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遊びに集中する子どもたちを大人がうらやましがる

 来てくださってありがとうございます。

 ゴールデンウィーク後半戦。
 お天気もよく、最近自転車に乗れるようになった息子と一緒に
近くまで散歩に出かけた。
 広場で、自転車を思いっきり漕ぐ。
 1年前はこの場所で補助輪を付けたまま乗ってたよね、と話しながら
成長を喜ぶ。

 途中でシロツメクサを見つけ、
「四つ葉のクローバーは、珍しいんだよ」
と伝えると、あっという間に見つけた彼。
 「ここにもあったよ!」と次々と四つの四つ葉のクローバーを
見つけた。
 「やったー、いいことあるわ」
と嬉しそう。

 その帰りに近くの公園へ。
 「ここにも、クローバーあるかもね」

 たまたま、一緒になった昔からの知り合い。
子供の年齢も近く、一緒の保育園だったこともあり最初は
お互い距離感を確かめながら、遊んでいた。

 鬼ごっこをしたり、滑り台をしたり・・と遊具は数個しかないが
どんどん遊びを繰り広げる。
 
 いつしか、とんぼがたくさん飛び始め、息子はヘルメットで、友達は
帽子でトンボを捕まえようとする。
 たぶん、捕まらないだろうと思いながらも、追いかけること自体が
彼らにとって楽しい。

 その日、その場で楽しむ事ができる子どもたち。

「私は、それが出来ているのだろうか」

とはしゃぐ彼らを見て思う。
そして、うらやましく、まさしく今を生きている感じがした。

 大人になると、将来のこと、老後のことを心配し身動きがとれないこともある。もちろん、それは大切なこと。
行き当たりばったりでは、自分を苦しめることにもなりかねない。

 今の延長線上に未来はある。

 そこを意識しておかないと、ずっと不安を抱えたまま。

 今を生きる事の大切さを、お昼ごはんなんて気にしないで遊ぶ子供たちを見て学ぶことが出来た日だった。

  

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