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35歩 歯医者さん選びは慎重に


社会人になって以来、歯の定期検査を半年くらいのペースで受けています。


中学時代の事務の先生から
「社会人になったら、歯科検診は自分で行かないといけないの。年に数回は行ったほうがいいのよ。」
と言われたことが、ずっと頭の隅に残っていました。上品で素敵な方だったので、そういう大人のいうことは参考にしたほうがいいのかも、と子供ながらに感じたのかもしれません。

自分の両親は、歯が痛くなってから歯医者にいくタイプです。なので、定期検査に自主的にいく私を不思議そうにみていました。



そんなわけで、引っ越し先でも「歯医者さんを探さねば!」と思ったのです。


Googleマップで口コミも読みつつ、駅前の歯医者さんに行くことを決めました。口コミも良さそうだったのと、なにより夜8時まで診療をしているのが最大の決め手でした。仕事終わりに行ける病院は助かります。


初回はレントゲンを取って、虫歯のチェック。

地元で通っていた歯医者さんでは、定期検査に行っても虫歯は無くて、歯石の除去で終わることが多かったです。
ところが、新しい歯医者さんに行ったら虫歯が数カ所あると言われてしまいました…。ここ数年は虫歯がなかったのでちょっとショックでした。
でも説明もとても丁寧で、初めての治療は「よい歯医者さんを見つけられたかも」、と満足して終わりました。



それ以降、治療が数回続きました。
2回目の治療で驚いたのは、先生が変わったことです。その歯医者さんは医師が数人いるタイプで、毎回見る人が変わります。
2回目の先生は治療が荒っぽくて、「最初の先生がよかったなぁ…」と思ってしまいました。


それ以降も毎回先生が変わります。
そして、治療がなかなか終わらないのです…。


まず、銀歯の劣化を指摘されました。
たしかに、治療をしたのはもう10年以上も前です。ネットで調べても、銀歯の交換は10年ごとに、的なことが書かれています。なので、不思議に思わずお願いしました。


そのあとは、黒ずんだ虫歯の治療を進められました。
削り終わって、詰め物をしてもらったのですが、舌で触るとすごくガタガタしています。普通はツルンとしているはず、と思い調整をお願いしました。

なのに、何度削ってもらってもよくなりません。むしろ悪化している気すらします…。
これ以上削られたらダメな気がすると思い、「もう大丈夫です…」と伝え、治療を終えました。


翌日に舌で触っても、やはりガタツキは残っています。フロスをしても糸が切れてしまうような仕上がりです。
他にも治療中に、今まで通った歯医者さんでは感じたことのない、たくさん違和感がありました。


そして、歯医者を変える決心したのです。

次に行った歯医者さんは、少し年配の、とても穏やかに話す先生です。
詰め物のガタツキを直して欲しいと伝えると、とても丁寧にツルンとした表面に整えてくれました。
そして私の歯をチェックして、言ったのです。


「今のあなたの歯で治療しなくてはいけない箇所は、ひとつもないですよ」と。


衝撃です。前の歯医者さんでは、あと数カ所は治さないと駄目ですと伝えられていましたから。


新しい先生いわく、駅前の歯医者から転院する方が私のほかにもおられるんだそうです。
不必要な治療を進めるようなやり方に、とても憤りを感じるようなことを仰っていました。患者は医者を信じて治療をするのだから、そんなことをしてはいけない、と。


すこし遠回りをしましたが
よい歯医者さんに巡り会えてよかった!


とはなりません。お金も余計にかかったし、なんてことをしてくれたんだと、今年1番のムカつき度合いです。
同じ人が少しでも減るように、速攻でGoogleマップの口コミに星1を付けて、注意喚起しておきました。





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