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34歩 友情には手入れが必要

高校時代からの友人数人と遊ぶ予定があり、週末が待ち遠しかった一週間。
高校を卒業してから10年以上経っていますが、同じクラスや部活の同級生とは、年に数回ほど会う関係が続いています。

私は自分から遊びに誘うのが苦手で、どちらかと言えば「誘われるのを待つ」と性格です。
また自分の悩みを素直に伝えたり、本音で何かを言い合うことも苦手なので、特定の友人と深い関係になることがあまりないのです。
いわゆる「親友」と呼べる友人はいないのかもしれません。



しん‐ゆう【親友】
信頼できる親しい友。仲のよい友人。「無二の―」

広辞苑


TVを見ていると、「親友」という言葉をよく耳にする気がします。
番組に登場するときに、「親友の●●さんにご登場いただきましょう」とか、「彼女とは共演して以降、親友になって~」みたいなことを聞くたびに、みんなそんな簡単に親友になれてすごいな、と思ってしまいます。

何人もの親友が出てくる芸能人の方っていますよね。それだけ互いが魅力的なのか、もしくは親友という定義に対してのハードルの違い、もあるのかもしれません。


なんでも話せる、が親友の定義なのだとしたら私には親友はいません。

でも、1人では抱えきれないような困ったことあったら助けたいと思うし、定期的に会って話をしたい友人は何人もいます。
「親友」はいないかもしれないけど、適度にお互いを気に掛けている存在がいる。それくらいの友情があれば、充分なのもしれません。




東レ取締役経営企画室長や東レ経営研究所社長を歴任した、佐々木常夫さんの著書に
「友情は手入れが必要」という言葉があります。
大人になるにつれて意識しないといけない気がします。

友人から、「久しぶりに会おうよ」、と声を掛けられるのは嬉しいものです。
未来に続く友情にするためには、相手の誘いを待つという姿勢ばかりではなく、自分からも相手を想っていることを行動に移さないといけませんね。

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