから怖い話が嫌いだった。
子どものころ映画「学校の怪談」が流行っていた。
ほかの映画を観たいと映画館に行けば、嫌でも「学校の怪談」の
予告を見る羽目になり、そのたびに目をつぶってやり過ごした。
耳から聞こえてくる音だけは、手で塞いでも漏れてくるもので
おどろおどろしい声が聞こえてくるのは本当に嫌だった。

毎年夏になると、怖い映画か怖い番組をやっている。
映画館のポスターやテレビの番宣の段階で、もう怖い思い
をしているのだから、私は「お得な」人間だろう。

私自身はそれで満足(?)しているというのに、
旦那はそうではないらしい。
旦那は私と正反対で怖いの大好き人間である。
アマプラで怖い映画を観ようとするので私が自室に
引き上げると、「人生の半分を損している」という。
余計なお世話だ。

私がいない間に、旦那が観た履歴によってTVのユーチューブの
おすすめ動画の大半が怖い動画ばかりになっている。
映画の予告ポスターすら無理なんだから、サムネイルも同様である。
癒しのはずのユーチューブが恐怖を与えてくる場になろうとは。
旦那がいない間にかわいい犬猫の動画をたくさん流して、
おすすめ動画から怖い動画を排除するしかない。

小さいころから怖いものが嫌いで見たくもない私からすると
感覚がわからないが、怖いもの好きな人としては怖いものを見たら、
涼しくなるものなのか?

旦那氏曰く「背筋のところが冷たくなって、涼しくなる」とのこと。
それが本当ならクーラー代の節約になるかもしれないが、
もし私が見た場合は夜中にトイレに行きたくなっても大丈夫なように
家中の電気をつけていなければ気が済まなくなると思うので、
かえって電気代が嵩む結果となるだろう。
今年の夏もうちのクーラーに休みはなさそうである。

この記事に合う写真の選定すら苦痛だった。
それでも私自身が見返したときに恐怖を感じないくらいの
マイルドなものを選んだつもりである。
(素敵な写真との出会いに感謝)

ちなみに、映画「学校の怪談」を観ることはなかったが、
大人になってから小説版を読んだことはある。
小学生のひと夏の冒険譚がメインストーリーで怖さはマイルド。
夏の学校、プールの独特なにおい。
「学校って、そうだ。図工室とかあって…」と懐かしさも感じた。
ホラーが苦手な方もぜひ。



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