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新木鉱泉(埼玉県秩父市)へ行く前に秩父散策を

埼玉県秩父市にある新木鉱泉へ行ってきた。

秩父はとにかくパワーみなぎる場所だと聞いていたので、新木鉱泉へ向かう前にちょっとだけ散策をしていた。
今回はその秩父散歩の話。


秩父は周囲を山々に囲まれており、その豊かな森林資源・水資源・鉱山資源と共に古くから人々の暮らしが営まれてきた。
秩父往還道※によって、峠を越えた上州、信濃、甲斐、武蔵の国々と繋がり、山間地にも関わらず、多くの人と物が集まり栄えた歴史の深い地域であるという。

秩父往還道※
中山道熊谷宿がある石原村(現:熊谷市)を起点として荒川渓谷沿いを通り、秩父大宮(秩父市)のある秩父盆地を横断し、雁坂峠を越えて甲州に入り甲府に至る街道

秩父を代表する山 武甲山
石灰岩質の土質で山の北側は
セメントの採掘のために削られ、
人工的な段差が見られる異様な山容。

この武甲山を御神体としているのが、秩父地方の総鎮守である秩父神社。
散歩はこの秩父神社からはじめた。

秩父三社のひとつ…「秩父神社」

大鳥居

三峯神社・寳登山神社とともに秩父三社のひとつに数えられる秩父神社。
創建は第10代祟神天皇の時代…つまりすごくすごくすごく古い時代からある神社というわけ。

手水舎
流れでる水は御神体 武甲山の伏流水。
「盥漱」と書かれているので、
たらい(盥)と、うがい水(漱)の意味から、
手を洗い口をすすいで身を清めましょー
とあらわしているんだね。
神門
御本殿
1592年に徳川家康公が寄進されたもので、
江戸時代初期の建築様式を
見ることができる。

御祭神は四柱祀られている。
八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)

知知夫国の初代国造に任命された
知知夫彦命が、自身の祖神 八意思兼命を
お祀りしたことがはじまり。

八意思兼命は知恵の神様として知られているので御神徳は学業成就はもちろんだが、商売繁盛、家内安全と多岐にわたる。

八意思兼命は、
天岩戸に隠れた天照大御神を誘い出す
祭祀の演出を提案した神様ね。

秩父神社と言えば御本殿の彫刻に目を奪われる。

正面。
大黒様と恵比寿様好きとしてはたまらん。

御鎮座2100年奉祝事業として2019年から4年間かけて彫刻の塗り直しをしていた。
彩色には、鉱石を砕いた岩絵具をつかっている。確かに色合いや艶やかさはすばらしい。

子宝子育ての虎
名工左甚五郎が、寄進した家康公の威厳と
ご祭神を守護する神使として刻したもの。
当時の狩野派では虎の群れの中に必ず一匹の豹を描くことが定法とされていたことから、
母虎があえて豹として描かれている。
お元気三猿
こちらの三猿は
「よく見・よく聞いて・よく話そう」
という元気な三猿。
これってみんなが笑顔になることだよね‼︎大事‼︎
北辰の梟
体は正面の御本殿に向き
頭は正反対の真北を向いて
昼夜を問わず御祭神をお守りしている。
御祭神である天之御中主神は
北極星を神格化した北辰妙見様とも呼ばれ、
この梟の見ている方角に妙見様が出現する。
つなぎの龍
天ヶ池に棲みついた龍が暴れた際には、
必ずこの彫刻の下に水溜りが
できていたことからこの彫り物の龍を
鎖で繋ぎ止めたところ、その後、
龍は現れなくなったという
不思議な伝説が伝わっているという。
ちゃんと鎖で繋ぎ止めてあるんだよ。

せっかくだからおみくじでもしていこうか。
結果がよくても悪くても、なにかあと押しをしてくれるかもしれない。
秩父神社のおみくじは「水占みくじ」。武甲山を水源とする伏流水の小川にひたして占う。

いざっ‼︎



おーー、文字が浮き出てきたよ‼︎

末吉‼︎
願い事…すこし暇がかかるが叶う。
叶うならよしとしよう‼︎

そして御神木にも触れる。

秩父神社はパワースポットとして知られている。
わたしはスピリチュアルなことはわからないけど、パワースポットと呼ばれるところは気持ちがいいなーと思えたり、なんだかわくわくするなーと思えるところが多いように感じられる。
そんな気持ちで神様と触れ合っているのなら、そのあとはいいことしか起きないよね。
うん。わたしもいいことしか起きないような気がしてきたよー。

秩父神社の参道…「番場通り」
秩父神社の参道は番場通りと呼ばれている。
大正後期から昭和初期にかけて建てられたモダンな建物が数多く残されているので、散歩するのがとても楽しい。

旧片山醫院
登録有形文化財に指定されている
小池煙草店
岩田医院
現存しているモダンな建物の多くが
病院というのは興味深い。

その中でもひときわ目立つ建物で本日のお昼ごはんをいただく。
お店の名前はパリー食堂

パリー食堂
こちらも登録有形文化財。
3階建に見えるが、実は木造2階建。
建物の正面だけをコンクリートなど耐火素材で覆っている木造の建物で看板建築と呼ばれている。

食堂内も懐かしさを感じる。
今、このレトロさが流行っているんだよね。
日常生活の「美」が皆をわくわくさせているのかなー。

こちらのおすすめはいくつかあるが、やはり定番を食べたい。 
トマトケチャップで味付けされたチキンライスを固めの卵焼きで包んでいるオムライス。

ザ定番‼︎…なオムライス。
フルーツたっぷりのっているのが嬉しい。
父たきおが注文したラーメンも
これぞという見た目と味わいで安心する。

食べ終わって、ごちそうさまのあいさつをしに厨房をのぞくとマスター川邉義友さんの姿が‼︎
たびたび雑誌やテレビでお見かけしていたので、あいさつできて嬉しい‼︎
働く人の姿に出会えると、こちらも元気をいただくよね。ありがとう、パリー食堂‼︎

パリー食堂マスター川邉義友さん。
西武沿線情報マガジンぐるっとプラスより
https://grutto-plus.com/

おなかいっぱい食べたというのに、デザートが食べたくなったので、シメはこちらで。
ジェラートショップSUN DOLCE(サン ドルチェ)

秩父神社の目の前にあり。
秩父産の食材をつかった手作りジェラート。
常時16種類が並んでいる。
うわーー迷うよーー。
日本一に輝いた秩父自慢のウイスキー
「イチローズモルト」味と
秩父産「ラズベリー」味。
うまい‼︎ ほんのりウイスキー味が大人の味。


秩父は確かにパワーあふれる町だった‼︎
そんな町だから、わくわくするし楽しいなーと思うんだよね。そうなると心も体も元気になる‼︎
そう考えるとパワースポットってあっちこっち日常生活にもころがっているのかもしれない。
どうしても日常生活に追われがちだけど、自分でわくわく見つけて自分のパワースポットをあちこちつくっていきたいね。

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