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Pillow's BAR special【スズムラ編】




『よっ、あかつきぃ……』

何件目の勢いか、お越しになったのはnoterの『スズムラ』氏こと『スズタニ』さんだ。

どっぷりお世話になっているお方。
足を向けて寝れないとはこの事か。
長編小説のビジュお手伝いから、
スピンオフ、最終的にはテーマソングの作詞まで。
多岐に渡るご活躍である。

お世話になりすぎて、長編小説に本人を登場させてしまった勢いで、キャラで来てもらった(笑)


しまいにはスピンオフで『わたし』自身も物語の中へ放り込まれるお返しをして頂いたり✨


そんなふたりのやりとりを。



『今日はちょっとイメージ違いますね、スズタニさん』
「仕事でちょっとねぇ、いつもの感じじゃ勤まらなかったのよ」
『何軒目っすか?』
「3軒目っ!あたしだってたまには飲みたい時もあんのよぉ」
『今日は奢りますよ、いつもお世話になってますからね』

「まじ?ありがと、あかつきぃ……それに
してもさ、あんたの能力便利よねぇ……BARのマスターの時の顔、『あの人』よね?」

『ええ……そうです。『あの人』はわたしの中に居ますから』


cocktail  ブラックソルティドッグ

使うウォッカを『BLAVOD』という
ブラックウォッカを使った
ソルティドッグ。
香草のエキスが加わった風味豊かな黒色のウォッカ『BLAVOD』
もはや終売でお目にかかれないという噂のシロモノだ。


ソルティドッグのカクテル言葉は
『寡黙』
『豆島圭』さんの時にお出ししたが、
あえて作りかえたブラック
ソルティドッグのカクテル言葉は
わたしが作ろう。
『暗黙』だ。


「美味いっ!これ!」
『でしょう?わたしも昔飲んだことがあって、ハマってたんですよ』
「ウォッカだけ飲んでみたい!!」
『いやそれがねぇ……』

「随分小さいglassじゃない……
美味しいけど」

『もう手に入らなくてね、黒いウォッカ。最後のひと振りです』
「へぇ、初めて飲んだかも」
『わたしの能力の事は、住民の皆さんには内緒ですよ?もちろん、この地下の事もね』
「わかってるわよぉ、あたしらみたいなヤツらは闇に紛れてた方がやりやすいのはよく分かってる」

刹那。

BARの外から殺気を放つ輩が数名。

「やば、つけられてたかな」
『場末の此処ならと殺気立ってるようですねぇ……』
「悪いから片付けてくるよ」
『お客さんに行かせる訳にはいかないでしょう?ましてやレディです。わたしが行きますよ』

ーーとはいえ、わたしより全然お強いでしょうけど(笑)


BARの外へ。

無骨な男が3名。
「スズタニを出せ。でなければーー」

『能力発動ーー焦熱burning Inferno

男が言い終わる前に夜が照らされる。
光源はーー焔。


『場末のBARなら殺れるとでも思ったか?』

3人の男達が息を呑む。
灰燼かいじんと化せ』

強烈な業火に巻かれ、男達はケシズミとなり消えていった。



「あんまり飛ばすとガラス割れちゃうわよ?」
『久しぶりに使ったもので、少々加減が難しくて』
「『あの人』の能力……だもんね」
『ええ、受け継いだ能力ですから。滅多に使いませんのでーー』
「今日は暁月夜も飲みなよっ!ね!?」
『そうしましょっか!貸切にします』


飲みながらーー過去の話が始まる。



『胸いっぱいのアイと情熱をアナタへ』× 『Pillow's BAR』


#スピンオフ




今宵もご来店ありがとうございました。
1周年おめでとうございます。
┏○ペコッ


サポートなんてしていただいた日には 小躍り𝑫𝒂𝒏𝒄𝒊𝒏𝒈です。