見出し画像

「働くこと」について息子に話してみる

ある休暇の最終日。

「あーあ、また明日から仕事だなぁ~。」
「もっと休みたいけれど、働かないといけないなぁ。」

と、つぶやくと、小学生の息子が少し関心を寄せて、

「母さん、会社やめるの?」
「転職するの?」

なんて、聞いてくることがあります。


□仕事のこと、働くこと

わが家では、夫とよく仕事の話をします。

今自分たちがしている仕事の話、というよりも、「働くこと」そのものについて、とか、職業選択などについて、いろいろ話題が弾むことが多いです。

私がキャリコン受験の勉強をしている、ということも伝えています。

テレビでも、様々な転職エージェントのCMなどがよく流れてくる中、
「仕事をする」
「転職をする」

ということを、身近に感じているのかも知れません。


□息子への質問

そこで、聞いてみました。
「母さんは、なぜ働いているのだと思う?」

息子 「働いて、お金を稼ぎたいからでしょ?」

母 「じゃあ、お金が稼げたらどんな仕事でもいいの? 他に目的はないのかな?」

息子 「うーん…。わかった。会社の友達と遊びたいから!」

母 (そんなには、会社の飲み会には行っていないと思うけど…。)
「友達と遊ぶために会社に行っているのかな…。 他にはないかな?」

息子 「うーん。わかんない。」

母 「働くことの目的は、もっともっといろいろあるよ。」

息子 「ふーん。そうなの?」


□質問を重ねてみる

もう少し踏み込んだ答えが出てほしいところだけれど、難しいか。
さらに質問を重ねてみました。

母 「じゃあさ、子どもはなぜ、勉強をするのだと思う?」

息子 「えっと…、『やりなさい』、と言われているから!」

母 「そっか…。 じゃあ、なぜやりなさい、と言われるの?」

息子 「うーん。なんだろう。」

そろそろ、飽きられてしまうかな。

母 「勉強で、出来ないことが出来るようになったとき、嬉しいと思わない?」

息子 「うーん。そうねえ…。」

母 「そういうふうに、仕事も勉強も、パワーアップしていったら、また新しいことを身につけられるようになるよ。嬉しいと思わない?」

息子 「ふーん、まあ、そうかなぁ。」


□一番、言いたかったこと

「働くこと」の話をしていたはずだったのに、ずいぶん話を引っ張ってしまいました。

母 「じゃあね、最初の『母さんは、なぜ働いているか』の答えを言うね」

息子 「うん」

母 「母さんにとっては『働くことは、ごく自然で当たり前のことだから』だよ」

息子 「なんだ、それが言いたかったのかぁ。『そこに山があるからだ』状態ってことね…!」


専業主婦だった私の母とは、これまで、働くことについて共感したり、話し合ったことがほとんどありません。

それを不満に感じたことはないけれど、息子と「働くこと」について話すことって楽しいなぁ〜!
と新鮮な思いでした。

そして、少しでも、
「働く人」を身近に感じてもらえたり、
前向きに仕事をする思考が伝わったり
したらいいなぁと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?