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いつか観た映画

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映画をめぐる回想。
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記事一覧

いつか観たドラマ・「高原へいらっしゃい」(山田太一脚本、TBSテレビ、1976年)

TBSテレビで、1976年に放送していた山田太一脚本、田宮次郎主演のドラマ「高原へいらっしゃい…

三上喜孝
23時間前
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いつか観た映画・『青春デンデケデケデケ』(大林宣彦監督、1992年)

大林宣彦監督の映画「青春デンデケデケデケ」(1992年)は、直木賞をとった芦原すなおさんの同…

三上喜孝
2日前
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いつか観た映画・ソロモンさん(後編)

「ソロモンさん」こと広瀬正一は、本多猪四郎監督の映画「キングコング対ゴジラ」で、キングコ…

三上喜孝
4日前
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いつか観た映画・ソロモンさん(前編)

YouTubeで配信されている「とっち~ちゃんねる」にチャンネル登録している。 …あれ?ご存じな…

三上喜孝
5日前
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いつか観た映画・『異人たち』(原題:All of us strangers、アンドリュー・ヘイ監督…

『異人たち』(原題:All of us strangers、アンドリュー・ヘイAndrew Haigh監督、2023年、日…

三上喜孝
7日前
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いつか観た映画・『天間荘の三姉妹』(北村龍平監督、2022年)

当時4歳だった娘と2人で『天間荘の三姉妹』を観に行ったのは、若い友人にのんさん主演の映画『…

三上喜孝
12日前
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いつか観た映画・『ひまわり』(ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演、1970年)

いまから2年ほど前(2022年)のこと。 例によって文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」を聴いていると、月曜日のオープニングトークのドあたまは、いつも阿佐ヶ谷姉妹の美しいアカペラコーラスから始まるのだが、今日はそれがない。おかしいな、と思っていると、メインパーソナリティーの大竹まことさんがおもむろに、 「今日はこの曲から聴いていただきましょう」 と、いきなり曲が流れた。オープニングではあまりないパターンである。 流れた曲は、映画「ひまわり」のテーマ曲だった。むかし観た映

いつか観た映画・山田洋次『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981年)

「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」のマドンナは、松坂慶子である。 寅次郎は、瀬戸内海の小…

三上喜孝
3週間前
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いつか観た映画・大林宣彦『廃市』(1983年)

もう少しだけ、「廃市」について書く。 6年ほど前の2018年に行われた、ある本の出版記念の会…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・大林宣彦『告別』(2001年)

大林映画のファンならば、峰岸徹(1943~2008)が常連俳優であることはよく知られている。 峰…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・山田洋次監督「男はつらいよ 寅次郎と殿様」(1977年)

映画「男はつらいよ 寅次郎と殿様」は、アラカン(嵐寛寿郎)のコミカルで憎めない演技が光る…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・大島渚『戦場のメリークリスマス』(1983年)

坂本龍一さん(教授)の映画の思い出をもう一つ書く。 中学生の時の思い出の映画といえば、大島…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・「Ryuichi Sakamoto:CODA」(2017年)

2014年3月28日は、坂本龍一さん(教授)の1周忌である。 教授について書きたいと思いながら…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・演出の系譜

アメリカ映画「誰が為に鐘は鳴る」(アメリカ公開1943年)は、1936年から1939年まで第二共和制期のスペインで起こった内戦を舞台にした映画だが、原作は、アーネスト・ヘミングウェイが1940年に刊行した長編小説である。実際の内戦から、小説化、映画化に至るまで、じつに短期間であるにもかかわらず、大作映画と呼ぶにふさわしい内容で、この当時のアメリカの底力を思い知らされる。 日本で公開されたのは、戦後の1952年である。ちなみに「風と共に去りぬ」(1939年)が日本で公開されたの