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ドイツ初めまして旅④完~ミュンヘン~

4日目。
この旅で、1番楽しみにしていた
『ノイシュバンシュタイン城』に向かうバスツアーに参加する為、
前日に集合場所を下見しておいたものの、早めにホテルを出る。
1人旅の男女や女子グループ、ファミリーなど様々な参加者たちと共に、
出発。


のどかな朝の風景。


前日は、天気が悪く心配していたが、ガイドさん曰く
到着する頃にはフュッセンは青天だった。

車窓から、初めて目にするその姿に感動。


ノイシュバンシュタイン城。マリエン橋から。
テレビや写真で何度も見てきた景色を目にすることができ、感激したことを一生忘れないだろう。

ルートヴィッヒ2世によって建築開始されたのは1869年。
日本では「版籍奉還」があった明治2年。しかし、完成はしていなく、
未だ工事している箇所がある。

ピザトーストらしきパン。
入場までの待ち時間に、売店で軽く昼食。
チーズサンド。
中央の小さい建物は、
ルートヴィッヒ2世の父、マクシミリアン2世のお城
『ホーエンシュヴァンガウ城』
お城入口。

時間厳守のため、予約時間ぴったりに入場。
内部は撮影禁止で、日本語オーディオガイドを聞きつつ、
城のガイドと一緒に回る。
172日しかこの城に居住できなかった、ルートヴィッヒ2世の生活空間や
部屋の数々。
19歳で国王となり、ワーグナーへの想いと城の建設、嫌いな戦争
「狂王」と異名をもつことになった。。。
そんな背景を考えると、豪華ではあるが、美しいと感じるだけ
ではない他の感情も混じるあっという間の見学だった。

城までの往復は、この馬車の他にバス・徒歩で行く方法があった。


 次は、世界遺産『ヴィ―ス教会』へ。

ルートヴィッヒ2世が立ち寄ったとされる教会。
のどかな風景。
こんな所で走り回れるワンコは幸せだな。見てるこちらも心が和む。
ヴィ―ス教会。
青空にひこうき雲も、きれいだった。

鶏ものんびり。

中に入ると外観からは想像していなかったほどの美しく華麗な、
やさしい色彩の空間が広がっていた。

中央には涙を流したキリスト像。
フレスコ天井画。
ガイドさんが一番好きな教会と話していた。
なんだかうなずける。
周りはのどかな風景が広がっている。

最後の目的地は、『リンダ―ホーフ城』
ルートヴィッヒ2世によって建築された3つの城のうち、唯一完成した城。

こちらも予約時間と内部は写真禁止、そして日本語オーディオガイド付き。
中に入ると、ルイ14世の騎馬像が出迎え存在の大きさが伺えた。
ルイ14世に憧れがあったとか。
アップルパイ。見学を終え、売店でちょっと休憩。
コーヒーでほっと一息。

久しぶりのバスツアーは、日本人ガイドさんが
ガイドブックでは得られない現地の生の情報をくれて、
とても勉強になった。
自力で行くことを断念していろいろな意味で正解だった。そして、
ガイドさんには、とてもお世話になり手間をかけさせてしまった。
なぜなら、現金をまったく持ち合わせていなかったからだ。
このツアーで廻ったところは、トイレや売店は現金オンリーだったため
ガイドさんにお借りした。
こんな人、私だけ。そもそもこの旅に関しても、昨年の北欧の旅にしても
“両替”なんて頭に微塵もなかったのだから。
皆、現金持っていてえらいな。関心してしまった。
初めての国に行く時は、現金があった方がいいと学んだ。
結局、駅の両替所に連れて行ってもらい、無事にお返しできた。
びっくりするほど悪いレートだったが、ガイドさんに救われ感謝。
何事も勉強。


ノイシュバンシュタイン城で購入した王冠ボールペン。7.95€
小さいノート。2.95€

アップルパイ・コーヒーとボールペン・ノートはカードで決済できた。


さて、気を取り直して、
地元で人気のハンバーガーの店、
グルメバーガー好きにとっては行ってみるしかないと思い、
【Hamburgerei】へ。これがミュンヘン最後の夕飯。

ポップでおしゃれな外観。
明るく清潔感のある店内。そして、親切な店員さん。
空いている時間帯でよかった。帰るころには満席。
オリジナルビール。
ハンバーガー。
ポテトはスイートポテトを選ぶ。ほくほくで甘みがあり、油っぽくないので食べやすい。
魚フライのバーガー。
バンズにおさまらないほどの大きさ。
これだけで満腹になってしまった。


デザートは“マダム御用達のカフェ”とガイドブックに載っていた
【ルイトポルト】1888年創業老舗カフェでケーキをいただく。

素敵な赤いテーブルとイス。
美味しそうなケーキがずらりと並ぶショーケース。
落ち着いた店内。ソファーもくつろげる。
カフェだけど、ワインも。確かに、マダム御用達。納得できる雰囲気。
ルイトポルトトルテ。名物ケーキらしく、濃厚で上品なケーキだった。
イースターエッグのチョコ。


 5日目。ミュンヘンと別れの日。
ホテル近くのバス停から、BMW本社や街並みを目に焼き付けながら
空港に向かう。

空港バス停にいた、FCバイエルン・ミュンヘンのバス。
シュタイフのテディベアたち。
機内で最後にビールを堪能。
機内食①
機内食②
機内食③
空港にワンコもお見送りに来ていた。
寂しそうな顔が切ない。バイバイ、元気に待っているんだよ。

ドイツ・ミュンヘン、ありがとう。
またお気に入りの国が増えてしまった。
何年か後にまた他の都市も含めて、
ドイツで頑張っている日本人サッカー選手を応援しに行こうと思う。
海外で奮闘するって、改めてすごいことだ。
私は旅を糧に、これからも経験値を増やしていく。

それにしても、有料トイレ代5セントすら持っていないとは、
今となっては笑える話。

2024年ドイツ初めまして旅はこれにて終了。




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