男子バレーボール日本代表vsイタリアを振り返る
フルセットに及ぶ激闘の末、セットカウント3-2で敗戦。
2セット連取からの大逆転を許し準々決勝で日本のメダル獲得への夢は
途絶えてしまいました。
石川祐希選手の大復活、西田選手の絶好調のプレーの数々、髙橋藍選手の攻守での覚醒、面白いように決まった山内選手のクイック。
見どころ満載で勢いも含めて日本のアップセットが現実的かに思えた試合でした。
しかし、さすがのイタリア。セット数を重ねるごとに攻撃の精度が上がり、際どいボールもしっかり拾う。
日本をじわじわと追い込んでいました。
本当にあと1点。あと1点が届かなかった。
悔しいの一言につきます。
観戦していた私自身がテレビの前で悔しいと思っていたのですから、プレーしていた選手達はもっと悔しいと思っているはず。
試合が終了した瞬間に涙していた選手達。
特に髙橋藍選手の涙にはもらい泣きをしてしまいました。
第3セットあたりから石川選手がブロックに捕まるようになり、西田選手も得点が伸び悩みはじめたところで、それまで守備やトスに専念していたのですが、一気にアタックモードに突入しました。
チームの状態を見極めて自身が今やるべきことに瞬時にフォーカスできる才能。
今後の日本代表を背負っていくに相応しい活躍を見せていたと感じます。
ブラン監督とメダルを獲得したかったという発言からも必ず勝つという
意識が全面に出ていました。
結果は準々決勝敗退ではありましたが、確実にメダルに手が届くチームだったと感じます。
4年後に向けて、負けた瞬間から次がスタートする。
監督は退任。
代表を引退する選手。
しばらく代表活動をお休みする選手など。
4年後はまた違ったメンバーで今と全く違うチームになっているかもしれない。
それはそれでとても楽しみですが、やっぱり今の感情はパリ2024の男子バレーボール日本代表が好きだと強く思います。
間違いなく最高のチームでした。
本当にお疲れ様でした。
選手達と共に喜び、悔しさを共有できて幸せでした。
バレーボール最高です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?