なぜ統失 第8部「寛解後&非言語 催眠編」(40)故・南裕先生「自己催眠講座」✨気功師になる?
前回のお話🔽
「川上先生って気功師なんだよ。知ってる?」
⤴奥様。
「あっ、はい」
「僕、ちょっとだけだけど気功出来るんですよ…」
半年近く、家で色々と気功の練習をしていました。
「でも、他の人が感じるのかどうかが分からん…」
「えっ?」
「いや、僕の気功を他の人に当てて感じてるのかどうかが分からん…」
自分だけの気功を「内気功」、
他人に送る気功を「外気功」と言います。
「あぁ、う〜ん、当ててみて?」
奥様が手のひらをこちらに向けて差し出して来ました。
「はい」
指先を奥様の手のひらの上に近づけ、
軽く指をこちょこちょっと動かしました。
「う〜ん、何も感じんねぇ」
「あぁ〜、僕だけなんか」
「内気功」しか出来てないのでしょう。
此処でイメージするのを忘れていた様な気もしますが…
一応、確認の為、
指を自分の太ももに近づけ、
(この頃、太ももが一番気功に敏感でした)
こちょこちょっ、と指を動かし、
軽く気功を送ってみました。
(僕がイメージしていた気功のイメージは、白くビリビリと少し痺れて気持ちいい感じです)
いつもよりハッキリと白い気功のイメージが見え、
太ももがビリビリと気持ち良くなります。
深い変性意識に入っているのでしょうか…
南先生が僕の太ももの方を じぃ〜と見つめています。
もしかして、イメージが見えてるの?
「にゃぶりえるさん、気功師になりぃ」
↑奥様。
「えっ、はい…」
「でも、気功を習える所、知らないんですよ…」
「良かったら、ちゃんとした所紹介して貰えませんか?」
「変な所に行ったら洗脳されそうで怖くて…」
もう洗脳はこりごりでした。
「あぁ、確かに気功だからね」
「う〜ん、苫米地博士の所で教えてるけど…あそこは…」
「東京は遠いので◯◯県(地元)の近くで通える所ないですか?」
「そうだ、にゃぶりえるさん、この人達知ってます?、東京ボーイズ!」
南先生はリモコンを操作し、
テレビに怪しげな「YouTube」のサムネイル一覧を映し出しました。
「呪い」、「呪物」、等、
いかにも怪しげな動画がずらりと並んでいます。
一瞬、ゾクッとした様な気がしました。
”なんで南先生が此処で呪いの動画の紹介なんかするんだ?”
↑心の声。
「いえ、知らないです」
「なんか怪しいですよ、これ」
「いえ、この人◯◯県(地元)出身の気功師なんですよ」
「えっ、そうなんですか?」
(ホテルに戻って詳しく調べてみると「東京ボーイズ」含め、全て真っ赤な嘘でした)
「この人達も地震が来るって言ってましたよ」
「はぁ、そうなんですか…」
次回へ続く⬇️
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