見出し画像

小学校3年生の学童。お留守番、夏休み、考えたことと準備したこと

私が会社員として働き続け、日々安心して仕事に取り組むことができているのは、学童保育所があったおかげです。

放課後、下校してきた子どもたちを「おかえりーー!」と出迎えてくれた学童の先生たち。
自主学習の見守りをしてくれたり、一緒にお部屋や校庭で遊んでくれたり。
夏休み、ハロウィン、クリスマスなどの季節のイベントを企画してくれたり、本当にお世話になりました。



■学童に通えるのは、3年生まで

我が家がお世話になった学童保育所は、小学校3年生の終了時に卒所するのが決まりでした。
またはそれより先に、子どもから「もう、学童に行きたくない」と言われる日が来るかもしれません。
高学年になると6時間授業の日も増えるから、下校して自宅に着くのは15時半〜16時くらい。
少しならお留守番できるかもしれないけれど、夏休みはどうしよう。
心配で心配で、当時はいろいろなサイトや口コミをたくさん調べました。


■まずは、ひとり帰りにチャレンジ

学童では、全員揃って点呼をとるとき「今日はどのように帰宅しますか?」と子どもたち一人一人に確認をします。
(そして、当日の予定を記載した連絡帳も毎日提出しています。)

◇「お迎えです」 →保護者がお迎えにくるまで待機する。
閉所時間の19時までに保護者が迎えに行きます。(地域によっては18時までのところも…。)
◇「集団下校です」 →17時(冬期間は16:30)になったら、地区ごとにわかれて下校する。
途中まで先生が引率してくれたり、近所のお友達がいれば一緒に帰れるけど、最後には(保護者が不在の場合は)一人でカギをあけて自宅に入ることになります。
学童の保護者会では、先生から
「一人での帰宅を始める練習は、日の長い夏のうちにチャレンジするのがおすすめですよ」
というお話がありました。


■子どもに相談してみる

2年生までは毎日「19時までにお迎え組」だった我が家。3年生になって集団下校を始めるか検討し始めました。
まずは本人に相談です。
「そろそろ集団下校にしてみる?」と聞いたところ、「やってみたい!」と前向きな返事。

「お迎え組」の子どもはお部屋に待機して、お迎えに来た大人と一緒に帰る。
一方で17時の集団下校組は、時間になると子どもたち同士でワイワイと帰っていく。
だから、「子どもだけで帰宅するのに、憧れていたんだよ…!」と嬉しそうに言われました。
そうかぁ…、そうだよねぇ…。
保護者が自宅にいないと、なかなかそれを味わえない。少し胸がキュンとなります。


■3年生の夏休み後半からスタート。いろいろ準備もした

3年生の夏休み後半からいよいよ集団下校を始めることにして、いくつか準備をしました。

・顔なじみのご近所数人にあらかじめお話ししておく
「そろそろ放課後一人帰りを始めます。何かご迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします。」
子どものいるご家庭からは「何かあったときは、知っている大人を頼るんだよ」とウチでも伝えていますよ、と言ってくださる方もいました。

・2種類のスマホアプリを準備
まず、見守り用GPSをランドセルに忍ばせて、帰宅の足取りを親のスマートフォンで確認できるようにしました。
そして、自宅ドアに後付け用スマートキーをつけて、子どもには子機で鍵の開閉をしてもらいました。
これで「学校から帰ってきて自宅に入り、自宅のカギを閉めた」ことが確認できます。

・可能な限り在宅勤務を入れる
まだコロナ感染が終息とならないうちは、父・母と可能な時はなるべく在宅勤務を入れるようにしました。
「ただいまぁ~!」と子どもが帰宅してきたときに「おかえり!」と言える、憧れの生活です…!

子どもがどこまで順応できるかは、やってみないとわかりません。
強気な性格でも怖がりかもしれないし、大人しい子でも度胸があるかもしれない。
難しそうなら週1回だけにするとか、始める時期を少し遅らせるとか、無理はしないでおこう…と、子どもの様子を観察しながらスタートさせました。


■4年生からは、学童のない夏休み

4年生になり、学童での生活は終了。
これまでお世話になった気持ちが込み上げ、しみじみとしてしまいます。
一方子どものほうは、家でYouTubeがたくさん見られるよ〜とのびのびした様子。
学童で読んだ漫画が面白かったとか、お楽しみイベントがあったとか、おやつを食べたこととか、あんなに楽しそうに聞かせてくれたのにな…。
しかし夏休みの間、ずっとYouTube三昧になっては困ります。いろいろと計画をしました。

・本人と夏休みの過ごし方のスケジュールを立て、毎日やることを決めておく。宿題も計画的に。
・徒歩圏内の塾に通わせ、短い時間でも外に出る時間を作る。
・父、母で日をずらして休暇を取ったり、休暇を半日ずつ取得したりして、丸一日一人になる日をなるべく減らす。
・キッズケータイのショートメールで、昼間もやりとりする。

様子をみながら、どうにか、どうにかやっていきました。
(自宅のカギをうまく開けられず、登校時の見守りおばさん宅へお邪魔させてもらっていたことも、一度ありました…。)

いずれは何でも一人で行動できるようになるけれど、まだ大人のサポートが必要な年頃。
このわずかな時期をどのように過ごしていくか。子どもが成長した今もいろいろ考えます。
フォローしてくれた学童の先生たち、見守ってくれた近所の方々。そして我が子に心から感謝しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?