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いつか観た映画

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映画をめぐる回想。
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記事一覧

いつか観た映画・『クラウドアトラス』(ウォシャウスキー姉妹、トム・ティクヴァ監督…

テレビ放映されていた映画『クラウドアトラス』を見たのが2016年のこと。 今まで見た映画の中…

三上喜孝
1日前
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いつか観た映画・『メッセージ』(テッド・チャン原作、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、日…

2017年の公開で、公開と同時に映画館に足を運び、強い印象に残った映画なのだが、いまとなって…

三上喜孝
2日前
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いつか観た映画・『茗荷村見聞記』(田村一二原作、山田典吾監督、1979年)

おぼろげな記憶なのだが。 小学生の頃、『茗荷村見聞記』という映画を、劇場に観に行ったこと…

三上喜孝
12日前
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いつか観た映画・『トノバン 音楽家加藤和彦とその時代』(相原裕美監督、2024年)

「トノバン」とは加藤和彦さんの愛称であることを、この映画で初めて知った。しかもそのイント…

三上喜孝
2週間前
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いつか観た映画・『アクト・オブ・キリング』(ジョシュア・オッペンハイマー監督、イ…

2014年の4月というから、私が山形での単身赴任を終えて、いまの職場に移ったばかりのときのこ…

三上喜孝
3週間前
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いつか観た映画・クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演『ハドソン川の軌…

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の映画「ハドソン川の奇跡」は、2009年に実…

三上喜孝
3週間前
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いつか観た映画・「チャップリンの独裁者」(1940年公開)

映画「チャップリンの独裁者」(1940年公開)は、チャップリン初の完全トーキー作品であるという。無声映画を通じてしかチャップリンを見ていなかった当時の人々にとっては、衝撃的な映画だったのではないだろうか。とくに最後の演説の場面は、トーキーでしか味わえない屈指の名場面である。 あらためて観て、笑いと涙と風刺が全部詰まっている、紛れもない傑作だと実感した。 「笑い」について言えば、、「動きによる笑い」は、ドリフターズに受け継がれているし、「ドイツ語ふうの演説」は、タモリの「4カ国

いつか観た映画・高橋幸宏『YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH!』(2024…

『Saravah!』は高橋幸宏さんが高橋ユキヒロ名義で1978年にリリースしたソロ・デビュー・アルバ…

三上喜孝
3週間前
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いつか観た映画・『蔵の中』(高林陽一監督、1981年)

あいかわらず若い読者はまったく知らないと思うが、高林陽一という映画監督がいた。 高林陽一…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・『Ryuichi Sakamoto |Opus』(空音央監督、2024年)

若い人には関心がないかもしれないが、中学生の頃、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ、細…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・ピクサー映画『インサイドヘッド』(2015年)

この映画は、11歳の女の子、ライリーの脳の中にある「喜び」「悲しみ」「怒り」「恐れ」の4つの感…

三上喜孝
1か月前
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いつか観たドラマ・「高原へいらっしゃい」(山田太一脚本、TBSテレビ、1976年)

TBSテレビで、1976年に放送していた山田太一脚本、田宮次郎主演のドラマ「高原へいらっしゃい…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・『青春デンデケデケデケ』(大林宣彦監督、1992年)

大林宣彦監督の映画「青春デンデケデケデケ」(1992年)は、直木賞をとった芦原すなおさんの同…

三上喜孝
1か月前
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いつか観た映画・ソロモンさん(後編)

「ソロモンさん」こと広瀬正一は、本多猪四郎監督の映画「キングコング対ゴジラ」で、キングコングのスーツアクターをしていたという。 ところで、本多猪四郎監督の「ゴジラ」第一作は、1954年11月に公開されている。ちなみに「七人の侍」の公開は、1954年4月。栩野さんの話によれば、1954年3月の第五福竜丸のビキニ環礁での被ばく事件のあと、1954年の5月に「ゴジラ」の企画が持ち上がり、8月に撮影を開始して、11月に公開したという。 そのゴジラのスーツアクターは、中島春雄である。こ