流れのままに ⑦
通院の日程調整は難しかった。福祉職で直接支援する立場のため、わたしが休むということは、利用者される方の予定をキャンセルしてもらうか、他のスタッフのシフトを調整してもらう必要があるため、急遽休みをもらうことは避けたかった。自分の体のサイクル(生理開始日から排卵日)を見越して、翌月の休み希望を出すことはなかなか難しい作業だった。1カ月に何日も休み希望を出すこともできなかったから、昼から勤務を希望したりして、なんとか日程を調整していた。
朝1番で通院して、昼から仕事に行き、夜遅くまで仕事して、自宅に帰ってきたら家庭のことをしつつ、翌日また朝から仕事の生活は、体力的に厳しかった。不妊治療をしていることを周囲には話していなかったから、このまま何事もなかったかのように仕事を続けたかったけど、体力的に限界だった。
最後の最後までパートになることは悩んだけれど、また思う存分、仕事ができるようになると言い聞かせ、今しかできない選択を優先させてようと考えた結果、パートになることを決めた。何と戦っているわけでもないけど、自分が負けたような気持ちと、これで少し心身ともに余裕を持って生活できることにほっとした自分がいた。
前回から更新が少し空いてしまいました。ちょっとバタバタしていました。季節はすっかり秋ですね。わたしはやっぱり食欲の秋ですかね。美味しいものを食べたい気持ちと数週間後に控えている健康診断…の狭間で揺れ動く今日この頃。ダイエットは明日からが口癖なつぼみでした。
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