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学生臨時戦争

学校を休んだ。特に特別な理由がある訳でもなく、強いて言えば少し体調が悪いくらいで気分が乗らなくてテストがあって実習があって提出物があるくらい。すみませんこれが理由でした。

電車に乗りながら飛行機雲を見つめていたらふと海に行きたくなりました。同じ専攻で、学校を辞めた友達に連絡をしてみると、直ぐにLINEは返ってきたのでこれから海へ向かおうと思う。

今の学校には行きたくないと負けた私だけれど、高校生にとても戻りたくなったので友達に制服を着ようと提案した。案の定少し引き気味。攻防を繰り返して無事勝訴。19歳高校生します。

元々中高休みがちで欠席日数留年ギリギリを攻めている身であるから、あまり休む事に抵抗は無い。休む事に抵抗は無いが電話は緊張する。

学校に行けない程の体調不良では無いが体調不良を装って「もしもし」と弱々しい声を吐く。
心配だか説教だかを垂れている先生に申し訳ないと思いつつも頭は遠出する事でいっぱいなので曖昧な返事と謝罪を繰り返す。どーすんのもう、来れんの?という先生にいやぁ…と。休めたが勝ったようで負けた気がした、こんな生徒でごめん先生。

祖母は共犯なのでそろりと帰宅。
祖父と母が交互に出て行ったり帰って来るのをタイミングを見計らって出掛けるを準備する。見付かればひとたまりもない。

メイクは終わったのに準備は終わったのに祖父がお昼休憩で帰ってきてしまったので急いで自室に戻る。待ち合わせの時間と出れる状況にない今で狼狽える。

布団に隠れながら今最後の戦争作戦会議中です。

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