サマルカンド（ウズベキスタン）の綿に憧れ、Tシャツを作る
やっと桜の開花が始まり、本格的な春の到来ですね。こんにちは。Tシャツクリエーターのテリーです。
今回は4月中旬に発売される「デフィレ」のTシャツが、希少素材のウズベキスタン産の綿「サマルカンダリア®コットン」を用いているので、そのプロモーションも兼ね、この希少な素材の魅力を物語調でお話してみたいと思います。
注：完璧に正確に捉えていない部分もあるかもしれませんが、ご容赦下さい
ウズベキスタンってどこ？
中央アジアに位置し、1991年旧ソ連から独立した、比較的新しい国です。
人口は約3100万人で日本の約4分の１。面積は日本の1.2倍。
首都は、タシケント。GDPは世界70位前後、宗教はイスラム教が主流で、
サッカーが盛んな印象があります。
産業は綿花栽培が盛んで、実は、世界第6位の綿生産国なんです。
ところが・・・
ウズベキスタン綿の概要と悲しい歴史
ステップ気候～地中海性気候へと移り変わる、乾燥＆温暖な気候で綿花の栽培に適し、旧ソ連時代から本格栽培開始され、主要産業となっています。
また、その気候背景から、綿花の肝となる「良質な乾き」がありクォリティの高い綿に育ちます。
（充分な乾きがないとワタが育ってもコットンボールが適度にはじけない）
ただ残念なのは・・・
旧ソ連から続いていた「強制労働」「児童労働」の慣習＝負の遺産により、10年以上前に国際人権団体コットンキャンペーンから不買運動が起こり、
ウズベキスタン綿は事実上、世界の表舞台で流通困難になりました。
その後、
ウズベキスタンは国を挙げて劣悪労働環境の改革を行い、2022年3月に、同団体より不買運動の解除宣言が行われ、陽の目を見ることになりました。
あまりに良質で安価なウズベキスタン綿の争奪戦が勃発
【白い金（ホワイトゴールドラッシュ）】と呼ばれるくらい、不買運動解除宣言を受け、欧米、日中韓が、その良質な綿を求め、激し争奪戦が始まります。特に財閥資本を元手に韓国企業が深く入り込み、中国も強力参入。日本は、品質基準の厳しさやロットの面で苦戦を強いられますが・・・
一人の情熱のある日本人商社マンの奮闘～「サマルカンダリア®」コットン誕生へ～
しかしながら、同国の良質で実用性の高いコットンに惚れ込んだ、日本の商社マンが孤軍奮闘。日本との取引に消極的だった、同国政府や綿生産企業と粘り強く折衝、協業し、世界基準の品質、生産背景確保に成功。このウズベキスタン綿を、同国の代表的都市サマルカンドに想いを馳せ、
「サマルカンダリア®」としてBR商標登録し、つい最近になって、今治タオルなどから本格生産が開始されました。
サマルカンドってどんな都市？
古くから中央アジア、シルクロードのほぼ中間に位置し、東西文化の交流が盛んな都市として栄えたサマルカンド。
●ウズベキスタン第2の都市（人口55万➡松山、姫路、宇都宮と同等）
※奈良と姉妹都市
●シルクロードの中間点に位置し、交易都市として発達 ➡「サマル」＝人々が出会う 「カンド」＝街 という素敵な意味があります
●世界遺産都市➡市内のレギスタン広場の遺跡、モスク、景観の美しさ
●「サマルカンドブルー」➡ステップ気候特有の抜けるような青空、モスクに使われたタイルのラピスラズリ色（瑠璃色）からこう呼ばれます
「サマルカンダリア®」コットンの特性、長所
「白い金」と称される宝石のように白く輝くこのコットンは、
①至極の風合い・・・収穫された綿の中でも、特に毛足の長く、柔らかなものを、一つ一つ選別「手摘み」し、さらに厳選した良質なモノだけを使用
②光沢と艶・・・３０ｍｍを超えるものを長繊維綿と呼ぶが、サマルカンダリアも同様で、シルクにも似た艶やかさ、美しい光沢
③希少性・・・実質、一昨年、昨年からの本格流通であり、市場に大量には出回っておらず、知る人ぞ知る希少なコットン
④良質なのに超高額ではない・・・前述の長繊維綿の代表として海島綿（シーアイランドコットン）が挙げられるが、とても高価。しかしながら、サマルカンダリアはそこまで高くなく、買い求められる製品価格になり得る
デフィレは「サマルカンダリア®」コットンをTシャツに！
デフィレは、この素敵な素材「サマルカンダリア®」に、ポリエステル機能素材をブレンドし、
・接触冷感性
・編地変化（バーティカルケーブル）による素材の立体感
・染色性の妙 ➡「サマルカンドブルー」の色感へ
・型崩れ、耐久性へのケア
を「サマルカンダリア®」本来の質感と融合したものに仕上げています。
そしてデフィレは、この希少で良質な素材を、お客様に味わって頂きたいと心から願い、製品として世に送りだしていきたいと思います。
4月中旬から販売開始しますので、ぜひ袖を通してみて下さい。よろしくお願い致します。
＊デザインは、「丸首Tシャツ」と「半袖スキッパーポロ」の2型です
ホームページ、ECサイトにも4月中旬から掲載予定
デフィレホームページ
デフィレ オンラインストア
デフィレ Youtubeショートムービー集「テリーちゃんねんる」
★素敵なので是非見てみて下さい
注：大人気の「テリちゃんねんる」ではありませんのであしからず(>_<)
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