トリアージ・タッグ(医療ドラマでよく見るやつ)
コードブルーやTOKYO MERなどでよくみるやつです(^^♪
トリアージタッグとは、トリアージの際に用いる識別票(下図)のことです。言い換えると、トリアージタッグとは、トリアージの結果を記載するメモ帳です。これをすることで、トリアージの重複を防ぎ、患者の搬送や治療を効率的に行い、より多くの人命救助が可能となります。
災害現場で救助した負傷者は、トリアージ実施責任者によりトリアージ区分に分けられます。そして、その区分に基づき医療機関に運ばれ必要な処置、治療を受けることになります。タッグに記載された内容は、適切な治療を受けるための重要な情報であり、被災地内の医療機関においては、簡易カルテとして利用することも可能です。また、受入れ患者の総数や傷病程度別患者数をより的確に把握するこができます。
実施するトリアージナース(実施者)は、負傷者の右手首にタッグのゴム輪を二重に巻きつけますが、不可能な時は左手首→右足首→左足首→首の順になります。尚、タッグ用紙は3枚つづりで、1枚は災害現場用、2枚目は搬送機関用、3枚目本体は収容医療機関用となっています。
それぞれの区分色(上図)について
・黒タグ 優先順位:4位 (不処置群・DECEASED)
特徴 息をしていない・救命が困難
・赤タグ 優先順位:1位 (最優先治療群・IMMEDIATE)
特徴:重症でバイタルが不安定・急げば救命可能
・黄タグ 優先順位:2位 (非緊急治療群・DELATED)
特徴:バイタルが安定しており、待機可能
・緑タグ 優先順位:3位 (軽傷群・MINOR)
特徴:軽傷で専門的な治療を必要としない
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